夢がたり
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1979年10月1日に「異邦人 -シルクロードのテーマ-」でシングル・デビューした久保田早紀であるが、本作はそれから2か月後、同曲がオリコンを筆頭に各ヒットチャートで軒並み1位になるというタイミングで発表されたファースト・アルバムである。当初は12月21日に発売が予定されていたが、シングル・ヒットの話題性がアルバムのセールスにも結びつくよう、12月8日に前倒しとなった[2]。「異邦人」はミリオンセラーの大ヒット(1980年の年間チャート第2位)となったが、この曲が売上を伸ばして久保田がテレビの歌番組に出演し始めたのは、ちょうどこのアルバムが発売された12月頃のことであり、このアルバムもヒットを記録した。
久保田はアルバムの制作について、プロデューサーの金子文枝と3作分くらいの展開を話し合ったといい、本作でははっきりした異国ではなく無国籍というか、横浜や神戸など、日本にもこういう場所があるかも知れないという印象を与えるような感じにしたかったと話している。また、「小さい頃に行った場所や本で読んだ世界などをイメージした世界観で作りたい」と提案したところ、金子も「その路線でいい」と賛同したため、このような内容になったという。
1曲目「プロローグ…夢がたり」以外の楽曲のうち半分ほどはアマチュアの頃に書かれた曲で、それ以外の曲にはデビュー前の7月に母親と出掛けたヨーロッパ旅行の思い出が反映されている[2]。
A-5「ギター弾きを見ませんか」は1991年に鷲尾いさ子が、2017年には辛島美登里がカバーしている。アルバムの最後に収録されたB-5「星空の少年」は、後に久保田がパーソナリティーを担当したラジオたんぱの番組「Viva! スカイウォッチング」のテーマソングとして使用された[3]。
音楽性
チャート成績
オリコン・アルバムチャートではLPレコード、カセットテープ共に1位を獲得。TOP100位内にはLPが21週、カセットが27週に亘ってチャートインするロングセラーを記録した。1980年の年間ランキングでは4位にランクインしている[2]。
リリース変遷
収録曲
参加ミュージシャン
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プロローグ…夢がたり
朝 異邦人 帰郷
ギター弾きを見ませんか
サラーム
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白夜 夢飛行
幻想旅行
ナルシス
星空の少年
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