星降る王国のニナ
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| 星降る王国のニナ | |
|---|---|
| ジャンル | 恋愛漫画 ハイファンタジー漫画[1] |
| 漫画 | |
| 作者 | リカチ |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | BE・LOVE |
| レーベル | BE・LOVE KC |
| 発表号 | 2019年11月号 - |
| 発表期間 | 2019年10月1日[1] - |
| 巻数 | 既刊18巻(2026年2月13日現在) |
| アニメ | |
| 原作 | リカチ |
| 監督 | 駒屋健一郎 |
| シリーズ構成 | 山田由香 |
| 脚本 | 山田由香 |
| キャラクターデザイン | 竹谷今日子 |
| 音楽 | 田渕夏海 |
| アニメーション制作 | シグナル・エムディ |
| 製作 | 「星降る王国のニナ」製作委員会 |
| 放送局 | TOKYO MXほか |
| 放送期間 | 2024年10月10日 - 12月26日 |
| 話数 | 全12話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
『星降る王国のニナ』(ほしふるおうこくのニナ、英語: NINA the starry bride)は、リカチによる日本の漫画作品。『BE・LOVE』(講談社)にて、2019年11月号から連載中[1]。『BE・LOVE』の編集長の米村昌幸によると、戦いと恋が描かれる王道ファンタジー作品[2]。2024年11月時点で累計発行部数は240万部を突破している[3]。
フォルトナ国城下ダヤに住む孤児の少女ニナは、たった一人でも良いから居場所が欲しいと願っていた。
珍しい瑠璃色の瞳から第二王子アズールに見いだされたニナは、大国ガルガダへ嫁ぐはずだったが事故死した王女アリシャ・セス・フォルトナに成り代わるため、美しく着飾り姫としての作法を身に付けることを求められるが、次第にアズールに心惹かれていく。
登場人物
声の項はボイスコミック版・テレビアニメ版共通の声優。
フォルトナ国
- ニナ / アリシャ・セス・フォルトナ
- 声 - 田中美海[6][4]
- 本作の主人公[4]。フォルトナ国城下ダヤに暮らしていた孤児のピンク色のショートカットの少女。珍しい瑠璃色の瞳を持つため、前髪で顔を隠し、少年のふりをしていた。五年前の流行り病で両親を亡くし、同じく孤児になったサジ、コリンの兄弟と暮らしていたが、コリンの病死後サジに騙されアズールに売られ、事故死した王女アリシャ姫に成り代わることを求められる。アリシャ姫としては15歳。
- 天真爛漫でおてんばな性格。孤児ゆえに教養は何もなかったが、三か月足らずで巫女の知識をすべて覚え、王女としての振る舞い方を身に付けていくが、まだまだ猛勉強中。アリシャ姫とは瞳の色以外一切似ていないが、顔がほとんど知られていないため入れ替わりの事実は気づかれていない。本来の髪は短いので、長い髪の付け毛で隠している。
- アリシャに成り代わって約3か月、巫女としての知識や王女としての作法、教養を猛勉強するうちに、アズールに心惹かれていく。アズールのいるフォルトナを守るために、太上皇の協力のもと一人ガルガダに旅立つ。
- アズール・セス・フォルトナ
- 声 - 梅原裕一郎[7][6][4]、大渕野々花(本物)
- フォルトナ国第二王子[8]。灰金色の瞳が特徴。ガルガダに嫁ぐことになったアリシャを星離宮から王宮に連れてくる途中、アリシャ姫の乗った馬車が崖下に転落し、身代わりとしてニナを連れてくる。三か月間アリシャ姫の教育係を務める。
- 実は4歳で事故死した本物のアズールに成り代わった別人。王子の死を隠すために連れてこられ、十年間太上皇のもとで「この国のために生き、尽くす。決して何かを望んだり欲したりしてはならない」と厳しく教育され、13歳のころには臣下から大きく期待され、17歳で連隊を率いるほどにまでの聡明さを持つ。しかし現王妃にムフルムが生まれたことで自身の存在意義を見失い、自分も他者も人形(コマ)だと思うようになる。当初ニナのことはいずれはガルガダに非を押し付けるために殺すための人形ととらえていたが、ニナのことを欲しいと思うようになり、ガルガダ王子とアリシャ姫の婚姻を白紙にできないか奔走する。
- 太上皇(たいじょうこう)
