寿岳章子
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業績
寿岳の研究業績としては、室町時代の口語資料である抄物の研究が挙げられる。寿岳は抄物の語句や文章形態や文法構造について、抄物を語った人物[注 1]の声として捉えようとした[2]。あくまでも生きた人間の言葉に目を向け、抄物それ自体の言葉に深く切り込んで、その性格を解明して資料性を保証したのである[2]。
また寿岳は日本語と女性の人生との関係を明確にした[3]。女性語によっていかに日本の女性が喘いできたかを具体例とデータで示しながら説き進める姿勢には、まだジェンダーの概念が入っていなかった頃より本質を見据えていた[3]。
さらに護憲・反核、まちづくり、福祉、女性差別是正などの要求実現に向けた発言や政治革新運動のリーダーとして活動[4]。「憲法を守る婦人の会」の活動に30年以上携わった。
著書
単著
- レトリック 日本人の表現 共文社, 1966
- 女は生きる 名前が語る女の歴史 三省堂新書, 1968
- 花と詩の旅 芸艸堂, 1970
- 働く婦人の講座 7 働く婦人の人間関係 汐文社, 1972
- 女・人間として その生き方を考える 文研出版, 1974
- ふるさとの花こよみ京都 芸艸堂, 1975
- 日本語の裏方 講談社, 1978
- 日本人の名前 大修館書店, 1979
- 暮らしの京ことば 朝日選書, 1979
- 日本語と女 岩波新書, 1979
- 暮らしのことばと心 大月書店, 1980
- 過ぎたれど去らぬ日々 わが少女期の日記抄 大月書店, 1981
(NHKドラマ人間模様・いつか来た道, 1983 原作 本人役三田寛子)
- 室町時代語の表現 清文堂出版, 1983
- 東北発信 大月書店, 1984
- 永遠の水汲むわが母 弥生書房, 1984
- 思いは深く 朝日新聞社, 1986
- はんなりほっこり 新日本出版社, 1987
- ことばづかいの昭和史 岩波書店, 1988 (岩波ブックレット)
- 京都町なかの暮らし 草思社, 1988
- 章子のことば教室 かもがわ出版, 1989 (かもがわブックレット)
- 出会いに生きる 私のこころ暮らし 海竜社, 1991
- 京に暮らすよろこび 草思社, 1992
- 想父記 呼びかわす声 人文書院, 1993
- 京の思い道 草思社, 1994
- 出会いの地紀伊田辺 寿岳家との深いかゝわり 吉田弥左衛門, 1995 (続々々田奈部豆本)
- ひとりで暮らすということ 海竜社, 1995
- 湖北の光 草思社, 1995
- ひたすら憲法 岩波書店, 1998
- 京都、大好き。 ぱる出版, 1999