恋のインターチェンジ
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- 作詞は実業家で直木賞作家、経営コンサルタントでもあった邱永漢。作曲は、クラリネット奏者で著名な藤家虹二で異色の組み合わせである。橋は、前年の64年から恩師の佐伯孝夫、吉田正以外の楽曲をリリースしているが、65年に入ると、この傾向はいっそう顕著になり、1月の楽曲「さすらい者」につづいて、本曲のリリースとなっている。
- 楽曲は63年7月15日名神高速道路の栗東IC~尼崎ICが日本初の高速道路として開通し[2]、その前年には東名高速道路の東京~静岡間で工事着手するなど、本格的な高速自動車道の到来を背景にして制作された。
- 橋のリズム歌謡は、佐伯・吉田コンビによる一連の作品(「恋をするなら」、「ゼッケンNO.1スタートだ」、「チェッ・チェッ・チェッ -涙にさよならを-」、「あの娘と僕(スイム・スイム・スイム)」、アメリアッチリズムによる「恋と涙の太陽」)が著名だが、本作は「僕等はみんな恋人さ」同様、佐伯・吉田コンビ以外の作家によるリズム歌謡となっている。
- 橋は、若い頃作詞にも熱心だった邱永漢について、「この頃たくさん歌詞も書かれていた」、「日本にも高速道路ができたことを背景にして、そのインターチェンジを恋の迷いにダブらせて、『まっすぐ行こうか、曲がろうか、それともこのまま戻ろうか』」と、巧みに表現しており、この表現を「好きだなあ」と回想している[3]。
- c/wの「花の仁義」は、A面とおなじく邱永漢、藤家虹二の制作で、賽の目に命をかける渡世人をうたった時代歌謡の異色作となっている。
- 橋、邱永漢、藤家虹二の共演によるシングルは本楽曲のみである。