呪術廻戦≡

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呪術廻戦≡
ジャンル 少年漫画
ダーク・ファンタジー
バトル
漫画
原作・原案など 芥見下々
作画 岩崎優次
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ コミックス
発表号 2025年41号 - 2026年15号
発表期間 2025年9月8日[1] - 2026年3月9日[2]
巻数 既刊2巻(2026年3月4日現在)
話数 全25話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

呪術廻戦≡』(じゅじゅつかいせんモジュロ)は、原作:芥見下々、作画:岩崎優次による日本漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)において、2025年41号から2026年15号まで短期集中連載された[1][2]。同誌にて2018年から2024年まで連載されていた『呪術廻戦』のスピンオフ[1]

死滅回游から68年後、2086年の地球。突如としてシムリア星人を名乗る地球外生命体が宇宙船と共に飛来した。乙骨憂太・真希の孫である呪術師、乙骨真剣憂花の兄妹は、査察役として同行したマルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリと共に呪術師としての任務に挑む[3]

登場人物

主要人物

乙骨 真剣(おっこつ つるぎ)
憂太と真希の孫。憂花の兄。17歳で京都高専2年。おばあちゃん子。
お守りとして祖父の指輪が必要ないと周囲に認めさせ、憂花に指輪を返したいと思っている。憧れの祖母のようになると決意する。
生来の呪力や術式を持たずに生まれた代わりに、身体能力が高い天与呪縛のフィジカルギフテッドだが、呪具の呪力を用いることでシン・陰流などの呪術を扱う。所有する刀「火之夜藝(ほのやぎ)」は、鍔と鞘で起こした火花を刀身に乗せる能力を有する呪具。
術式一覧
シン・陰流(シン・かげりゅう)
抜刀(ばっとう)
呪具の能力を利用した燃える居合。
簡易領域・斑(かんいりょういき・まだら)
斑模様状の結界を展開し、内部に侵入したものを全自動(フルオート)反射で迎撃する。
乙骨 憂花(おっこつ ゆうか)
憂太と真希の孫。真剣の妹。2070年3月18日生まれ。16歳で京都高専1年。おじいちゃん子。
幼少期からおてんばな性格で、お守りとして6歳の時に祖父の指輪を渡される。祖父の死後、指輪を親に取り上げられてから真剣と仲違いしていた。指輪に相応しい術師として、祖父のように強くならなければと考える。
術式は旧御三家・禪院家相伝の「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ」)
脳に悪性腫瘍があることが判明し、2086年10月に余命半年を宣告される。翌年の1月にダブラの決闘代理人として戦うこととなった。
術式一覧
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)
影を媒介にした式神術。現在の五条家では禁術扱いのため、一部の式神の能力を引き出す形でのみ運用が許されている。
狗顎爪(くがくそう)
能力を引き出した式神の呪力特性を乗せた形象拳。打撃に斬撃が付与される。「狗顎爪・咬捻(こうねん)」という捻るような打撃技に派生する。
八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)
十種影法術の中でも「あらゆる事象への適応能力」を持つ最強の式神。実質的に調伏が不可能であり、敵を調伏の儀式に巻き込み自滅するという形でしか運用ができない。
マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ
シムリア星人の特使。ルメル族の戦士。地球換算で19歳。クロスの双子の兄。頭頂部でヘアバンドをしている。あだ名は「マル」。
地球の呪術師に関する情報を得るため、表向きは監査役の外国人術師という立場として、乙骨兄妹に同行した。しかし彼らを助けるために術式を使ったことで宇宙人だとバレてしまう。
クロスと相互理解できないことに心を痛めており、仲違いしている乙骨兄妹にそれを重ねていた。普段はどこか楽観的・天然な雰囲気だが、二人の不和を拭うために感情的に説得する熱いところもある。明るい性格で、地球の食べ物や文化に興味津々。
二人と過ごすうち、地球人との共生を強く望むようになるが、同時に戦士としての精神も持っており、必要ならば戦うことも辞さない。
術式は「混沌」「調和」で、その力には概念が絡む。一級呪術師相当の実力を有している。
術式一覧
「混沌」と「調和」
概念にまで干渉が可能で、その力は理の撹拌と表現されている。「調和」ならあらゆるもののバランスを調整して、他者間の言語の通訳や位置の特定などが可能。「混沌」は意識の錯乱の誘発、物体の浮遊操作、天地の逆転などが可能。その他、本来起こらない自然現象の発生、環境改竄などができる。
宇宙船ナウナクスの建造や運用、星間移動を可能にしたのもこの術式によるもの。

