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国道292号

群馬県から新潟県に至る一般国道 From Wikipedia, the free encyclopedia

国道292号(こくどう292ごう)は、群馬県吾妻郡長野原町から新潟県妙高市に至る一般国道である。

総延長123.9 km
実延長119.0 km
現道116.0 km
制定年1970年昭和45年)
概要 一般国道, 総延長 ...
一般国道
国道292号標識
国道292号
地図
総延長 123.9 km
実延長 119.0 km
現道 116.0 km
制定年 1970年昭和45年)
起点 群馬県吾妻郡長野原町北緯36度33分1.4秒 東経138度38分36.3秒
主な
経由都市
長野県下高井郡山ノ内町、中野市飯山市
終点 新潟県妙高市北緯37度3分31.4秒 東経138度15分35.3秒
接続する
主な道路
記法
国道145号標識 国道145号
国道406号標識 国道406号
国道405号標識 国道405号
国道403号標識 国道403号
国道117号標識 国道117号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
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概要 全ての座標を示した地図 - OSM ...
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渋峠(横手山ドライブイン付近、2016年10月)
長野原町・大津交差点(2015年9月)
草津道路における端点である。
↓方向(手前)が国道292号草津道路、←方向が国道145号旧道・国道406号、→方向が国道145号現道・国道406号、↑方向(奥正面)が国道145号現道(長野原バイパス)である。
草津町・草津交差点(2015年9月)
現道と草津道路の合流地点である。
↑方向(奥正面)が国道292号現道(至長野原)、→方向が草津道路(至長野原)、↓方向(手前)が国道292号現道(至山ノ内)である。
長野県中野市大字壁田付近(2011年5月)
新潟県妙高市大字美守付近(2012年10月)

概要

本国道は、群馬県吾妻郡長野原町国道406号交点から草津温泉(吾妻郡草津町)や渋峠志賀高原長野県下高井郡山ノ内町)、飯山市を経由しながら北西方向に進み、新潟県妙高市上越市国道18号上新バイパス寺町交差点付近)までを結ぶ路線である。

吾妻郡長野原町 - 吾妻郡草津町の区間は2つのルートがあり、東側の区間(太子・六合経由)は旧来の草津道草津街道)に相当するルート、西側の区間は一般有料道路草津道路として1964年昭和39年)11月18日に開通したものである[1]。当初、吾妻郡長野原町 - 吾妻郡草津町間は草津道路経由のみが指定されたが、1980年代に吾妻郡六合村[注釈 1]を経由する区間が追加指定された。なお、草津道路は1993年平成5年)に無料開放された。また、渋峠をはさんだ41.1 kmの区間は、一般有料道路の志賀草津道路として整備され、1992年(平成4年)に無料開放された[2]

国道の中では日本一標高の高いところを通る道路でもある[3][4]。国道最高地点は群馬県と長野県の県境である渋峠より数百メートル群馬県側にあり、標高2,172 mの「日本国道最高地点」の碑が建てられている[4][5]。渋峠の群馬県側は急勾配のため、いったん南側の最高地点を通ってから渋峠に至る路線設計となっている。群馬・長野県境の渋峠を挟み、草津 - 山ノ内間に冬季閉鎖区間が設けられており、例年4月下旬から11月下旬までの期間、火山規制がかからない場合のみ通行できる[4][6]

当初、終点は新井市(現在の妙高市)大字姫川原であったが、国道18号の上新バイパスの開通により国道18号の経路が変わったことで区域が変更され、1991年(平成3年)に終点は上越市の上新バイパス寺町交差点から数百メートル南付近・上越市と新井市(現妙高市)の境界付近である新井市柳井田の地点に移転した。ただし、現地の案内標識では分かりやすさ優先のため寺町交差点が国道292号と直接接続しているように記されている。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[7][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

