喧嘩富士
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デビューの「潮来笠」を大ヒットさせた橋は、3作目の「おけさ唄えば」でその実力、人気を確定させた。その橋が、4作目としてリリースしたのがこの股旅物「喧嘩富士」で、引き続き、作詞は佐伯孝夫、作曲は吉田正の楽曲である。デビュー間もないのに、10月「おけさ唄えば」、11月「喧嘩富士」、12月「木曽ぶし三度笠」異例の3ヶ月連続新譜リリースについて、後に橋は、「今はある曲がヒットしている間は、新譜は控えて」その販促に努めるが、「当時は、新曲を出した方が数字が出るという考え」「ファンも新曲リリースを楽しみ」にしていたと回顧している[1]。このため、恩師の吉田は。多くの門下生を抱えながら、「橋にかかりっきり」となり、「枚数を稼げる(橋に)ワッと営業サイドもついた」としている[2]。橋はこの後、毎年10数枚の新譜をリリースし続けることになる。
佐伯が橋に提供した股旅物としては、「潮来笠」「伊太郎旅唄」(潮来笠B面)についで3作目にあたる。ジャケットは相変わらずスーツ姿で、「潮来笠」や「木曽ぶし三度笠」のように股旅姿のイラストもなく、また、振り付けもついていない。
再発売のアンコール盤では「潮来笠」のB面に収録されることもあった[3]。
2曲目の「流転がらす」も、佐伯、吉田の作品である。
1961年に年間で15万枚を売り上げ、ビクターの年間ヒット賞を受賞した[4]。
収録曲
- 喧嘩富士
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 流転がらす
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
主な収録アルバム
- 『橋幸夫 全曲集』1999/10(VICL-60474)
- 『元祖、股旅ここにあり!』2001/1(VICL-60817)
- 『颯爽!橋幸夫 股旅名曲集』1972/7(LP・SJX-10032)<COLEZO!>で復刻 2005/3(VICL-41192)
なお「流転がらす」のCD音源は、芸能生活45周年記念盤『歌の架け橋』2005/12に収録されている。