呪術師

呪術総監部関係者

宇佐美 鴻(うさみ こう)
一級呪術師。官僚。32歳。シムリア星人との外交では外務大臣臨時代理に任命された。シムリア星人との融和を目指し、乙骨兄妹に命運を託す。乙骨兄妹には当初、マルを条約締結国の査察役として紹介した。
手の甲に狗巻家の呪印(蛇の目と牙)があり、口元に手をかざして発した言葉が「呪言(じゅごん)」になる呪言師。
美野 和也(みの かずや)
補助監督。27歳。宇佐美の部下。乙骨兄妹の任務のバックアップなどを行い、年下ではあるが二人とは親しい関係を築いている。
薬丸(やくまる)
呪術師。25歳。一度力を誇示してきたシムリア側に対して不信を抱いており、力でもって対抗しようとしている対立派。
シムリア星人が人外魔境東京に不法侵入した騒動の際、剣に手をかけたクロスが敵対行動をしたと決めつけ発砲する。
門脇(かどわき)
呪術師。23歳。薬丸の後輩で、彼のことを先輩というよりも友達だと思っている。
宮國 千陽(みやぐに ちはる)
一級呪術師。年齢不詳。特徴的な髪形をした女性。呪術総監部部の会議では呪術師たちのまとめ役のようなことをしている。
伊井 あるる(いい あるる)
呪術師。29歳。三つ編みと眼鏡の女性で、よく自分の三つ編みを握っている。反転術式使いで、他人も治すことができる。

呪術高専関係者

巴 恭子(ともえ きょうこ)
呪術高専の栄養教諭。術師ではないが、「補助監督」になれる程度の素養がある。シムリア星人との交流会で、ダブラと互いに一目ぼれをする。
長田(おさだ)
元呪術師で、呪術高専の卒業生。鮫の着ぐるみを被った姿で登場した。
術式は「降霊呪術(こうれいじゅじゅつ)」であり、被った者(動物など)の能力を場所を選ばず降ろして引き出すことができる。

五条家

乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)
憂花と真剣の祖父。前々作「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」の主人公であり、前作「呪術廻戦」の登場人物。
元・五条家当主代理。6歳の憂花に指輪(五条家忌庫登録の呪物)を託す。真希に先立たれてから弱っていたらしく、2080年に没。享年79歳。宿儺との戦いで付くことになった額の縫い目は残ったままになっていた。
禪院 真希(ぜんいん まき)
憂花と真剣の祖母。前作「呪術廻戦」の登場人物。
自身と同じフィジカルギフテッドの真剣を可愛がっていた。2079年没。享年77歳。
乙骨 依織(おっこつ いおり)
憂太と真希の息子。2031年誕生。憂花が生まれた直後に失踪した。
乙骨 美冬(おっこつ みふゆ)
依織の妻。真剣の方が相応しいためと、憂花から指輪を取り上げた。

その他の呪術師

虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)
前作「呪術廻戦」の主人公。
五条悟に並び68年前の呪術テロ「死滅回游」を平定させた傑物として語られており、宇宙人への武力対抗策の筆頭術師。前作から68年経っているにも関わらず、若々しい容姿のまま生きている様子。釘崎によれば不老の身で仲間を葬送し続けることに耐えられなくなったようで、忽然と消息を絶った。現在も行方不明で、捜索が行われている。
釘崎(くぎさき)
前作「呪術廻戦」の登場人物。84歳。現在は高層マンションに暮らし悠々自適な生活を送っている。
華の葬式を最後に虎杖とは一切会っていない。
憂憂(ういうい)
前作「呪術廻戦」の登場人物。シン・陰流当主。大きく真っ黒なローブを羽織った老齢の呪術師。数多の烏を連れ従えている。
地球の呪術師を代表して決闘前のダブラに語りかける。
東堂 葵(とうどう あおい)
前作「呪術廻戦」の登場人物。元一級呪術師。名前のみ。
同世代の術師に嫌われているので虎杖以外とは交流が無く、行方不明に近い状態である。

