奈良北団地
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奈良北団地とそれに続けて建設された南神大寺団地(横浜市神奈川区神大寺二丁目)、南永田団地(横浜市南区永田みなみ台)の3団地は 公団初の「近郊高層高密度団地」として、「大規模中層団地」(主に郊外に建設)と「面開発高層団地」(主に市街地に建設)の中間的な位置づけで計画された。 これら3団地は市浦都市開発建築コンサルタンツの同じ設計者が手がけており[2]、奈良北および南神大寺での経験が南永田団地に反映されていると言える。
最初の奈良北団地の設計にあたっては、水平と垂直の動線を重視したという[3]。
高層棟のうち3号棟・6号棟・7号棟は単なる直方体ではなく、異なる方角に面した建物を連結した構造をしている。これら3棟は、中3階・中6階に廊下を設けるスキップフロア方式を採用し、連結部にはプレイコーナー(人工芝などを備えた子供の遊び場)を配した[4]。また、高層棟を囲み配置し、得られた空間を緑地や公園とした。
高台にあるため、高層棟の上階では視線を遮るものがほとんどなく、好天時には横浜ランドマークタワーなどが見えることもある。[5]
構成
高層(8階・11階建て)7棟と中層(4階・5階建て)11棟で構成され、総戸数は1627戸。一部の高層棟は高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)に指定されている。建物完成時の住戸の間取りは1DK・2DK・3DKがほとんどであり、設備は公団仕様のダイニングキッチン・和室・風呂などであった。近年のリニューアル工事により、和室を洋室に転換した住戸や、DKとそれに隣接する和室を一体化しフローリングのLDKとした(1DK住戸の場合は1Rとした)住戸もある。
- 高層(1~7号棟)
- 3号棟付近、6号棟付近に公園がある。
- 3・6・7号棟のプレイコーナーは、住棟改修工事の際に人工芝などが撤去されている。
- 中層(8~18号棟、5階建て・16号棟のみ4階建て)
- 公園がある。
団地内に公園がいくつかあるほか、街区公園が近隣の住宅地などに設置されている。高層エリアの公園(3号棟前公園)には幼児用の「ちびっこプール」がある。
現況
築年数が相当経過しており、同時期に建設された他の公団住宅同様、近年は設備等のリニューアル工事や耐震補強工事などが行われている。また当初は団地敷地内には植栽等が多くあったが、自家用車の増加とともに緑地の一部を削り駐車場とした。同様の理由で、当初からあった大駐車場に2階部分を設置し収容台数を増やしている。
高層棟の一部ではその立地条件から建物外壁への耐震補強工事を行うことが困難であった。そのような住棟に対しては一部住戸を閉鎖し、その室内にオイルダンパー制震装置を設置するという方法で耐震補強工事がなされている[6][7]。 2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では当地域でも震度5弱を記録したが、その後の訪問確認では補強建物及び制震装置に異常はみられなかったという[8]。
同時期に大量入居した団地やニュータウンと同様に高齢化が進み、高齢者のみ世帯や独居高齢者も多いため、孤立や孤独死などといった問題を抱えている。高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)に指定されていることも高齢者が多い要因の一つと考えられている(近隣に暮らす子供が老いた親を呼び寄せるなどがあるため)。都市機構は団地敷地内に通所介護(デイサービス)施設を誘致、当団地及び周辺地域(青葉区のほか、町田市・川崎市の各一部)をサービスエリアとする「つどい奈良北」が2013年に開所した。また、空室になった住戸のいくつかをバリアフリー仕様に改装し、「つどい奈良北」を運営する介護事業者と連携してサービスつき住戸「みまもり住宅」として提供している。
団地自治会により夏祭りなどのイベントが催されている。特に夏祭りは1972年(昭和47年)から続けられており(小田急学園奈良自治会との共催)、団地内外の住民で賑わう[9]。
交通
施設
いずれも1号棟1階:
- 横浜奈良郵便局
- 奈良北歯科
- おかクリニック
2号棟前(広場奥):
- デイセンターつどい奈良北