杉谷拳士

日本の元プロ野球選手、タレント、YouTuber From Wikipedia, the free encyclopedia

杉谷 拳士(すぎや けんし、1991年2月4日 - )は、東京都練馬区出身のYouTuberタレント、元プロ野球選手外野手内野手、右投両打)、実業家

国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1991-02-04) 1991年2月4日(35歳)
身長
体重
173 cm
78 kg
概要 基本情報, 国籍 ...
杉谷 拳士
2023年12月17日 有明コロシアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都練馬区
生年月日 (1991-02-04) 1991年2月4日(35歳)
身長
体重
173 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 外野手二塁手一塁手三塁手
プロ入り 2008年 ドラフト6位
初出場 NPB / 2011年6月29日
ABL / 2017年12月29日
最終出場 ABL / 2018年1月20日
NPB / 2022年10月2日[注 1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
派遣歴
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概要 杉谷 拳士, 人物 ...
杉谷 拳士
人物
職業 YouTuber
タレント
実業家
プロ野球選手
YouTube
チャンネル
活動期間 2023年3月17日 -
ジャンル エンターテイメント
登録者数 38.1万人
総再生回数 4089.3万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2025年9月15日時点。
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父は元プロボクサー杉谷満、伯父も元プロボクサーの杉谷実

令和におけるNPB初の左右打席本塁打達成者[2]

経歴

プロ入り前

練馬区立大泉第三小学校時代はツバメ野球部でプレーし、練馬区立大泉西中学校時代は東練馬シニアでプレーした。

杉谷の1歳上の兄・翔貴も進学していた帝京高校で1年生から正遊撃手を任され、甲子園には春夏通算で3度出場。

2006年夏の第88回選手権大会では準々決勝・智弁和歌山高校戦の大逆転した直後の9回裏に監督の前田三夫から度胸を買われ投手として緊急登板するも先頭打者に死球を与え、わずか1球で降板し敗戦投手となった(詳細は『第88回全国高等学校野球選手権大会智辯和歌山対帝京』を参照)。

2007年夏には外野のレギュラーに昇格した兄の翔貴と共に連続出場し、前年と同じベスト8に進出。2年時の秋から主将に就任し、スイッチヒッターへ転向した[3]。東東京大会では優勝した関東一高に敗れ、3年時の甲子園出場はなかった。高校通算25本塁打。帝京高校では、1学年上に中村晃大田阿斗里、1学年下に原口文仁、2学年下には山﨑康晃がいた。

高校卒業後の進路は社会人野球に決まっていたが、プロを諦めきれず日本ハムの入団テストを受け合格[4]。当時の山田正雄GMは「背が低く、足も速くなく、打撃もスローイングも普通。ただし、元気があって目立っていた」と語っている[5]

日本ハム時代

2008年のドラフト会議北海道日本ハムファイターズから6位で指名され、11月11日に契約金1000万円、年俸450万円で仮契約した(金額は推定)。同年のドラフト会議では帝京高校の同級生である髙島祥平中日ドラゴンズに4位で指名されている。背番号61

2010年9月18日、横須賀スタジアムにて

2010年(2年目)にイースタン・リーグで133安打を打ち、1998年高梨利洋ヤクルトスワローズ)が打ち立てた同リーグのシーズン安打記録を12年ぶりに更新した[6]2018年松原聖弥が134安打で更新)。

2011年6月29日に一軍初出場し、7月21日のフレッシュオールスターゲームで優秀選手賞を受賞。

2012年6月26日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦に途中出場し、川井貴志からプロ入り初本塁打。その試合におけるチーム唯一の安打でもあった[7]。同年8月8日の福岡ソフトバンクホークス戦には同点で迎えた9回裏二死一・二塁に代打で出場し、森福允彦から左中間を割るサヨナラ適時二塁打を打った。このシーズンは、終盤に離脱した田中賢介に代わって、二塁で西川遥輝と併用され、主に相手の先発が左のときに出場し58試合で打率.235、2本塁打12打点。

2013年は、一軍と二軍を往復することになり、55試合で打率.199に終わった。

2014年は、87試合に出場したが打率は.203だった。

2015年は、序盤から主力の陽岱鋼がケガで離脱し、陽の穴を埋めるように中堅・右翼を中心に先発出場する機会を増やした。交流戦の終了時点で規定打席未到達ながら打率.322、盗塁6、最終的に規定打席に満たなかったが、自己キャリアハイの打率.295を記録した。

