広島市環境局中工場

From Wikipedia, the free encyclopedia

設備設計者 三菱重工[2]
施工 五洋建設りんかい日産建設・錦建設・大之木建設JV[1]
三菱重工[2]
広島市環境局中工場
情報
用途 清掃工場
設計者 谷口建築設計研究所[1]
設備設計者 三菱重工[2]
施工 五洋建設りんかい日産建設・錦建設・大之木建設JV[1]
三菱重工[2]
管理運営 広島市環境局
構造形式 S造/SRC造/RC造、一部PC[1]
敷地面積 50,245.00 m² [1]
建築面積 13,877.70 m² [1]
延床面積 45,544.93 m² [1]
階数 地上7階地下1階[1]
改築 2004年2月[3][1]
所在地 730-0826
広島市中区南吉島一丁目5番1号
座標 北緯34度21分30秒 東経132度26分31秒 / 北緯34.35833度 東経132.44194度 / 34.35833; 132.44194 (広島市環境局中工場)座標: 北緯34度21分30秒 東経132度26分31秒 / 北緯34.35833度 東経132.44194度 / 34.35833; 132.44194 (広島市環境局中工場)
テンプレートを表示

広島市環境局中工場(ひろしましかんきょうきょくなかこうじょう)は、広島県広島市中区にある清掃工場

かつて同地にあった清掃工場が、老朽化に伴い2004年に建て替えられた[4]。ネガティブなイメージに捉えられやすいゴミ処理場を、美術館のような見せる造りにしてポジティブな方向へ活かした作品[5][6][7]。2005年BCS賞[1]、2008年公共建築賞[5]受賞。

映像外部リンク
中工場見学案内動画(日本語版) - 広島市
中工場、広島市吉島にある 美しいゴミ焼却場を見学! - 広島ニュース 食べタインジャー
  • 焼却設備 : 全連続燃焼式ごみ焼却炉(24時間連続燃焼式ストーカ炉)×3基[3][2]
  • 焼却能力 : 600t/日(200t/日×3基)[3][2]
  • 発電能力 : 15,200kW[2]

旧工場は処理能力400t/日であったが建て替えにより処理能力を向上させた[4]。高温完全焼却を自動化運転で行っている[3]。有害物質を除去し、騒音・悪臭を外部に出さないよう周辺に配慮している[3]溶融スラグは道路舗装材に、焼却炉の余熱は工場内の冷暖房・給湯に利用、蒸気タービン発電機による発電能力を持ち工場内施設で消費、余剰電力を電力会社へ売電する、などリサイクルが進められている[2][3][1][8][7]。工場見学もできる(要予約)[7]

なお、余熱は吉島屋内プールにも利用されていたが、中区の光南にあった旧プールは2023年8月末で閉場し、2023年9月末に南吉島に新築移転することになった[9][10][11]

建物

工場と吉島通り平和公園の主要施設および平和大通り。平和公園の主要施設は平和大通りを東西の軸線として直交するように南北の軸線上に配置されている'"`UNIQ--ref-00000024-QINU`"'。また現代広島市の主要道路は平和大通りを基準に碁盤目状に整備されている'"`UNIQ--ref-00000025-QINU`"'。そのため吉島通りは平和の軸線を意識した線形になる。

この建物は1995年被爆50周年にあたり広島市が優れたデザインの社会資本整備を進めてきた「ひろしま2045:平和と創造のまち」事業[12]によって整備された公共施設にあたる[6]。設計は谷口建築設計研究所(谷口吉生)[6]、サインデザイン[注 1]八木保[13]

まず特徴として、“平和の軸線”平和公園内の原爆ドーム原爆死没者慰霊碑広島平和記念資料館が作る広島市の南北の都市軸をそのまま施設に取り込んでいること[注 2]が挙げられる[1][8]。平和公園から続きゴミ運搬車の搬入路となる吉島通りの突き当りに建物があり、その同軸上に建物を貫くように1階がゴミ運搬車路・2階以上が「エコリアム」[注 3]と呼ばれる吹き抜けの工場見学スペースとなっている[1]。そこから更に抜けると海を展望できるデッキがある[1]

(前略)例えば、広島市環境局中工場。これが『ゴミ処理施設』という言葉に似つかわしくない壮麗な建築物なんです。そこには、広島平和記念公園から瀬戸内海まで遮らずにつなぐ貫通通路がある。原爆で亡くなった人たちの精神とともに、どう町を作っていくのか…。そんな町の精神性が表れていると思い、(後略)濱口竜介[注 4][15]

エコリアムを中心に回遊式でゴミ処理の過程を見学できる[1]。空間はガラス張りで空気は脱臭処理され清潔感を演出し、ゴミ処理の各プラントを美術館の展示のように美しく見せている[1][6][8][7]。その様子は、SF映画に出てくる宇宙基地のような雰囲気、と評されている[6]。また屋内に樹木を植えクリーンなイメージを演出し、メタリックな設備との融合を果たしている[6][8][7]

旧工場を稼働させながら現工場を建て替えていたため、敷地南側の海面約43,000m2を埋め立てた上に建設している[4]。旧工場跡地は現在駐車スペース。周辺は公園、自然と水辺のコミュニティ空間となっている[6][8]

出来事

交通

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI