陳子昂の詩と並んで「神味超逸」の風があり、阮籍の「詠懐詩」の流れをくむ「感遇詩」12種の連作や「望月懐遠」が有名。著作に『張曲江集』20巻がある。
| 自君之出矣 |
| 自君之出矣 |
君のいでしより |
| 不復理残機 |
また残機(ざんき)を理(おさ)めず |
| 思君如満月 |
君を思えば満月の |
| 夜夜減清輝 |
夜夜に清輝を減ずるが如し |
| 照鏡見白髪 |
| 宿昔青雲志 |
宿昔 青雲の志 |
| 蹉跎白髪年 |
蹉跎(さだ)たり 白髪の年 |
| 誰知明鏡裏 |
誰か知らん 明鏡の裏(うち) |
| 形影自相憐 |
形影 自ら相憐まんとは |
| 望月懐遠 |
| 海上生明月 |
海上 明月 生じ |
| 天涯共此時 |
天涯 此の時を 共にす |
| 情人怨遥夜 |
情人 遥夜(ようや)を 怨み |
| 竟夕起相思 |
竟夕(きょうせき) 起きて 相い思う |
| 滅燭憐光満 |
燭を滅するままに 光の満つるを 憐み |
| 披衣覚露滋 |
衣を披(はお)りて 露の滋きを 覚ゆ |
| 不堪盈手贈 |
手を盈(み)ちて贈るを堪えず |
| 還寝夢佳期 |
還た寝て佳期(かき)を夢みん |