富安陽子
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豊島区千早町生まれ。父は長崎県対馬出身、母は富山県出身。祖母、伯母とも同居しており、幼い頃は妖怪などの不思議な話を聞いて育った。
父親の仕事の都合により、1962年にトロントへ移住。5歳で帰国。1965年から1970年にかけて2人の弟が生まれ、大阪府池田市、千里ニュータウンなどに住む。このころ『風にのってきたメアリーポピンズ』や『813の謎』などの児童文学に夢中になる。
1977年、高校在学中より書いていた3篇の童話を集めた『童話集』を、両親による卒業時の記念として100部ほど自費出版する。収録作品は「菜の子先生」「東池」「虎落笛」で、「菜の子先生」と「虎落笛」はのちに出版する作品の原案となった[2]。同年、和光大学人文学部に入学。大学では平安文学を専攻し、源氏物語の中の生霊や鬼の話に惹かれて妖怪伝承や昔話の世界にのめりこむ[3]。 1979年、レポートとして提出した『童話集』が雑誌『子どもの館』(8巻7号)に掲載される。
1981年、大学卒業後にコピーライターやアルバイトとして報知新聞社での連絡係などを務める。
1991年、『クヌギ林のザワザワ荘』で第24回日本児童文学者協会新人賞、第40回小学館文学賞を受賞。1997年、「小さなスズナ姫」シリーズで新美南吉児童文学賞を受賞。2001年、『空へつづく神話』でサンケイ児童出版文化賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』がIBBY(国際児童図書評議会)オナーリスト2002文学作品に選出。2011年、『盆まねき』で第49回野間児童文芸賞、第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。2018年、JBBY(日本国際児童図書評議会)による選考会で国際アンデルセン賞の候補者として日本の作家部門に選ばれる[4]。2021年、『さくらの谷』で第52回講談社絵本賞を受賞[5]。