国際人工知能オリンピック
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国際人工知能オリンピック(こくさいじんこうちのうオリンピック、略称IOAI( International Olympiad in Artificial Intelligence)は、2024 年から毎年行われる、主に高校生を対象とした人工知能分野の国際科学オリンピックの一つである[1]。
各国・地域の小中高生や高専生ら(特別支援学校含む)が参加し、各国の予選を勝ち抜いた代表選手が本選に派遣される。各国・地域からは、最大4名で構成されるチームを2チームまで派遣可能。チームごとに代表選手とは別に「リーダー」1人が帯同し、問題文の母国語への翻訳などを担当する。
2025年の第2回では、個人戦(Individual Contest)の成績に基づき、メダルが授与された[2]団体戦のチームチャレンジ(Team Challenge)も実施されたが、メダル対象とはならない。この方式は2026年の第3回でも踏襲される予定である[3]。
個人戦では最初に「At-home Round」として大会開催約1カ月前に問題が3問配布される。これは事前課題で、各選手はそれぞれ自国で各問題に取り組む。この問題は教育目的のため、メダルには影響しない。本番は代表選手が一堂に会す。「Contest 1」としてAt-home Roundの内容から継続する問題が数問、「Contest 2」として独立した完全新規の問題が数問出題される。第2回では1日目のContest 1で3問、2日目のContest 2で3問が出題され、各日の制限時間は6時間だった[4]。
各問題では人工知能に関する理論的基礎と実践的技能の双方が問われ、Kaggleに代表される機械学習コンペティションのような形式が一般的である。具体的には、参加者が与えられたデータセットを用いて特定の課題を解き、評価指標の値を競う。優れた成果を上げるために参加者が習得すべき内容を示す「公式シラバス」も公開されており、最新の研究動向や教育的優先事項を反映させるため毎年更新されている[5]。採点の結果、スコア上位1/12に金メダル、上位1/4に銀メダル、上位1/2に銅メダルが授与される。Contest 1、2のどちらかで上位1/2に入った参加者には Honourable Mention が与えられる。
第1回は形式が異なり、科学ラウンド(Scientific Round)・実践ラウンド(Practical Round)の2部構成で、両ラウンドとも団体戦の競技だった[6]。