シムリア星人

ルメル族

クロス・ヴァル・コラク・イェルヴリ
シムリア星人の派遣員。ルメル族の戦士。マルルの双子の弟。後頭部で髪をくくっている。術式は兄と同じく「混沌」「調和」。術式はマルルと共有しているため、使用状況が互いにわかる。剣を武器とする。
対立派寄りで地球侵略も辞さない姿勢だったが、マルルや兄妹と関わる内に考えが揺れ動き、幼少期からの民族闘争に疲れ切っていたこともあり地球人との共生を選ぶ。
東京でルメル族と呪術師による衝突があった際、いざこざを止めるために動いたが薬丸に撃たれ、その傷の治療が難航している。
ジャバロマ・アエ・プリメル・プリミチ
シムリア星人の外交特使。ルメル族の造営官。ドゥーラとは幼馴染。穏やかな性格の男性で、クロスの意思を尊重して地球人との共生を選ぶ。デスクンテ族主導の国の隔離政策で娘を亡くしているが、怒りや憎悪を表に出すことはせず、ドゥーラに協力していた。
オスキ・ヴァル・クグラ・スカラオ
シムリア星人。ルメル族の戦士。対立派で、共生方向に進むことに不満を抱いている。「ダパ」、「シャック」という名前の仲間とよく一緒に行動している。元々はデスクンテ族との共生を目指すドゥーラのことを理解できず嫌っていたが、のちに彼の活動に協力するようになる。仲間意識は強く、クロスのことを特に嫌っているとは言うが、彼が薬丸に撃たれた時は怒りを露わにしていた。
ボロ
シムリア星人。ルメル族。対立派の老人で、日本の首都圏にルメル族の自治区を作ることを目論む。
ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ
シムリア星人。ルメル族の戦士。国の政策で両親を失ったマルルやクロスにとって親のような存在。故人。ジャバロマとは幼馴染。
ルメル族のためにデスクンテ族との共存共栄を目指しており、そのために運河を一人だけで作り続けていた。ダブラとは親友同士で、戦士として互いを高め合った。ルメル族の中では突出した実力者。
彼の行動はいつしか身を結び始めていたが、デスクンテ族長の陰謀でご破産になってしまった。その後のルメル族の命運を決めるデスクンテ族との決闘では、ルメル族の代表としてダブラと戦い戦死する。ルメル族のために純度の高いムルを遺していた。

デスクンテ族

ダブラ・カラバ
地球に訪れたシムリア星人の代表。デスクンテ族の戦士。他民族であることから、俯瞰的な立場で物事を観れるとしてマルルとクロスに代表をお願いされた。
目立つことが苦手な寡黙な男性で、両面宿儺レベルと評されるほどの実力者。術式は「???」「光」
妹がデスクンテ族長の術式で呪いをかけられており、解呪する方法を探している。ルメル族のドゥーラとは親友だったが、妹を人質に取られて決闘で彼を殺めざるをえなくなってしまう。ルメル族を守るというドゥーラとの約束で、彼らの星間移動に妹と共に同行した。地球人との交流会では、巴恭子と互いに一目惚れする。
地球代表国日本との決闘ではシムリア星ルメル族の代表として参戦し、乙骨憂花による魔虚羅を調伏する儀式に巻き込まれる形で戦うことになる。
術式一覧
「???」と「光」
物質化した光を操る術式。???は地球人には発話不可能な言葉で、デスクンテ族に伝わる「質量を持った殺意(呪力)」のこと。

呪詛師

呪詛師(名前不明)
日本人の子供を拉致して海外へと売り飛ばしていた呪詛師の男性。子供嫌い。
呪符を用いる結界術の使い手。意識を逸らしたり、空間転移などを術に組み込むなど高度な術を運用する。
シムリア星人の来訪を知り日本人の海外需要が落ち込むと考え、京都で最後の人身売買を目論んでいたところで真剣たちに見つかり、捕縛された。乙骨兄妹にはシムリア星人のことを教えた。
武田 正樹(たけだ まさき)
名前を毎年変えて小学一年生を何度も繰り返している老人の呪詛師。武田正樹という名もその中の一つにすぎず、本名は不明。一級術師レベルの実力を有しながらも認知症を患っており、戦闘時以外ではまともな思考ができないことがある。数十年前に虎杖悠仁と遭遇するが敗北し、命からがら逃げおおせた過去を持つ。
術式一覧
母霊度暴威(ママレード・ボーイ)
守護霊(式神)を喚び出し操る術式。守護霊は巨大な針と糸を武器として用いており、人間の生皮を生地とすることで自身や術者を変身させる能力を持つ。