- 声 - 屋良有作
- 現王の祖父、アズール、アリシャ、ムフルムの曽祖父にあたる。徒歩で半日ほどの距離にある赤い屋根の離宮で暮らしている。十年前は普通に歩けていたが、現在は腐毒のために両足が不自由になり、寝所との往復ができる程度。
- 本物のアズールの死後に連れてこられた現在のアズールを十年間離宮で育て、この国のために生きるように教育する。アズールを救いたいと嘆願に来たニナの振る舞いから、アリシャ姫ではないと見抜き、地下牢に入れるが、元々劣悪な環境で生きてきたニナにはまったく効果がなく、また自身の命よりもアズールなど入れ替わりの事実を知る者の命を優先する姿を見て、「”アリシャ”であればフォルトナを救える」とニナを導く。ニナのことを「紛い物で特異だからこそアズールを動かす風になる」と評し、ニナの力になる。
- ムフルム
- 声 - 東山奈央[9]
- フォルトナ国第一王子。表向きはアズール、アリシャの異母弟にあたる。身長はニナの腰の辺りまでだが、体系はニナに言わせると「金持ちのちっさいおっさん」のようなむっちり体形。アズールのことを兄として慕い、憧れているが、自分の凡庸さを強く自覚しているため「アズールが王になればよい」と素直になれず、尊大に振る舞っていた。王女教育の疲れから部屋を抜け出したニナと出会い、共に過ごすうちに、素直にアズールを兄と慕えるようになる。ニナのことは王女として変わっていると言うが、姉として慕う。
- フォルトナ王
- 声 - 祐仙勇
- 現在のフォルトナ王。太上皇の孫にあたる。元の正室との間にアズールを、亡き第三王妃との間にアリシャを、現王妃との間にムフルムをもうける。シャタルに夢中で、それゆえに4歳だった本物のアズールを死なせたが、自身の誕生祝が近かったことから「王子の死は不吉」だと身代わりを連れてこさせる。その身代わりであるアズールの優秀さが気に食わず、アズールが国の力になっていることは承知だが排除しようと動いている。側近のボーグ卿の進言からニナのことを「本物のアリシャではない」と疑い、問い詰めたが、ニナの機転により本物のアリシャだと認める。
- フォルトナ王妃
- 声 - 石井未紗
- ムフルムの母親。ムフルムを王にしようと動き、あからさまにアズールを嫌っているが、アズールの優秀さは認めており、ムフルムが即位した暁には国の力になると考えている。アズールが入れ替わっていることは知らない。アズールからすると裏表がなく真っ正直で、正面からしか来ないので、むしろ好感を持っている。
- ヒカミ
- 声 - 斎賀みつき
- フォルトナ王国の侍女。太上皇に仕えていたが、ニナの唯一の侍女としてガルガダ王国に同行してきた。型破りなニナの行動に振り回されるが、冷静に対応して彼女を支える。
ガルガダ王国
大陸北部の大国。フォルトナとは険しい山脈で隣接し、陸路でも海路でも遠回りしなければならず、数週間の道のり。元は小国であったが、神官の「南に楽土あり」との神託により南下政策を進め、南の国々を武力で侵攻するため数十年で急激に軍事力をつける。周辺国への軍事的侵攻を名目化するための他国の姫達を凌辱し、抵抗を理由にその領土へ攻め入ったり、敗戦国の人民の奴隷化、その奴隷売買、人同士による闘技という名の殺し合い、無実の者の投獄、殺害など生臭さの絶えない国として現国王ノアが指揮を取り発展させている。
- セト
- 声 - 内山昂輝[7][4]、國府咲月(幼いセト)
- ガルガダの第一王子[8]。異母兄弟にビドー、ヨル、トートがおり、四人で王位を争っている。冷酷な物言いと振る舞いから恐れられ、心を許しているのはニィナという名の鳥のみ。他国から人質として多くの姫を花嫁候補に迎え、自分を殺させようと仕向け、実行した場合は報復としてその国を滅ぼしていたが、ニナにそれを見抜かれる。ニナも他の姫のように政略のために乗り込んできただけだととらえていたが、次第に何かが違うと考えるようになる。
- ヨル
- 声 - 山下誠一郎[10]
- ガルガダの第二王子[10]。フルネームはヨル・アト。セトの一つ年上だが、本来なら年の順で決まるはずの王位継承順がセトより低いことで対抗心を燃やしており、王位を積極的に狙う野心家。不遜で尊大な性格で、極度の女性嫌いのため近習を美形の男性のみで揃えている。
- ビドー
- 声 - 石川界人[10]
- ガルガダの第三王子[10]。フルネームはビドー・ターハ。兄弟では一番年上。表向きは朗らかで軽い性格で、ヨルとは正反対で極度の女性好きのため近習を女性のみで揃えている。
