岡山市南区山林火災

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岡山市南区山林火災(おかやましみなみく さんりんかさい)は、岡山県岡山市南区及び玉野市2025年令和7年)3月23日に起きた森林火災である。4月11日に鎮火が発表された。1965年の観測開始以来、岡山県最大規模の山林火災となった。

発生日 2025年(令和7年)3月23日
午後3時頃
類焼面積 約486ha
原因 焼却中の木からの飛び火
岡山市南区山林火災
現場 日本の旗 日本 岡山県岡山市南区玉野市
発生日 2025年(令和7年)3月23日
午後3時頃
類焼面積 約486ha
原因 焼却中の木からの飛び火
被害建築物 計19棟
死者 なし
負傷者 なし
3月26日に撮影された
火災現場周辺の衛星写真[注釈 1]

2025年3月23日の午後3時、岡山県岡山市南区飽浦にて発生した[2]。午後3時過ぎに「山が燃え炎が見える」と119番通報が行われた[3][4][5]。近くで畑作業をしていた男性は「風が強く一気に広がった」と話していたという[6]

火災は風によって金甲山などに広がった[7]。午後4時には消防車が15台以上が出動[8]。午後5時15分には岡山市が災害対策本部を設置した[6]

最終的には岡山市消防局玉野市消防局から消防車26台と消防署員と消防団員、岡山県の防災ヘリコプターが出動したものの、午後6時にて日没のため切り上げられた[3]

その後の午後8時45分には岡山市南区飽浦の一部と宮浦に避難指示が発表され、光南台中学校と光南台公民館に避難所が開設された[6][9]

3月24日に日の出により午前6時に消火活動は再開した[10]陸上自衛隊のヘリコプターも県の要請を受けて[5][11]出動した。また政府は首相官邸危機管理センター情報連絡室を設置した[12]。午後4時半には避難指示が解除されたものの、最終的に再び発令された[13]

3月25日には、新たに岡山市は南区の阿津、小串に、玉野市は北方と番田に避難指示が発令され、自衛隊の大型・中型ヘリコプター計7台と香川県鳥取県のヘリコプター計4台も出動した[14][15]

午前9時には玉野市の災害対策本部が解散、避難所も閉鎖したものの、貝殻山の燃焼により鉾立公民館に避難所を開設。夜には災害対策本部も再度開設された[15]。岡山市も同様に再度解除された後[16]、発令された。

3月26日には、燃焼面積が暫定423haになったことにより観測史上岡山県で最大規模の火災となった[注釈 2][17]。その後の午後9時頃には燃焼面積がさらに上昇、暫定546haとなった[18]

3月27日の夕方には玉野市の避難指示が解除され[19]3月28日には岡山市の避難指示も解除された[20][21]

また、27日の夜から降った雨[22]の影響によって炎や煙が鎮静化した[20]ことにより、28日に鎮圧を発表した[2][23]

3月29日からは岡山市消防局のヘリコプター1機とジェットシューターを持った消防隊員と消防団員約190人が投入され、熱源の確認が行われた[24]

そして4月11日、1週間火種が見つからなかったことにより鎮火を発表された[2][25][26]

経過

  • 3月23日
    • 午後2時45分 - 出火[2][27]
    • 午後3時 - 通報[3][4][5]
    • 午後5時半 - 災害対策本部設置[6]
    • 午後6時 - 消防車等が日没のため切り上げられる[3]
    • 午後8時45分 - 岡山市南区飽浦(一部)と宮浦に避難指示が出される[6][9]
  • 3月24日
    • 午後4時半 - 避難指示が解除(後に再び発令[13])。
  • 3月25日 - 岡山市南区阿津、小串・玉野市北方、番田に避難指示が出される[14][15]
    • 午前9時 - 玉野市災害対策本部が解散、避難所閉鎖される(後に再び開設)[15]
  • 3月26日 - 観測史上岡山県最大規模の森林火災となる[17]
  • 3月27日夕方 - 玉野市の避難指示解除[19]
  • 3月28日
  • 3月29日 - 熱源の確認が開始される[24]
  • 4月11日 - 鎮火される[2][25][26]

原因

3月29日、近所の男性が知人に伐採した木の処分を依頼され、燃やしていたところ、火が燃え移ったことが原因と見られると報道された[24][28]

男性は燃え移った際に水道ホースで水をかけたものの、燃え移る火のスピードに消火が追いつかなかったと説明していたという[28]

4月22日には、現場付近で実況見分などが行われた[29]

2026年1月14日岡山市消防局が出火原因は焚き火で、その火が燃え広がったためであると正式に発表された[30][27]

影響

被害

初日の強い風の影響で一気に火が広がった[10]

  • 消失面積は約486haであり、暫定値のおよそ565haを大きく下回った。
    • 内訳は岡山市約472ha、玉野市約14haである。
  • この火災によって空き家、当初は6棟が焼けた[29][26]と報道されていたものの、2026年の出火原因の発表と同時に19棟が燃えていたと発表された[30][27]
  • 死者やけが人、民家が焼けることは出ずに済んだ[25][34]
  • ため池のパイプが一カ所消失[35]
  • 道路の標識7か所消失[35]
  • 農園のプランターやシイタケ原木が焼失[36]

対策等

  • 4月14日から5月2日に現地調査が行われた[37][38]
  • 2025年5月20日には伊原木隆太知事が2025年度中に治山ダムの整備を行うと発表した[38]
  • ウバメガシ」を始めとした、耐火性のある樹木を植栽する方針を発表した[37]
  • 岡山市は7月までに県道長谷小串線の7カ所に防護柵を設置すると発表した[35]

その他

脚注

関連項目

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