太上感応篇
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道蔵の太清部に収める『太上感応篇』は30巻からなり、李昌齢の伝と鄭清之の賛が加えられている。吉岡義豊によるとこの李昌齢は『宋史』に載っている北宋の人ではなく、李石ともいう南宋の紹興・乾道年間(12世紀)の人である。また鄭清之(1176-1251)はそれより少し後の人物である[1]。30巻の大部分は李昌齢の伝であり、本文はごく短い。
『太上感応篇』の作者と正確な成立年は明らかでない。『宋史』では李昌齢の作とするが[2]、李昌齢は伝(注釈)を書いた人であって作者ではない。吉岡によると隆興2年(1164年)に成立した李石『楽善録』に『太上感応篇』が全文引用されているので[3]それ以前の作であるという[1]。