記紀以前から使用されていた単位で、日本書紀の「八咫鏡(やたのかがみ)」や「八咫烏(やたがらす)」などの「た」は「あた」がつまったものとされる[1]。なお、古事記では「八尺鏡」や「八尺烏」など「尺」の字を当てている[1]。
「咫」と「尺」の関係について、白川静『常用字解』によると「尺」は親指と中指をいっぱいに広げて下向きにしたときの形で日本の古語では「あた」というとする[1]。小泉袈裟勝は朝鮮半島から手幅よりも長い単位の「尺」が新たに導入され、固有のものが短かったため「咫」を当てたのではないかとしている[1]。