  • 1970年昭和45年)
  • 1991年平成3年)7月30日 - 一般国道292号(群馬県吾妻郡長野原町 - 新井市)
  • 1992年(平成4年)11月17日 - 志賀草津道路が無料開放[2]
  • 1993年(平成5年)4月24日 - 草津道路が無料開放。
  • 2014年(平成26年)
    • 6月3日 - 草津白根山に火山警報が出され噴火警戒レベルが「レベル2(火口周辺規制)」に引き上げられたため殺生ゲート - 万座三差路間が全面通行止めとなる。
    • 6月14日 - 通行止め規制が緩和されて、日中の8時から17時に限り該当区間の通行は可能になったが、途中山頂の半径1 km以内を走る2.5 kmの区間は駐停車禁止となる。
  • 2017年(平成29年)6月15日 - 6月7日に噴火警戒レベルが1に引き下げられた事から夜間通行止め・駐停車禁止の通行規制を解除。
  • 2018年(平成30年)4月22日 - 草津白根山の噴火警戒レベルが「レベル2(火口周辺規制)」に再び引き上げられたため殺生ゲート - 万座三差路間が再度全面通行止めとなる。
  • 2019年(平成31年)
    • 4月19日 - 草津町が必要な安全対策を履行するとした事により、群馬県が通行止め規制を緩和[13]
    • 4月24日 - 通行止めの緩和の条件であった、「草津町が行うとしていた安全対策」の不備により安全性が担保できなくなり再び殺生ゲート - 万座三差路間全面通行止めとなる[14]
    • 4月25日 - 安全対策の強化により通行止め規制を緩和[15]
  • 2019年(令和元年)
    • 5月18日 - 再び噴火警戒レベル2となったことから通行止めを実施[16]
    • 5月30日 - 安全が確認されたとして通行止め規制を緩和[16]
  • 2021年(令和3年)7月20日 - 猿橋改良の一部区間(3工区、0.8 km)が開通[17]
  • 2022年(令和4年)10月7日 - 猿橋改良の1工区(1.0 km)が全線開通[18]
  • 2023年(令和5年)10月25日 - 草津道路区間のうち草津町内の一部交差点が長野原方面から草津交差点方面への一方通行となる[注釈 5][19]

路線状況

志賀草津道路

志賀草津道路は、人気の観光道路でもあり、連休や夏休み、紅葉シーズン中の昼間の時間帯は混雑する[20]11月下旬から翌年4月下旬までの志賀草津道路は、草津町・天狗山ゲートから渋峠の先、長野県山ノ内町の陽坂ゲートまでの区間が通行止めとなる[6]

通称

  • 草津街道(長野原町長野原 - 中之条町小雨 - 草津町草津)
  • 日本ロマンチック街道(長野原町長野原 - 嬬恋村干俣)
  • すずらん通り(草津町)
  • 志賀草津道路(草津町草津 - 草津町・山ノ内町境)[2]
  • オリンピック道路(草津町・山ノ内町境 - 中野市)
    • 上林 - 夜間瀬バイパス
    • 一本木バイパス
  • 飯山街道(飯山市蓮・古牧橋北交差点 - 妙高市)
  • 飯山バイパス(飯山市)
  • 富倉バイパス(飯山市)

通称(草津道路)

  • 日本ロマンチック街道(長野原町大津 - 草津町草津・草津交差点)

重複区間

  • 国道403号(長野県中野市一本木 - 長野県中野市吉田・七瀬交差点)
  • 国道117号現道(長野県飯山市蓮・古牧橋北交差点 - 飯山市飯山・有尾交差点)
  • 国道403号(長野県飯山市飯山・中央橋西交差点 - 飯山市飯山・有尾交差点)

道路施設

橋梁

  • 長野県
    • 十二沢橋(山ノ内町平穏)
    • 古牧橋(中野市壁田 - 飯山市蓮)

トンネル

  • 長野県
    • 有尾隧道(飯山市飯山 - 小佐原)
    • 大川トンネル(飯山市旭)
    • 富倉トンネル(飯山市富倉)
    • 長沢トンネル(妙高市長沢)

道の駅

草津道路

通行止め規制区間

  • 天狗山ゲート(群馬県吾妻郡草津町) - 陽坂ゲート(長野県山ノ内町): 冬季閉鎖

地理

日本国道最高地点の碑(標高2,172 m)。渋峠付近が国道最高地点になったのは、かつて有料道路であった志賀草津道路が無料開放された1992年平成4年)のことである[21]

