富山地方鉄道9000形電車
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富山地方鉄道9000形電車(とやまちほうてつどう9000がたでんしゃ)は、富山地方鉄道富山軌道線の路面電車車両(LRV:Light Rail Vehicle)。富山軌道線及び富山港線において使用されている。
| 富山地方鉄道 デ9000形電車 CENTRAM(セントラム) | |
|---|---|
|
デ9002 | |
| 基本情報 | |
| 運用者 | 富山地方鉄道 |
| 製造所 | 新潟トランシス |
| 製造年 | 2009年 |
| 製造数 | 3編成(2車体連接) |
| 運用開始 | 2009年(平成21年)12月23日 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 2車体連接車 |
| 軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
| 電気方式 |
直流600 V (架空電車線方式) |
| 最高運転速度 | 60 km/h |
| 設計最高速度 | 70 km/h |
| 起動加速度 |
3.0 km/h/s (設計最大 4.6 km/h/s) |
| 減速度(常用) | 4.0 km/h/s |
| 減速度(非常) | 4.6 km/h/s |
| 車両重量 | 25.0 t(2車体) |
| 車両定員 | 80人(座席28人・2車体) |
| 全長 | 18,400 mm |
| 車体長 | 8,740 mm + 8,740 mm |
| 全幅 | 2,470 mm(車外カメラ込み) |
| 車体幅 | 2,400 mm |
| 全高 | 3,745 mm(パンタグラフ折りたたみ) |
| 屋根高さ | 3,407 mm |
| 床面高さ | 360 mm |
| 車体 |
耐候性鋼板 屋根・床板はステンレス鋼、前頭部はGRP |
| 台車 |
スイングアームゴムばね軸箱式ボルスタレス台車 (ボンバルディア製)4車輪独立式 |
| 車輪径 | 660 mm |
| 固定軸距 | 1,850 mm |
| 主電動機 | かご形三相誘導電動機 |
| 主電動機出力 | 100 kW×2基 |
| 駆動方式 | 車体装架式直角カルダン駆動方式 |
| 歯車比 | 6.789 |
| 制御方式 | 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御 |
| 制御装置 | 三菱電機製 MAP-102-60V140A(1C1M×2群制御) |
| 制動装置 |
回生・発電ブレーキ併用ばね作用油圧緩め式式ディスクブレーキ 保安ブレーキ用電磁吸着ブレーキ |
| 保安装置 | ATS |
| 備考 | 出典[1] |
富山市が行った市内電車環状線化事業の一環として導入された車両であり、所有は富山市である。2009年(平成21年)12月23日の環状線(富山都心線)開業と同時に営業運転を開始した。
概要
新潟トランシスで製造された2車体連節低床式路面電車 (LRV)で、3編成が導入された。もともとドイツの車両製造メーカーアドトランツ(後にボンバルディア・トランスポーテーションに吸収)のブレーメン形超低床電車をライセンス導入したもので、同様の車両に熊本市交通局9700形、同0800形、岡山電気軌道9200形(愛称MOMO)、万葉線MLRV1000形(愛称アイトラム)、富山ライトレールTLR0600形→自社の0600形(愛称ポートラム)がある。全長 (2車両1編成) 18.4 m、編成重量25.0トン。
当形式は同じ富山市を走るTLR0600→0600形とは塗装以外はほぼ同じ設計である。これは富山駅高架化後に直通運転が計画されており、それを考慮したものである。ただし前面および側面の行先表示にはフルカラーLEDが採用され、これは道路を走る路面電車車両としては日本初の導入となる。
車体の色は、虹の7色を採用したTLR0600形→0600形とは対照的に、デ9001が白、デ9002が銀、デ9003が黒とモノトーンになっている。内装は壁面はホワイトを基調としているものの、シートモケットはブラックとライトブラウン、タイヤハウス部はライトブラウンとし、温かみを持たせている[2]。運転台背面には液晶ビジョンが設けられ、停留所案内などが放映されるほか、富山市内線車両共通仕様として「見えるラジオ」も設けられていた。
運転台部分に設けられた運賃箱は、2010年3月14日から導入されたICカード「ecomyca(えこまいか)」にも対応している。
2009年11月12日に白と銀の車両が、11月18日に黒の車両が南富山車両基地に納入されて、予定されていた3編成が揃い[3][4]、12月2日に試運転を開始[5]した。
愛称は一般公募によって募集され、選考の結果「CENTRAM(セントラム)」という名称に決定した。
富山地方鉄道はこの9000形とは別に2010年4月よりデ7000形の代替となる富山市内線向けの新形式・T100形(愛称サントラム[注釈 1])を導入しており、代走をT100形が行うこともあった[6]。
9000形は営業運転開始以降、環状線と初電・終電などの南富山での出入庫を兼ねた1系統運用に限定されていたが、2020年3月21日以降、富山大学前方面、富山港線を含めた全ての系統で、0600形とT100形と共通で運用されている(これに先立ちATSが設置されている[7])。一方、本形式の他0600形、T100形も定期的に富山都心線区間へ入線するようになった。
- デ9001(デビュー記念ラッピング)
- デ9002
- デ9003