呪霊

真人(まひと)
前作「呪術廻戦」の登場人物。今も魂の通り道に居座っており、何者かを待っている。

その他

両面宿儺(りょうめんすくな)
前作「呪術廻戦」の登場人物。乙骨憂太らによって倒された存在。
人外魔境東京のグラウンドゼロを生み出したことで知られている。シムリア星人の来訪は両面宿儺以来、68年ぶりの特級事案として総監部に認定された。
パンダ
前作「呪術廻戦」の登場人物。おまけ4コマに登場。乙骨優太の同級生。
五条家の忌庫に保管されている呪物(呪骸)で、見た目はパンダのぬいぐるみ。自我があるため時折り言葉を話す。
五条 悟(ごじょう さとる)
前作「呪術廻戦」の登場人物。故人。名前のみ。
68年前の呪術テロ「死滅回游」を平定させた傑物の一人として名が挙げられる術師。虎杖悠仁の恩師。
華(はな)
前作「呪術廻戦」の登場人物。故人。名前のみ。
彼女の葬儀を最後に虎杖悠仁は葬祭の類には出なくなり、友人たちとの接触も絶っている。

用語

呪い

呪力(じゅりょく)
前作「呪術廻戦」にて、日本人特有の感情エネルギー「呪力」が海外で新エネルギーとして注目されたことで、本作では日本人の拉致問題が深刻化しており、術師・非術師の人身売買が億単位の高値で行われている。霊体生物(式神や呪霊など)は地球特有の呪力体系であるとされる。
旧御三家(きゅうごさんけ)
前作「呪術廻戦」で、呪術界の名家とされた三つの家系。
潜在術師(せんざいじゅつし)
自覚なく呪術を行使する者。これが起こす事件は上量酌量の余地ありと見做され、罪に問われることはほぼない。

シムリア星人

西暦2086年に宇宙船と共に「シムリア星」から地球に飛来した地球外知的生命体。 外見は地球人とほとんど変わらないが、呪術師に近い力を持っており、額に「ロロルカ」(呪力のこと)の源たる第三の目を有するのが特徴。シムリアでは戦闘力を重視する傾向にあり、力を持つ者ほど権力を有している。

ルメル族
シムリア人の民族。ムルという資源を発端に、シムリアのある国では住む場所を追われた被差別民。ルメル族の中で地球の呪術師に相当する存在を戦士と呼び、女性はロロルカ(呪力)を扱えないので戦士にはならない。
ルメル族がマルルとクロスの術式で建設した宇宙船ナウナクスで星間移動を行い、地球に五万人の難民として保護を求めた。
京都超常決議安保条約の履行によりルメル族との外交は日本に丸投げされ、呪術総監部は彼らの襲来を両面宿儺と同等の特級事案として認定する。ルメル族は地球人に対する考え方で一枚岩ではなく、共生派と対立派で意見が割れている状態。
デスクンテ族
シムリア人の民族。シムリアのある国における支配者層。頭部に二本の角を有する。シムリアの民族の中でもより力を重要視しており、争いにおける自身の主張は一対一の決闘で決めるルールを設けている。
ムル
シムリアで採れる鉱石。ロロルカ(呪力)をあらゆる力に変換できる。
カリヤン
シムリア特有の不死の獣。ルメル族からは神聖生物として信仰の対象になっている。
カリヤンはルメル族以外を襲い捕食するため、ルメル族と他民族との間に軋轢を生む原因となってしまっている。呪霊に近い生命体で、ルメル族はカリヤンと呪霊を同一視してしまう。

その他

京都超常決議安保条約(きょうとちょうじょうけつぎあんぽじょうやく)
西暦2024年に日本と世界各国との間で締結された国際条約。
秤規定(はかりきてい)
呪術規定の見直しで作られた、術師の商闘を認める条項。
人外魔境東京(じんがいまきょうとうきょう)
68年前までの日本首都圏。呪術テロ「渋谷事変」によって一夜で呪霊蔓延る人外魔境となった、一般人が立入不可能の土地。皇居を中心とした結界により、呪霊は東京の外へは基本出てこない。当時呪霊が東京に発生するものとして公表されたため、現在は呪霊はほぼ東京でしか発生しない。定期的に呪術師によって呪霊が間引かれる「大祓(おおはらえ)」という行事が行われる。
異形討伐の任務は東京以外では数十年発生していない。

書誌情報

脚注

外部リンク

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