宇宙船地球号 (アルバム)
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「ヘヴィー・メタル宣言」の後、シングル「感じてナイト」を経て発売された本作は、「赤頭巾ちゃん御用心」に代表されるデビュー当時のアイドル的なイメージから完全に脱却してレイジー本来の路線であるハードロックへの回帰を図ったものである。オリジナルアルバムでは唯一、メンバーの名前の欄に本名のみが記載された[1]。高崎晃が全9曲中5曲を作曲しており、LOUDNESSのプロローグ的なアルバムでもある。
当時の所属事務所の社長だった藤田浩一(バンドの方向性及び樋口、高崎との確執が修復不能な状態に進んだことにより、藤田自身は契約上の名義としてプロデューサーと記されているが、本作にほぼ未関与)とアウト・キャストで共に活動したことがあり、その後は浜田省吾との活動でも知られた水谷公生も作曲や編曲に携わっているほか、この頃プロデュースを担当していた伊集院静が「伊達歩」名義で作詞に参加している。ジャケットイラストは生頼範義が担当。
レイジーに興味の無かったハードロックファンや、レイジーのハード路線を望んでいたファンには本作は待望され、大きな反響を生んだものの、逆に「ポップ路線を捨ててしまった」とネガティブに作風を捉えるファンも少なからずいたことを受け、「アイドルとして確立したレイジーという名では既にハードロックは出来ない」と樋口、高崎、田中はレイジーを辞め、新バンドを作りたいという意欲が高まりつつあった。また、否定し続けたハードロック路線をメンバーに押し切られ断腸の思いで認めてしまい、既にマネジメント、プロデュースの意欲を失っていた藤田も、景山、井上の二人を残して、3人を解雇し新しいポップ・バンドを作る計画を立てていたが、一時は解散後も井上とともにトライアングル・プロダクションに残る意思を表明していた景山が一転、3人と同じく退社することとなり自然消滅。
1999年発売のデジタル・リマスター盤の中村俊夫による解説文に「LOUDNESSが解散した」と書かれているが、これは誤りで実際にはメンバー編成とコンセプトが変更された上で2000年以降も活動している。詳細はLOUDNESS#第4期(1994〜2000)及びそれ以降を参照の事。