夜叉ヶ池 (映画)

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夜叉ヶ池』(やしゃがいけ)は、1979年昭和54年)11月17日[2][注釈 1]公開の日本映画。製作・配給は松竹[1]。上映時間は120分[2][注釈 2]。監督は篠田正浩[1]

泉鏡花の戯曲『夜叉ヶ池』を映画化したファンタジー映画女形坂東玉三郎がヒロインと夜叉ヶ池の主・白雪姫の二役を演じた。

幻想的な世界観を特撮を用いて表現している[3]松竹は本作の特撮のために2億円の予算を投じ、松竹出身で東映を主な活動拠点としていた矢島信男率いる特撮研究所のスタッフを招いた[2][1]。矢島にとって松竹大船撮影所は古巣でもあり、監督の篠田とも気心が知れていたという。クライマックスとなる洪水シーンでは、かつて自らも参加した『忘れえぬ慕情』(1956年)の長崎台風襲撃シーンのような特撮映像を作りたいと、第8ステージに1基20トンの水タンクを2基も設置して洪水シーンを撮影するなど、大掛かりな装置が用いられた[1][4]

ハワイブラジルイグアスの滝など海外でのロケも行われた[1]

劇場公開後、テレビ朝日系の「ゴールデンワイド劇場」で1回放送(1981年11月2日放送)されただけで、それ以降一部の権利者がソフト化を拒否する等、権利関係の調整ができず、DVD発売等の二次利用の見通しは立っていない封印作品となっていた。2020年に篠田と坂東が再会、現代を生きる人々に観てもらいたいという思いが一致したことで、2人の全面協力による監修のもと音や映像のきめ細やかな修復作業を何度となく行い、4Kデジタルリマスター版が完成、2021年3月にCSの衛星劇場で篠田の生誕90年を記念しての2K放送を皮切りに、同年7月10日に篠田監督特集上映として東京・ユーロスペースでジャパンプレミア上映されることが決定した。その後、全国で順次公開されたほか、7月14日にはブルーレイが発売された[5][6]

あらすじ

昔話の収集を行っている萩原は、夜叉ヶ池の鐘楼を訪れる[1]。そこで50年間鐘をついていた弥太兵衛という男によれば、池には竜神が封じられており、日に3度鐘をつかなければ竜神によって洪水が起こるのだという[1]。しかし、その晩に弥太兵衛は死んでしまう[1]。萩原は鐘つきの後継者を探すが、村人は言い伝えを本気にしていなかった[1]

キャスト

その他、下馬二五七十貫寺梅軒不破万作坂東守若小田草之助岡本忠幸葛城佑、沖秀一篠原靖夫

スタッフ

脚注

参考文献

外部リンク

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