安達千波矢

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生誕 安達 千波矢
(1963-10-26) 1963年10月26日(62歳)
日本の旗 日本 長野県
国籍 日本の旗 日本
研究機関 信州大学
千歳科学技術大学
九州大学
最先端有機光エレクトロニクス研究センター
株式会社Kyulux
安達 千波矢
あだち ちはや
生誕 安達 千波矢
(1963-10-26) 1963年10月26日(62歳)
日本の旗 日本 長野県
国籍 日本の旗 日本
研究分野 有機エレクトロニクス
研究機関 信州大学
千歳科学技術大学
九州大学
最先端有機光エレクトロニクス研究センター
株式会社Kyulux
出身校 九州大学
主な業績 熱活性化遅延蛍光材料の開発
プロジェクト:人物伝
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安達 千波矢(あだち ちはや、1963年10月26日 - )は、日本化学者。専門は有機エレクトロニクス九州大学工学部教授工学博士

有機エレクトロニクス分野を代表する化学者である。

長野県に生まれ東京都で育った[1][2][3]

1986年に中央大学理工学部を卒業。1991年に九州大学大学院総合理工学研究科の博士後期課程を修了し、工学博士号を取得した[4]

1991年に株式会社リコー化成品技術研究所の研究員、1996年に信州大学繊維学部助手、1999年にプリンストン大学電気工学科の研究員を経て、2001年に千歳科学技術大学光科学部の助教授、2004年に同大学の教授に着任した[4]

2005年10月に九州大学未来化学創造センターの教授に転任した。2010年からは同大学の工学部応用化学部門の主幹教授。最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)のセンター長を兼任している[4]

2015年にTADF技術を実用化するために株式会社Kyuluxを設立し、その共同創業者および科学技術アドバイザーとなった[5]

2002年に科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST)に、2010年に日本学術振興会(JSPS)の最先端研究開発支援プログラム(FIRST)に、2013年にJSTの創造科学技術推進事業(ERATO)に研究プロジェクトが採択された[6]。2013年のJST-ERATOでは、安達分子エキシトン工学プロジェクトを立ち上げ、その研究総括に着任した[7]。2003年よりJSPS第142委員会C部会(有機光エレクトロニクス)主査を務めた[8]。また、2009年より内閣府最先端研究開発支援プログラム「スーパー有機ELデバイスとその革新的材料への挑戦」の中心研究者となった[9]

2026年度から応用物理学会会長を務めている[10]

研究

2009年から2012年にかけて、熱活性化遅延蛍光(TADF)を利用した発光材料に関する一連の論文を発表した[11][12][13]。TADFは蛍光燐光に続く第3の発光機構であり、第3世代OLEDとみなされている[14]

人物

  • 名前の「千波矢」は、百人一首第17番・在原業平の歌に用いられている枕詞「千早(ちはや)ぶる」に由来する[3]
  • 趣味はテニス、旅行、車、ウィンドサーフィン、ジョギング[6][8]
  • 座右の銘は、"If you love what you are doing, you will be successful."[9]

受賞・栄典

  • 2003年:第2回船井情報科学新興賞
  • 2003年:第1回応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞
  • 2004年:国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 ナノテック大賞(IT・エレクトロニクス部門)
  • 2007年:文部科学大臣表彰科学技術賞
  • 2014年:2014 SID Fellow Awards
  • 2016年:トムソン・ロイター第4回リサーチフロントアワード
  • 2016年:応用物理学会第10回フェロー表彰
  • 2017年:仁科記念賞
  • 2018年:文部科学大臣表彰科学技術賞 - 熱活性化遅延蛍光分子の創成とOLEDの高効率化の研究
  • 2019年:クラリベイト・アナリティクス社Highly Cited Researcher2018
  • 2019年:第24回名古屋メダル「シルバーメダル」
  • 2020年: クラリベイト・アナリティクス社Highly Cited Researcher2019
  • 2020年:応用物理学会優秀論文賞
  • 2021年: クラリベイト・アナリティクス社Highly Cited Researcher2020
  • 2022年: クラリベイト・アナリティクス社Highly Cited Researcher2021
  • 2022年:第22回応用物理学会業績賞 - 革新的な材料創成による有機発光デバイスの高性能化
  • 2022年:2022年服部報公会「報公賞」
  • 2023年:クラリベイト・アナリティクス社Highly Cited Researcher2022
  • 2023年:第38回櫻井健二郎氏記念賞(光産業技術振興協会)
  • 2023年:紫綬褒章
  • 2024年:クラリベイト・アナリティクス社Highly Cited Researcher2023
  • 2024年:第56回 市村学術賞功績賞 - 高効率熱活性化遅延蛍光分子の創製とOLEDへの展開
  • 2025年:クラリベイト・アナリティクス社Highly Cited Researcher2024
  • 2025年:ヤン・ライヒマン賞ディスプレイ部門(SID
  • 2025年:第1回藤井德夫賞[15]
  • 2025年:第22回江崎玲於奈賞

著書

脚注

外部リンク

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