名取川橋梁
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歴史
| 名取川橋梁 | |
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名取川橋梁周辺の空中写真。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)(現・地図・空中写真閲覧サービス)の空中写真を基に作成(2022年7月2日撮影) | |
| 基本情報 | |
| 国 |
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| 所在地 | 宮城県仙台市太白区 |
| 交差物件 | 名取川 |
| 路線名 | 東北本線 |
| 管理者 | 東日本旅客鉄道 |
| 着工 | 1992年[1] |
| 竣工 | 1996年[2] |
| 開通 |
1998年(下り線切替え) 1999年(上り線・貨物線切替え)[1] |
| 座標 | 北緯38度12分23秒 東経140度52分59秒 / 北緯38.20639度 東経140.88306度 |
| 構造諸元 | |
| 上部工材料 | PC |
| 下部工材料 | RC |
| 全長 | 512.2 m[3] |
| 最大支間長 | 108.6 m[4][5] |
| 地図 | |
| 名取川橋梁の位置 | |
| 関連項目 | |
| 橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 | |
東北本線の名取川橋梁は南仙台駅と太子堂駅の間にある。現在の名取川橋梁は1996年(平成8年)に竣工したもので[2]、1998年(平成10年)と1999年(平成11年)に旧来の橋から線路が切り替えられた[1]。橋長は512.2メートル[3][6]。日本国内では初めてのプレストレス卜コンクリート斜版橋(PC斜版橋)であり[2][注釈 1]、2径間連続PC斜版橋4連で構成されている[5][7]。橋梁全体の剛性が高く列車走行の影響を受けても橋が変形しにくいため、PC斜版橋は鉄道橋に適していると評される[2][4]。名取川橋梁は1996年度の土木学会田中賞を受賞した[8]。
東北本線の名取川橋梁は明治時代に建設された橋長256.2メートル[1]の8径間トラス橋が使われ続けていた[9]。しかし、この橋梁は治水上の問題を抱えていた。名取川橋梁付近の河川堤防幅は512メートルである。一方、名取川橋梁の部分のみ、橋両端のアプローチ部分が堤防内へ100メートル以上突き出し、有効川幅が上流側と比べて約半分の226メートルと狭かった。この状態では治水上の安全性に懸念があるため、建設省(当時)と東日本旅客鉄道が共同で名取川橋梁の架け替え事業を実施した[1]。
架け替え工事は1992年(平成4年)に着工された[10]。旧来の橋梁と東北新幹線の橋梁の中間に新しい橋梁が建設され、橋自体は1996年(平成8年)に竣工した[2]。1998年(平成10年)にまず下り線が、1999年(平成11年)に上り線と貨物線が旧橋梁から新橋梁に切り替わった。その後、懸案だった旧橋梁のアプローチ部分が撤去され、この事業は2000年(平成12年)に終了した。総事業費は約82億円だった[1]。
東北新幹線
| 名取川橋梁 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国 |
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| 所在地 | 宮城県仙台市太白区 |
| 交差物件 | 名取川 |
| 路線名 | 東北新幹線 |
| 管理者 | 東日本旅客鉄道 |
| 着工 | 1973年[11] |
| 竣工 | 1975年[11] |
| 座標 | 北緯38度12分23秒 東経140度52分59秒 / 北緯38.20639度 東経140.88306度 |
| 構造諸元 | |
| 全長 | 525 m[11] |
| 地図 | |
| 名取川橋梁の位置 | |
| 関連項目 | |
| 橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 | |
東北本線の名取川橋梁の上流側に東北新幹線の名取川橋梁が架設されている。東北新幹線の名取川橋梁は橋台2基、橋脚9基、3径間連続PC桁2連、4径間連続PC桁1連で構成されている。橋長は525メートル。名取川橋梁部分の東北新幹線の線形は半径4000メートルの曲線とそれに接続する緩和曲線である[11]。
東北新幹線の名取川橋梁の建設は1973年(昭和48年)1月に始まり、1975年(昭和50年)10月に竣工した。しかし1978年(昭和53年)の宮城県沖地震で橋が損傷したため、樹脂の注入やコンクリート巻き立てによる橋の補強が行われた[11]。なお、名取川橋梁を含む東北新幹線の大宮駅から盛岡駅の間は1982年(昭和57年)6月に開業した。