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朱子家礼

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朱子家礼』(しゅしかれい)または『文公家礼』(ぶんこうかれい)、『家礼』は[1]中国南宋朱熹の作とされる冠婚葬祭の手引書[2]朝鮮ベトナム琉球日本にも伝播した[2]

内容

位牌神主)を使った儒教式の葬儀祭祀などを説く[3]。「通礼」「冠礼」「昏(婚)礼」「喪礼」「祭礼」の5巻と「家礼図」からなる[4]。朱熹『儀礼経伝通解』が国家規模のをあつかうのに対し、本書は家庭規模の礼をあつかう[5]北宋司馬光『書儀』などを踏まえている[5]

受容

本書を踏まえて、丘濬『家礼儀節』[6]黄佐中国語版『泰泉郷礼』[7]李氏朝鮮金長生『家礼輯覧』[8]、ベトナムの胡嘉賓『寿梅家礼』[9]、琉球の蔡文溥『四本堂家礼』[10]江戸時代浅見絅斎訓点[11]熊沢蕃山『葬祭弁論』などが書かれた[12]

朝鮮では制度として受容されたのに対し、日本では一部の儒者の家で使用されたに留まった[5]

朱子学王懋竑偽書説を提唱し、『四庫提要』でも偽書とされたが、吾妻重二らは偽書説を否定し、朱熹の未定稿が没後に流布したものとしている[1]

21世紀には、儒教の習俗的展開や東アジアへの伝播の観点から、盛んに研究されている[6]

日本語訳

  • 細谷恵志『朱子家礼』明徳出版社、2014年。ISBN 9784896199697

脚注

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