2016年より背番号が2へと変更された[8]。同年4月10日の楽天戦で右手患部を痛め途中交代。右手有鈎骨骨折と診断され、手術を受けることとなった[9]。約2か月間離脱し、シーズン終了時に翌シーズンはケガをしないことと、二塁手のポジションを田中賢介から勝ち取ることを宣言した[10]

2017年は35試合の出場に終わり、契約更改時には「恒例の爆笑会見を封印」となった[11]。オフにはオーストラリアン・ベースボールリーグブリスベン・バンディッツに参加し、武者修行に励んだ[12]

2018年は前年を上回る70試合に出場。打率は.231に留まるも岸孝之からの先頭打者本塁打を含む3本を打ち自身のシーズン最多本塁打を更新。守備でも堅実なプレーを見せたことから年俸アップを勝ち取り、年俸は自身最高額を記録した(このことから、恒例の爆笑会見も復活している)。オフにはオーストラリアで前年参加したブリスベンに合流し、リーグ戦には出場せずに自主トレーニングを実施し、2年連続でオーストラリアで年を越した[13]。ブリスベンでは女子プロ野球選手の山崎まりとも合同トレーニングを行った[14]

2019年5月23日の楽天戦(札幌ドーム)で2018年の田中和基(楽天)以来、史上19人目で42度目の左右両打席本塁打を達成した。ヒーローインタビューでは、かつてファイターズでもプレーをして、NPBで計9度の左右両打席本塁打を達成しているフェルナンド・セギノールにちなみ「これからは『スギノール』として頑張ります!」と話した[15]。また、快挙にもかかわらず2打席ともベンチへ戻るとハイタッチがなかった。「サイレント、サイレントでただの無視じゃないかなと思います」と、サイレントトリートメントならぬ、サイレント無視でチームメイトから冷たい祝福を受けた[16]。この年のオフも自主トレーニング先のオーストラリア・ブリスベンで年を越した[17]。自主トレーニングの休養日には、地元の少年少女を対象とした野球教室も実施している[18]

2020年、同年初の先発出場となった6月27日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)では第2打席でソロ本塁打を打ち、3年連続となる本塁打を記録した[19]。9月に海外FA権を取得したが[20]、権利を行使せずに残留することを決め、500万円増となる推定年俸3500万円で契約を更改した[21]

2021年5月1日の西武戦(札幌ドーム)では、一軍選手の感染症罹患によって前日に急遽一軍に昇格したばかりだったが、「1番・左翼手」で先発出場。9回二死満塁の場面で宮川哲に対して一度もバットを振らずにサヨナラ押し出し四球を選び、この日時点でシーズン無安打ながらヒーローインタビューを受けた[22][23][24]。この試合は5月に行われたパ・リーグの試合で唯一のサヨナラゲームであったが、杉谷の四球は「サヨナラ打」ではないとして月間サヨナラ賞に選出されず、2021年5月のパ・リーグは同賞初の該当者なしの月となり2023年時点では唯一でもある。選出対象外ながら、同賞の公式Twitterでは杉谷のサヨナラの場面が紹介された[25]。この年は最終的に54試合の出場で打率.117、2本塁打、9打点の成績に終わった[26]。オフの11月2日、700万円減となる推定年俸2800万円で契約を更改した[27]。成績が低迷したことから、オフに監督に就任した新庄剛志から、バラエティー番組への出演禁止を言い渡され、杉谷もこの方針を受け入れることを明らかにした[28][29]

2022年は51試合に出場し打率.165、3打点、本塁打なしに終わった。

現役引退

2022年シーズン終了後に引退を決断。10月28日に球団事務所で記者会見を行ったが、あくまで「前進会見」として、引退後の第二の人生への決意を前向きに語った[30][31]。記者会見後にはサプライズで登場した栗山英樹から花束を贈呈された。杉谷は、ここで感極まって涙を流した[32]

