春を背負って

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春を背負って』(はるをせおって)は、笹本稜平による日本の小説。2012年ラジオドラマ化、2014年松山ケンイチ主演で映画化された。

奥秩父山小屋を舞台とした連作短編小説で、著者の山岳小説の重要な一角をなす『天空への回廊』、『還るべき場所』、『その峰の彼方』など、ヒマラヤやアラスカを舞台にしたハードでスケールの大きな作品群とは対照的に、小さな山小屋に集う人々の心の触れ合いを丹念に描き、ユニークな位置を占める。

「春を背負って」、「花泥棒」、「野晒し」、「小屋仕舞い」、「疑似好天」、「荷揚げ日和」の6編で構成され、いずれも「死」が共通のテーマとなっているともいえるが、作品の主眼はむしろ自然の中で生きることによって自分を、人間性を取り戻していく再生の物語という点にあり[1]、その根底には、人間が本来持っている善性の部分を描きたいという作者の意図が込められている[2]。著者の同じ系譜の作品としては、他に奥多摩の駐在所を舞台にした『駐在刑事』シリーズがある。

掲載誌はいずれも『オール讀物

  • 春を背負って(2009年6月号)
  • 花泥棒(2009年9月号)
  • 野晒し[3](2010年2月号)
  • 小屋仕舞い(2010年6月号)
  • 疑似好天(2010年9月号)
  • 荷揚げ日和(2010年12月号)

ラジオドラマ

新日曜名作座』(NHKラジオ第1放送)にて2012年2月19日から4月1日3月11日は休止)まで放送された。

スタッフ

  • 脚色 - 古川壬生
  • 音楽 - 池辺晋一郎
  • 演出 - 川口泰典
  • 技術 - 糸林薫 [1 - 3]、伊藤寿 [4 - 6]
  • 音響効果 - 久保光男

放送日程

#サブタイトル放送日
1春を背負って2012年2月19日
2花泥棒2月26日
3野晒し3月4日
4小屋仕舞い3月18日
5擬似好天3月25日
6荷揚げ日和4月1日

映画

脚注・出典

外部リンク

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