未来シャッター
From Wikipedia, the free encyclopedia
あらすじ
社会になかなか適合できない青年(マージナルマン=境界線上にいる人)たちが、自らの居場所を求めて未来を創り出そうと動き出し、地域のリーダーらと関わり合いながら成長してゆく。
キャスト
- 長谷川葉生:高橋未希 役
- 緑川賢司:柴崎武三 役(特別出演)
- 真砂豪:野々村篤志 役
- 坂井紀里子:大崎久美 役
- ニノイ・キアット:アントニオ 役
- 高橋和勧:高橋 耿一郎/夢の中の男 役
- 大池冴香:中島夢 役
- 松尾遼:通行人 役
- Kimi Meguro:アントニオの友人 役[5]
- 宇梶剛士・二木智耶子:ナレーション
製作段階では、ナレーションに菅原文太(2014年11月死去)を起用する内諾を得ていた[2]。
特別出演
舞台となった大田区等の事業者の関係者が多数出演している。
※括弧内は、出演者の肩書き。
- 石坂順子(東京モノレール駅長)
- 他阿真円(遊行寺74代上人)
- 有吉徳洋(ソーケン社長):映画会社人事部長 役
- 細貝淳一(マテリアル社長):商店街会長 役
- 酒井厚行(労働者協同組合):BDF事業所長 役
- 嘉悦康太(嘉悦大学理事長代理)
- 浜野慶一(浜野製作所代表取締役)
- 大和和道(向島橘銀座商店街事務局長)
- 黒田正和(全日本製造業コマ大戦協会副理事長):世界コマ大戦会長 役
- 近藤和幸(銭湯「はすぬま温泉」オーナー):銭湯の番台 役
- 石毛弘之(東京東信用金庫上席特別秘書役)
- 鈴木一哉(南藤沢イータウン商店会会長)
- 舟久保利和(昭和製作所社長):駅前直売所八〇八店長 役
- 早園正(アゾンインターナショナル代表取締役)
- 奥山睦(女性起業家)
- 櫻井政人(地域連携コーディネーター)
- 相川英明(大岡山北口商店街理事長)
- 横田信一郎(ナイトペイジャー社長)
- 澁谷哲一(東京東信用金庫理事長)
- 野村恭彦(イノベーションファシリテーター)
スタッフ
- 企画:リージョンフィルムネットワークプロジェクト
- プロデューサー:菊地真紀子、酒井厚行
- 音楽:川崎ろまん、鈴木浩之
- 撮影:吉田武
- 照明:西野哲雄(JSL:日本映画テレビ照明協会)、西野龍太郎
- 美術:野宮幸江
- 制作担当:斉藤与志行、平松優太
- 監督:高橋和勧
製作
ワップフィルム理事長、監督の高橋が、映画講座「リージョンフィルムネットワークプロジェクト」の一環として大田区蒲田に設置した「キネマフューチャーセンター」において、「フューチャーセッション」を開催し、その中から映画が製作された[4]。プロデューサーの菊地真紀子は「ストーリーを含め、全て話し合いで作り上げた」と述べている[4]。
大田区を中心とする様々な事業者、100社以上(産業振興協会、商店街連合会等を含む)が製作に協力し、中小企業によるイノベーションとして著名となった『下町ボブスレー』のモデル企業、無人潜水探査機「江戸っ子1号」の製作企業、全日本製造業コマ大戦協会の関係者も支援・出演している[2][3]。大田区内にある東京国際空港や東京モノレールなどでも、人脈を通じて通常では困難な多数のロケが実施された[3]。
2015年1月に製作が発表され、当初は同年3月に公開予定とされていたが[2]、実際の公開は7月となった。
ロケ地
公開
本作は、通常の商業映画の枠を越え独自配給により、映画館だけではなく、キネマフューチャーセンターで毎月2回上映会がおこなわれている[4]。上映後に高橋やプロデューサーの菊地真紀子も交えた対話会も開かれる[4]。2017年現在は2年を超える長期公開となっている[4]。このほか、企業や団体に有料でフィルムを貸し出すこともおこなわれており、この場合も要望があれば鑑賞者と対話会を開く[3]。貸出による上映は2017年7月までの2年間に全国100箇所以上で実施された[4]。
最終上映日は2019年4月13日となり、それまで日本における映画興行のロングラン記録であった「祈り〜サムシンググレートとの対話〜」の1192日を上回る1382日のロングラン新記録を打ち立てた[6]。また、その上映スタイルから「対話型映画」の異名を持つ[7]。
映画研究
キネマフューチャーセンターでのロングラン上映だけでなく、全国各地の行政や企業、学校や団体が人や組織、地域や社会が抱える課題解決を目的に、自主上映、企業研修などの映画研修を開催している。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司教授らと共同研究対象となり複雑・大規模化する社会課題解決の新たな一方策“協創力創発のための対話型映画の提案”として経営情報学会の全国研究発表されている。監督の高橋は「日本発映画による“オープンイノベーション”として、業界の底上げに邁進します」と述べている[8]。