草津付近は深い森林地帯を抜ける道路である[6]。草津と志賀を結ぶ区間にあたる志賀草津道路では、4月下旬の開通直後の道路の両側に雪の壁を見ることができ、場合により積雪7 - 8 mの高さの雪の回廊となるところがある[6][20][22]。この区間の群馬県側では、白根山を中心に荒涼とした風景が多く、殺生河原(せっしょうがわら)は、強い硫黄臭が漂い硫化水素が噴き出す草木が1本も生えない危険地帯である[23][24]。万座温泉分岐からつづら折れの道となり、標高が森林限界を超える高さになると、周囲に高い木がない尾根筋の道路になる[6][24]

国道292号は、日本一標高の高い所を通る一般国道として知られており、群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の県境にある渋峠付近に標高2,172 mの最高地点がある[25]。標高2,050 mの山田峠と渋峠のあいだにある日本国道最高地点の展望台からは、国道292号の沿道上にあって、この地点から展望で見ることができ湯釜でも知られる草津白根山(標高2,160 m)よりも高く[25]、眼前に万座山横手山志賀山といった2000 m級の山頂が並び[24]、足元には高層湿原の風景が広がる[23]。また、日本国道最高地点の道標も設置されており、これを記念して近くのホテルでは日本国道最高地点到達証明書の発行も行われている[25]

ここから道を下り、渋峠より西の長野県に入っていくと、横手山の中腹を西へと進み、笠ヶ岳や遠くは3.000 m級の飛騨山脈(北アルプス)までのパノラマ風景を見ることができる[23]志賀高原がある長野県側も、標高を下げていくと再び森林地帯の中を走る道路となる[6]

通過する自治体

通過する自治体(草津道路)

  • 群馬県
    • 吾妻郡長野原町 - 吾妻郡草津町

交差する道路

交差する道路(草津道路)

交差する河川

  • 群馬県
    • 矢ノ下沢川(中之条町赤岩)
    • 白砂川(出立大橋 : 中之条町赤岩 - 日影)
    • 水戸沢川(花園大橋 : 中之条町太子)
    • ウルシ沢川(下平橋 : 中之条町太子 - 小雨)
    • 小雨川(中之条町小雨)
  • 長野県
    • 角間川(角間大橋 : 山ノ内町平穏 - 佐野)
    • 三沢川(伊沢橋 : 山ノ内町戸狩)
    • 信濃川(千曲川)(古牧橋 : 中野市壁田 - 飯山市蓮・古牧橋北交差点)
    • 田草川(飯山市蓮 - 蓮/静間)
    • 清川(清川橋 : 飯山市静間)
    • 皿川(飯山市飯山など、3ヶ所で交差)〈 (1) 飯山市飯山、(2) 飯山市小佐原 - 飯山、(3) 旭橋 : 飯山市旭〉
  • 新潟県
    • 長沢川(妙高市長沢など、7ヶ所で交差)〈 (1) (2) (3) 妙高市長沢、(4) 妙高市長沢原、(5) ウラ鳥橋 : 妙高市長沢原 - 猿橋、(6) ウソ鳥橋 : 妙高市猿橋、(7) 新砂原橋 : 妙高市猿橋〉
    • 関川(猿橋 : 妙高市猿橋)
    • 渋江川(渋江川橋 : 妙高市高柳1丁目 - 中川)

交差する河川(草津道路)

  • 群馬県
    • 遅沢川(長野原町大津、2ヶ所で交差)〈 (1) 洞口橋 : 長野原町大津、(2) 長野原町大津〉

交差する鉄道

  • 群馬県
  • 長野県
    • 長野電鉄長野線(栗和田高架橋 : 中野市一本木)※高架橋により長野線をまたぐ
    • JR東日本北陸新幹線(中野市壁田など、2ヶ所で交差)〈 (1) 中野市壁田、(2) 飯山市静間 - 飯山>※ (1) (2) とも北陸新幹線の高架下を通過する
    • JR東日本飯山線(飯山市飯山)※高架橋により飯山線をまたぐ
    • JR東日本北陸新幹線(飯山市旭など、3ヶ所で交差)〈 (1) (2) 飯山市旭、(3) 新潟県妙高市長沢>※(1) 〜 (8) で北陸新幹線のトンネルをまたぐ

  • 群馬県
    • 山田峠(標高2,048 m、吾妻郡嬬恋村・吾妻郡草津町の境界未定地域 - 吾妻郡中之条町入山)
    • 渋峠(標高2,172 m、吾妻郡中之条町入山 - 長野県上高井郡山ノ内町平穏)

脚注

参考文献

関連項目

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