杉谷の引退試合は、11月5日の日本代表強化試合(東京ドーム)という異例なものとなった。試合前練習には鈴木あずさによるアナウンスがサプライズで行われた。杉谷は7回一死一塁の場面で代打で出場し、右飛に倒れた[1]。試合後に両軍選手による5度の胴上げを受けた。また、登場曲『ワンダフルデイズ』が球場内で流れた。

現役引退後

現役引退後は、国内外のスポーツマネジメントに関する会社を起業する意向を示している[33]。2023年3月に開催された2023 ワールド・ベースボール・クラシック終了後、YouTuberとしても活動を開始した[34]。2023年4月3日付で、株式会社ZENSHIN CONNECTを設立した。2024年からはフリーの野球解説者としても活動する。

選手としての特徴

遠投110メートル、50メートル走5秒9[35]。 内外野すべてのポジションを守れるユーティリティープレイヤー[36]

高校時代に右打ちから両打ちに変更した[3]前田三夫監督の発案で、高校3年の夏の大会前の練習試合で初めて左打席に入り、サイクル安打を記録したという[3]

人物

家族・交友関係

父の杉谷満は元プロボクサーで日本フェザー級王者、伯父の杉谷実も元プロボクサーで日本ジュニアウェルター級王者、と兄弟で日本王者となった。自身も父や伯父が引退後にトレーナーをしていた白井・具志堅スポーツジムに通いトレーニングをしていた時期があった[37]。ジムの会長の具志堅用高からスカウトを受けたこともあった。2018年6月27日の沖縄での試合で具志堅が始球式に登場し、17年ぶり再会を果たした[38]

2017年10月に結婚したことを発表したが[39]、2020年1月に離婚していたことを発表した[40]

1年先輩だった中田翔の「世話役」として、主に中田からのいじられ役として取り上げられることが多かった[41][42]。自身のSNS上で、中田との写真を公開するなどお互いに気心の知れた関係である[43]

人柄

非常に明るい性格であり、日本ハムのOBで野球解説者岩本勉から「うるさ杉谷」と呼ばれるほどのムードメーカーでもある。また後述のように、野球のプレー以外にも注目されることが多く、日本ハムファンだけでなく野球ファン全体から愛された選手だった[44]

理容組合北海道日本ハムファイターズ後援会が球団とコラボレーションして、毎年の最新ヘアデザインのモデルを若手選手の中よりファン投票で選出している企画「ファイターズスタイル」の2011年度モデルに選ばれた[45][46]

2011年の春季キャンプ中には、『報道ステーション』(テレビ朝日)内スポーツコーナーの特集企画「規格外」にて、大声を上げて打つという点を当時キャスターの栗山英樹に取り上げられた。2011年まで日本ハムに在籍したダルビッシュ有には、まだ「すぎや」は早いということで「すぎたに」と呼ばれていた。

2012年の年末、元チームメイトの木田優夫が『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』の生放送に出演する当日に木田の元を訪ね、出演依頼があったわけではないがフジテレビ内まで同行した[47]

愛称は2019年5月23日の楽天戦で左右両打席本塁打を記録した際に名乗った「スギノール」が定着していた[48]。2017年オフから武者修行に励んだオーストラリアでは「ケニーKenny)」と呼ばれていた[49][48][50]

エピソード

鈴木あずさによるイジリアナウンス

埼玉西武ライオンズでウグイス嬢を務めている鈴木あずさからの「イジリアナウンス」が有名[51]。イジリアナウンスを行うようになったきっかけは、杉谷が自身の地元に近い西武ドームに知り合いを呼ぶことが多く、打撃練習をしている姿をアナウンスして欲しいとリクエストしたことである[52]。イジリの部分は鈴木がアドリブでつけるようになり、これが評判を呼び西武ドームでの名物となった。イジリアナウンスは、2014年シーズンの最終戦から杉谷が引退する2022年11月5日の侍ジャパン壮行試合(東京ドーム)まで行われた[53]

リアル野球BAN

2015年より『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル』内の1コーナー「リアル野球BAN」に、帝京高校の先輩でもあるとんねるず石橋貴明率いる石橋JAPANの一員として参加。当該番組での活躍などから芸能事務所からのオファーも殺到しているが、本人は「体が動く限りは野球に専念したい」と語っている[54]

石橋からは大変気に入られており、2020年より開始した石橋のYouTubeチャンネルでは「今週の杉谷」という杉谷の活躍をもとに野球を語るコーナーが設けられている[55][56]

