工藤精一郎
日本の翻訳家 (1922–2008)
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経歴
福島県福島市生まれ[3]。旧制福島中学(現:福島県立福島高等学校)卒業。ハルピン学院卒業。1958年日ソ文化交流事業に参加[注釈 1]、1972年から1975年まで文化学院講師、1975年から1993年まで関西大学教授を務めた[5][注釈 2]。
1943年12月、学徒出陣により徴兵され[7][注釈 3]、のちに、小月にあった航空情報隊付の見習士官として終戦を迎えて、現地解散して福島へ帰省する途中、広島から乗った復員列車で偶然にも中山省三郎と乗り合わせて知己を得る[9]。その後、中山に呼ばれて上京し、出版編集の仕事に携わるとともに弟子になり、また、中山の死後は、中山の師でもある原久一郎の孫弟子となり[9][注釈 4]、ロシア文学者としての道に踏み込んだ。以降、数多くのロシア文学・ロシア語文献を翻訳した。
著作
単著
翻訳
- 『鉄の流れ』(アー・セラフィモーヰッチ、新潮文庫) 1955年
- 『四季』(ヴェーラ・パノーヴァ、大日本雄弁会講談社、ミリオン・ブックス) 1956年
- 『セメント』(グラトコーフ、新潮文庫) 1956年
- 『野獣とその女』(アルツイバーシェフ、山内書店) 1956年
- 『北極の秘密』(オーブルチェフ、講談社、少年少女世界科学冒険全集) 1957年
- 『雪原の女王』(レフ・カッシリ、新潮社) 1957年
- 『可愛い女優』(イリーナ、新潮社) 1958年
- 『風の中の少女』(H・アターロフ、三笠書房) 1958年
- 『21世紀のレポート』(ミハイル・ワシリエフ, セルゲイ・グーシチェフ、原卓也共訳、新潮社) 1959年
- 『海底五万マイル』(グリゴリー・アダモフ、講談社、少年少女世界科学名作全集) 1961年
- 『パリ陥落』(イリヤ・エレンブルグ、新潮文庫) 1961年
- 『罪と罰』(ドストエフスキー、新潮社、世界文学全集) 1961年
- 別版『ドストエフスキー全集』新潮社 1978年/新潮文庫 上下 1987年、改版 2010年
- 『世界名作で学ぶ大脳生理学 条件反射のあたらしい学び方』(E・マルデルシュテイン、講談社、ブルーバックス) 1965年、新版 1979年
- 『初恋 / 父と子』(ツルゲーネフ、集英社、世界の名作) 1965年/新潮文庫、改版 1998年
- 『森はいきている』(マルシャーク、集英社) 1966年
- 『春の水 / 不幸な女』(ツルゲーネフ、集英社、世界の名作) 1967年
- 『死せる魂』(ゴーゴリ、旺文社文庫) 1967年
- 『金髪のグーリヤ』(イリーナ、偕成社、少女ロマン・ブックス) 1968年
- 『復活』(トルストイ、集英社、世界文学全集) 1968年、新編 1979年
- 『フリオ・フレニトの遍歴』(イリヤ・エレンブルグ、集英社) 1969年
- 『猟人日記』(ツルゲーネフ、集英社、世界名作全集) 1969年、のち新潮文庫
- 『未成年』上・下(ドストエフスキー、新潮文庫) 1969年、改版 2008年/別版「―全集」
- 『戦争と平和』(トルストイ、新潮社、新潮世界文学) 1970年/新潮文庫(全4巻) 1972年、改版 2006年
- 『死の家の記録』(ドストエフスキー、新潮文庫) 1973年、改版 2004年/別版「―全集」
- 『アンナ・カレーニナ』(トルストイ、旺文社文庫 全3巻) 1973年/集英社「世界文学全集」全2巻 1979年
- 『星の切符』(アクショーノフ、中公文庫) 1973年
- 『初恋』(ツルゲーネフ、集英社、ジュニア版世界の文学) 1974年
- 『犯罪の大地 ソ連捜査検事の手記』(F・ニェズナンスキイ、中央公論社) 1984年/中公文庫 1986年
- 『赤い狼 KGB“T"機関の陰謀』(F・ニェズナンスキイ、中央公論社) 1985年/中公文庫 1989年
- 『鉄の女 サー・ロッカート、ゴーリキイ、H・G・ウェルズの愛人の生涯』(ニーナ・ベルベーロワ、中央公論社) 1987年
- 『イワンのばか』(レフ・トルストイ、第三文明社、少年少女希望図書館) 1989年
- 『皇帝ニコライ処刑 ロシア革命の真相』上・下(エドワード・ラジンスキー、日本放送出版協会) 1993年
- 『ゴルバチョフ回想録』上・下(ミハイル・ゴルバチョフ、鈴木康雄共訳、新潮社) 1996年
- 『赤いツァーリ スターリン、封印された生涯』(エドワード・ラジンスキー、日本放送出版協会) 1996年
- 『憂国』(アレクサンドル・イワノヴィチ・レベジ、工藤正廣, 佐藤優, 黒岩幸子共訳、徳間書店) 1997年