主演の萬屋錦之介は「中村プロダクション」が倒産した際「会社の経営には無関係。ぼくも被害者です」と発言し[1]、俳優仲間やスタッフから総スカンを喰らっていたため[1]、当初は錦之介の故郷ともいうべき、東映京都撮影所での撮影が予定されたが[1]、東映京都には恨みつらみのあるスタッフが大勢おり、彼らからの仕返しを恐れて錦之介は東映京都での撮影を頑なに拒んだ[1]。関係者が説得を続け、「若山富三郎さんが出てくれるなら」という条件を引き出した[1]。錦之介はヤクザを毛嫌いして東映京都を辞めた経緯があるため[1]、ヤクザに顔の効く若山との共演なら、と条件を付けたのだが、若山には「何でオレが錦ちゃんのお守りをしないといけないの?」と拒否された[1]。仕方なく撮影は全て神奈川県川崎市の生田スタジオで行われた[1]。
本作に於ける劇中BGMは津島利章の手によるものだが、後に津島が劇中音楽を手掛けた『鬼平犯科帳(中村吉右衛門主演版)』にこの劇中BGMの一部が流用されている。