しかし、2022年に日本ハム監督に就任した新庄剛志から杉谷に対しバラエティー番組出演を禁じられ、同年は不参加となった[57]。同年限りで現役を引退すると、同年12月収録・2023年1月放送に復帰を果たした[58]

現役中に出演した2019年1月放送回[59]と、現役引退後に出演した2024年1月放送回[60][61]でMVPに選出されている。

君が代熱唱

2020年には、試合前に行われる国歌吹奏の際に君が代を熱唱する姿がインターネットを中心に注目される[62]。熱唱に至ったきっかけは、オフシーズンの自主トレを過ごすオーストラリアにて現地の選手全員が国歌を歌うのに対し日本の選手は歌わないことに気付いて帰国後、同じように国歌を歌わなくなってしまった自身を正すためであった。またことを起こす際に、コーチ留学として渡米経験のある矢野謙次金子誠ら当時の日本ハムコーチ陣の助言が後押ししたという[63]

きつねダンス

2022年から、日本ハムのイニング間パフォーマンスとして取り入れられたきつねダンスが人気を集めていた。そんな中、同年6月10日に杉谷がキツネダンスを踊る動画がYouTubeのファイターズ公式チャンネルに投稿された[64]。この動画が話題を呼び、7月27日の時点で300万回を突破した[65]。11月6日現在では413万回再生されている。

サバンナ・バナナズ

2023年8月に、斬新なルールや試合中のパフォーマンスで知られるアメリカ合衆国の野球チームであるサバンナ・バナナズに潜入[66]。8月22日の試合に出場し、打席に入る前には前述のきつねダンスをチームメイトと披露した。打撃結果はショートゴロだった[67]

2025年9月5日に2度目の試合出場。YOASOBIの「アイドル」を登場曲に採用し、踊りながら登場。打席中には前回に続き、きつねダンスも披露した[68]

詳細情報

年度別打撃成績

さらに見る 年 度, 球団 ...
















































O
P
S
2011 日本ハム 501109291731022773110502211.185.242.239.482
2012 58133115112731238124282701181.235.280.330.610
2013 551651411128510358011101201242.199.266.248.514
2014 871461232125422399111110804191.203.274.317.591
2015 84192166254952161128791907281.295.355.367.723
2016 621381041125510329422301110231.240.313.308.621
2017 3585755112101531050500201.147.200.200.400
2018 70130104172440337942621206202.231.339.356.694
2019 831571341528414461251611313362.209.291.343.635
2020 8816113128298124511411401204322.221.306.344.650
2021 54937710921219922201004272.117.253.247.500
2022 51109979162001830040800210.165.229.186.414
通算:12年 777161913591722884712164071045022110611223228916.212.286.299.586
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年度別守備成績

内野守備
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一塁二塁三塁遊撃
















































2011 日本ハム -16232815.981--
2012 -51513051.000627001.00011210.750
2013 3281041.000101513011.00011110.667-
2015 -18182811.97950000-----
2016 1123021.000512001.000--
2017 -14221933.932221001.000-
2018 230001.00021302921.967312011.000-
2019 1453211.9828515011.0001241020.875-
2020 11114021.000911410.93810000-----
2021 7320031.00012142714.976--
2022 8392011.000201935110.982--
通算 4617812113.9951381732131027.97530102131.91211210.750
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外野守備
さらに見る 年 度, 球 団 ...


外野












2011 日本ハム 20240001.000
2012 29311001.000
2013 33572001.000
2014 6960120.968
2015 6876111.987
2016 5256210.983
2017 14150001.000
2018 38311001.000
2019 36300001.000
2020 4953020.964
2021 24140001.000
2022 1490001.000
通算 446456861.987
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記録

初記録
その他の記録
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記録日付対戦球団球場打席投手備考
左右打席本塁打2019年5月23日楽天12回戦札幌ドーム5回裏辛島航史上19人目、42度目      

 (令和初)

6回裏今野龍太
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背番号

  • 61(2009年 - 2015年)
  • 2(2016年[8] - 2022年)

登場曲

出演

テレビ

レギュラー番組

特別番組

ゲスト出演

ラジオ

CM

映画

受賞

脚注

関連項目

外部リンク

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