山川泰熙
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棋歴
仙台市に生まれ4年ほど在住[4][5]。小学1年生の頃、体が弱く外で遊ぶことのない息子に、転勤族の父親が将棋ならと考え、父親に教わって将棋を始めた[1][6]。その後、天童駅前交流室や杜の都加部道場に通って将棋を指すように[6]。
小学4年生のときに東京に引っ越し、東京で落ち着いた[6][7]。東京では蒲田将棋クラブに通い、ここで後に師匠となる広瀬と出会った[6]。
2009年、第34回小学生将棋名人戦では決勝で徳田拳士に敗れ準優勝[2][8]。2010年には、準決勝で中七海に勝利するなどし、第35回小学生将棋名人戦優勝[9][10][11]。同年、第9回全国小学生倉敷王将戦高学年の部で優勝[12][13]。
同年9月、母親に「優しすぎるから勝負の世界には向いていない」と心配されながらも。奨励会に入会(6級)[1]。級位者時代には18連勝を記録するなど順調に昇級・昇段を重ねるも[14]、2級で停滞してしまう[6]。第62回三段リーグ(2017年度 後期)より三段リーグに参加[1][15]。指し分けか負け越しが数年にわたって続くも、大学に進学せず将棋一本で頑張る決意をし[6]、第74回三段リーグ(2023年度 後期、参加13期目)を14勝4敗で成績1位とし、四段昇段(2024年4月1日付)となりプロ入りを決めた[1][16]。
プロデビュー後
2024年10月、西山朋佳の棋士編入試験第2局で試験官を務めた[17]。2025年第33期銀河戦では、予選を突破し初めて本戦トーナメントに進出するも2勝で敗退[18]。初参加となる第83期順位戦C級2組では、3勝7敗となり初年度から降級点を取ってしまった[19]。
棋風
人物
- 趣味は食べること[1]で、「マーボー豆腐」をラー油から作ったこともある[22]。
- ぬいぐるみを集めることも趣味である[23]。特に好きなのはドオー[24]。
- 一人っ子[6]。
- 憧れの棋士は羽生善治[25]。
- 名前の由来は、熙には「かがやく、ひろまる」という意味があり、心の奥に熱い気持ちを持てということから[7]。
- 三段リーグ突破の1年前、2023年の元旦から永瀬拓矢九段の研究会に参加[26][27]。永瀬の将棋に臨む姿勢に「トップ棋士でもこれだけ努力しているなら、自分ももっと頑張らないといけない」と感じたことが力になった[26]。
- 奨励会三段時代に、社会勉強のため自宅近所のローソンでアルバイトをしていた経験がある[28]。
師弟関係
- 広瀬章人九段門下として初の棋士[26]。
- 山川が師匠の広瀬九段と出会ったのは、広瀬が初タイトル「王位」を奪取する直前の2010年頃。広瀬の研究拠点の将棋道場「蒲田将棋クラブ」に山川も通っており、広瀬の指導対局も受けた経験から、道場席主を介し広瀬に「弟子にしてほしい」と願い出た。山川の素質を感じていたが、当時22歳の広瀬としても弟子にするかを悩み、広瀬の師匠の勝浦修九段、兄弟子の森内俊之九段や野月浩貴八段にも相談し「よい機会だから」と勧められ、山川を弟子にした[29]。広瀬は山川に「三段までは自力で上がって来い」として、山川が広瀬からの指導を受けるようになったのは三段になってから[26]。三段リーグ最終節のひとつ前の節で連敗した山川に、広瀬は「これが最後の壁。乗り越えられないようではプロになっても苦しい」と発破を掛けたという[26][30]。
- 2024年の詰将棋解答選手権は師弟揃って参加した[31]。
- 師弟揃って競馬好きで、広瀬一門のTwitterアカウントでは競馬予想を行っていた[32]。
昇段履歴
主な成績
- タイトル棋戦
- 竜王戦:第38期 6組(2勝・昇決0勝) / 過去最高:6組(2勝・昇決0勝、第38期)
- 順位戦:第84期 C級2組・序列46位 / 過去最高:C級2組 3勝7敗(第83期・C2-53)
- 叡王戦:第10期 予選敗退 / 過去最高:予選 0勝(第10期)
- 王位戦:第67期 予選 敗退 / 過去最高:予選(0勝、第66期)
- 王座戦:第73期 一次予選 敗退 / 過去最高:一次予選(0勝、第73期)
- 棋王戦:第51期 一次予選 敗退 / 過去最高:一次予選(4勝、第51期)
- 王将戦:第76期 一次予選 決勝敗退 / 過去最高:一次予選(1勝、第76期)
- 棋聖戦:第97期 一次予選 敗退 / 過去最高:一次予選(1勝、第96期)
- 一般棋戦・若手棋戦
- 朝日杯:第19回 一次予選 進行中 / 過去最高:一次予選 2勝(第18回)
- 銀河戦:第33期 本戦敗退 / 過去最高:本戦(2勝、第33期)
- NHK杯:第75回 予選敗退 / 過去最高:予選 2勝(第75回)
- 新人王戦:第56期 進行中(1勝・ベスト16) / 過去最高:(記録なし)
- 加古川青流戦:第15期 敗退 / 過去最高:トーナメント1勝(第14期)
在籍クラス
→竜王戦と順位戦のクラスについては「将棋棋士の在籍クラス」を参照
| 開始 年度 |
順位戦 出典[37] |
竜王戦 出典[38] | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | 決勝 T |
|||||
| 1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||||
| 2024 | 83 | C253x | 3-7 | 38 | 6組 | -- | 2-1/昇0-1 | |||||||||||
| 2025 | 84 | C246* | 7-3 | 39 | 6組 | -- | 1-1/昇2- | |||||||||||
| 2026 | 85 | C215* | - | 40 | 6組 | -- | - | |||||||||||
| 順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 | ||||||||||||||||||
年度別成績
著書
- 山川泰熙『囲いの急所事典』マイナビ出版、2026年7月23日。ISBN 978-4-8399-91135。[21]