- トート
- 声 - 堀江瞬[10]
- ガルガダの第四王子[10]。フルネームはトート・ユガ。ミステリアスな雰囲気を纏い、一見、柔和に見えるが掴みどころのない性格。王位には興味がないと公言するが、本心は定かではない。
- ノア・ハレ
- 声 - 浅野まゆみ
- ガルガダの女王。銃の暴発で事故死した先王の妹で、セトたち四王子の叔母にあたる。四王子については、敬愛する兄の子ではあるので表向き情はあるように装うが、戦争の道具として扱ったりいとも簡単に殺害しようとしたりするなど、非情でしかない。敗戦国人民の奴隷下や人身売買、投獄、殺し合い、そのような血なまぐさいものを殊更に好み、力が全てだとガルガダを暴力の国として治め、他国侵攻への手を緩めないが、戦略・計略等頭脳戦には弱く、イエスマン以外のブレインも周囲に置いていないため、アズール王の計略でガルガダ国は一気に勢いを失う。元将軍のソルに特段の好意を抱いている。
- ソル・ジーナ・ホルト(ホルト元将軍)
- [11]ガルガダ王国の元将軍。登場時は極東監獄グリフィゲルドに収監されている上級囚人とされていた[12]。若くして将軍の地位に上り詰め軍人としての将来を期待されていたが、将来を共に過ごしたかも知れない女性を王に殺されたことから王を暗殺し収監されることとなった[13]。未来も将来も求めず「世を捨てた」と明言し、無為に日々をただ過ごすだけの人生を送るつもりだったが[14][15]ニナと出会い、その手にホルト将軍の象徴である双刀槍を再び取り戻したことから[16]監獄を出ることを決意する。自作の双刀槍を使った武術とその明晰な頭脳からガルガダでは伝説の武人と化していた[17][18]。元来、知識欲が高く、得た知識を活用して人の役に立ちたいとの思いがあり[19]、ガルガダの他国侵攻も「無意味な領土の争い」と言い切り[20]、ガルガダ歴代王の政策に正面から反対していた。
- アン
- 声 - 田澤茉純
- ニナ付の侍女。元々はセトの居城の使用人だったが、ニナに気に入られ、侍女になる。
作風・評価
書誌情報
漫画
- リカチ『星降る王国のニナ』講談社〈BE・LOVE KC〉、既刊18巻(2026年2月13日現在)
- 2020年3月13日発売[24][25]、ISBN 978-4-06-518717-3
- 2020年7月13日発売[26]、ISBN 978-4-06-520217-3
- 2020年10月13日発売[27]、ISBN 978-4-06-520983-7
- 2021年2月12日発売[28]、ISBN 978-4-06-522365-9
- 2021年6月11日発売[7][29]、ISBN 978-4-06-523658-1
- 2021年10月13日発売[30]、ISBN 978-4-06-525681-7
- 2022年2月10日発売[31]、ISBN 978-4-06-526769-1
- 2022年7月13日発売[32]、ISBN 978-4-06-528572-5
- 2022年11月11日発売[33]、ISBN 978-4-06-529878-7
- 2023年3月13日発売[34]、ISBN 978-4-06-531144-8
- 2023年8月10日発売[35][36]、ISBN 978-4-06-532772-2 / ISBN 978-4-06-532789-0(特装版)
- 2023年12月13日発売[37]、ISBN 978-4-06-534052-3
- 2024年4月12日発売[38]、ISBN 978-4-06-535302-8
- 2024年9月12日発売[39]、ISBN 978-4-06-536824-4
- 2024年11月13日発売[3]、ISBN 978-4-06-537571-6
- 2025年4月11日発売[40]、ISBN 978-4-06-538800-6
- 2025年9月12日発売[41]、ISBN 978-4-06-540749-3
- 2026年2月13日発売[42]、ISBN 978-4-06-542673-9
その他
- リカチ(原作)、もえぎ桃(文)『小説 星降る王国のニナ』講談社〈青い鳥文庫〉、2024年11月13日発売[43]、ISBN 978-4-06-537382-8
- リカチ『星降る王国のニナ The Art of Nina the Starry Bride』講談社、2025年12月17日発売[44]、ISBN 978-4-06-539418-2