富山地方鉄道T100形電車
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 富山地方鉄道 T100形電車 SANTRAM(サントラム) | |
|---|---|
|
T103 | |
| 基本情報 | |
| 運用者 | 富山地方鉄道 |
| 製造所 | アルナ車両 |
| 製造年 | 2010年 - |
| 製造数 | 5編成 |
| 運用開始 | 2010年4月28日 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 3車体2台車連接構造 |
| 軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
| 電気方式 |
直流 600 V (架空電車線方式) |
| 最高運転速度 | 40 km/h |
| 設計最高速度 | 60 km/h |
| 起動加速度 | 2.5 km/h/s |
| 減速度(常用) | 4.4 km/h/s |
| 減速度(非常) | 5.0 km/h/s |
| 車両定員 |
74人(座席29人) A車 20人(座席8人) C車 34人(座席13人) B車 20人(座席8人) |
| 車両重量 | 23.0 t(3車体) |
| 全長 | 16,300 mm |
| 車体長 | 5,200 mm + 5,000 mm + 5,200 mm |
| 車体幅 | 2,400 mm |
| 全高 | 3,905 mm(パンタグラフ折りたたみ) |
| 屋根高さ | 3,265 mm |
| 床面高さ | 380 - 480 mm |
| 車体 |
普通鋼 ライトカバー、スカート、屋根カバーはFRP |
| 台車 |
積層ゴム(シェブロン)軸箱式ボルスタレス台車 住友金属工業 SS09 |
| 車輪径 | 610 mm |
| 固定軸距 | 1,650 mm |
| 主電動機 |
かご形三相誘導電動機 東洋電機製造製 TDK-6408-B |
| 主電動機出力 | 85 kW×2基 |
| 駆動方式 | 車体装架式直角カルダン駆動方式 |
| 歯車比 | 5.82 |
| 制御方式 | 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御 |
| 制御装置 |
C-PCU装置(VVVFインバータ + 補助電源装置一体形) 東芝製 SVF087-B0(1C2M制御) |
| 制動装置 | 回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ |
| 保安装置 | ATS |
| 備考 | 出典[1][2] |
富山地方鉄道T100形電車(とやまちほうてつどうT100がたでんしゃ)は、富山地方鉄道が富山軌道線用に2010年から導入を開始した超低床路面電車車両(LRV)である。現在5編成が運用中[3][4]である。
富山地方鉄道富山軌道線の主力車両デ7000形の車齢が50年に及ぶことから代替車両としてアルナ車両のリトルダンサータイプUの進化型(タイプUa)を選定[5]、国・富山県・富山市の補助を受けて2010年から導入が開始された[6]。
愛称の「サントラム (SANTRAM)」は公募によって決定されたもので、2010年4月28日の運行開始時に発表された[7]。この名称は「『3』両連接」、「ポートラム(富山ライトレールTLR0600形電車)・セントラム(富山地方鉄道9000形電車)に次ぐ富山市内『3』番目のLRT車両』」、「太陽の英訳『sun』にあやかり、燦然と輝く前途に期待を込めて」[8]などの意を複合しての命名である。
富山地方鉄道富山軌道線には2009年にも超低床車両の9000形(セントラム)3両が導入されているが、これは富山市の所有で富山地方鉄道に貸し付けているものである[9]。従って、このT100形が富山地方鉄道の所有する初の超低床車両である。また、富山地方鉄道の伝統の車番付与形式であるデ****形ではないことも特筆される。
特徴
車両は3車体2台車による連接車で、前後の車体に台車を装備、中間車体は前後の車体間に掛け渡されたフローティング車体となっている。
台車は独立車輪方式ではない二軸ボルスタレス台車であるが、台車が車体に固定され回転しない構造を採用したことにより、超低床車のネックとされる台車部での最小通路幅820mmを実現、狭軌軌道のデメリットを感じさせない仕上がりとなっている。
全体的な基本スペックは豊橋鉄道が2008年に導入したT1000形とほぼ同一であるため、車体デザインや車体長・ドア・窓の配置にいたるまで全く同一・同形であるが、前照灯回りの処理など細部にはオリジナルデザインも見られる。
内装に関しても座席配置や床面幅、車椅子スペース等ほぼ豊橋鉄道T1000形に準じたものとなっているが、運転席背面の停留所案内などの情報案内を行なうカラー液晶モニターの上部に、T1000形にはない富山市内線車両特有の文字案内表示装置、通称「見えるラジオ」を装備している。外装は白色のボディに、両サイドの窓の下には3編成それぞれ違う色のラインが入っており、T101が黄緑、T102が赤、T103が青、T104黄[4]、T105がオレンジとなっている。
主要諸元
導入経過
2011年(平成23年)度末時点での導入台数は1両のみであったが、2012年(平成24年)度にも増備予算が組まれており、2013年(平成25年)2月10日より、乗り心地向上のため車両に一部改良を加えた2編成目のT102が営業運転を開始した[10]。また現存するデ7000形12両をすべて順次本形式に置換することが決定しているが、2013年(平成25年)に富山地方鉄道は今後5 - 6年で4編成を導入する計画を発表した[10]。2015年(平成27年)に3編成目のT103が営業運転を開始した。2017年(平成29年)11月13日に4編成目のT104が営業運転を開始した[3][4]。2026年(令和8年)3月14日に5編成目のT105が営業運転を開始した [11]