林あまり
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ペンネームについて
前田透に師事。短歌に演劇的な構成を導入し、性描写や暴力を詠み込んだ作品を発表して注目を浴びた[1]。同世代の俵万智とともに「ライトヴァース」と称され、80年代の口語短歌の浸透に貢献した。穂村弘は「演劇的な構成意識、口語文体に加えて、二行書き表記や記号の使用といった表現面のラディカルな個性は、強靭なモチーフ意識と相俟って、歌壇外の読者にも幅広い支持を得ている。」と書いている[2]。敬虔なクリスチャンであり、キリスト教をモチーフとした作品も多い。
「あまり」というペンネームは幼少期からのあだ名に由来している。1973年から放送のテレビドラマ『雑居時代』で杉田かおる演じる5人姉妹の末っ子の名前「阿万里」が好きで、親戚から「あまりちゃん」と呼ばれるようになったのが最初で、大学演劇部で必要となったニックネームでも「あまり」を用いた。これを筆名として使い出したのは、1984年の前田透の追悼同人誌からである。同姓同名の作家林真理子がいたため、混同を避ける目的でペンネームにしたとする説もあるが、実際は関連はない[3]。