女史箴図
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解説
本作は、西晋の張華の文章作品『女史箴』(『文選』巻56所収)の絵画化である[2]。『女史箴』は「女史(女性史官)の箴言」として、後宮女性の規範を説く文章である。文中では、馮媛が漢元帝を熊の襲撃から守った故事(馮媛当熊)、班倢伃が漢成帝の輿に同乗しなかった故事(班女辞輦)などを引用する[4][5]。張華は賈皇后の横暴を諷諫するため『女史箴』を著したとされる[6]。

本作は勧誡画であると同時に[6][7]、風俗画[6]・美人画[6]・山水画[4]の要素も持つ。
大英博物館に唐代ごろの模写、北京故宮博物院に宋代ごろの模写がある[5][7]。日本の東北大学には小林古径・前田青邨合作の大英本の模写がある[1][8]。大英本は『100のモノが語る世界の歴史』にも選出されている[9]。
大英本は義和団の乱のとき英国軍人の手に渡ったのち、同館に売却された[10]。鑑蔵印によれば、乾隆帝・梁清標・笪重光・項元汴・賈似道ら名だたるコレクターの手を渡ってきた[11]。『宣和画譜』にも載っている[12]。
大英本は絹本着色[4]、巻物形式であり 349.3 cm × 24.8 cm に及ぶ[1]。北京本の序盤部分が大英本には無い[7]。
