王は天(天帝)の子であり天命により天下を治めるとする古代中国の思想を起源とする。
周代、周公旦によって「天帝がその子として王を認め王位は家系によって継承されていく。王家が徳を失えば新たな家系が天命により定まる」という天人相関説が唱えられ、天と君主の関係を表す語として「天子」が用いられるようになったという。
秦の始皇帝により、天下を治める者の呼称が神格化された「皇帝」へと変わると、天子の称は用いられなくなったが、漢代に至り儒教精神の復活をみると、再び天子の称が用いられるようになり、それは皇帝の別名となった。