棺桶の錠
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オリジナル(必殺仕置人)
出身地は琉球で、琉球民謡のユンタを口ずさむ。江戸の観音長屋に居を構え、船大工としての技術を生かして棺桶作りを生業としている。書類上のヤマトグチは読めず、劇中では鉄や主水に代読を頼んでいた。
主水や鉄たちと仕置人チームを組むことになった経緯は、「父親を殺された娘」に同情した錠が持ち込んだ「偽の依頼」がきっかけだった。この事件をきっかけに念仏の鉄(山﨑努)、鉄砲玉のおきん(野川由美子)、おひろめの半次(津坂匡章)、中村主水(藤田まこと)と仕置人グループを結成する[3]。
アタッチメント式の手槍(ローチン[4])を得物として琉球空手による殺陣を披露した。手製の手甲で刀を受け止める技も見せている。この手槍は後に『必殺仕事人V・激闘編』以降のシリーズで、鍛冶屋の政(村上弘明)の武器として素材を替えて再登場した[5]。
一匹狼で口数が少ないが胸の奥底には熱い正義感を秘めている。侍と役人が嫌いで、主水に対しては役人への嫌悪と不信を露わにしていた。初期は長屋で鳩を飼っていた。
女性関係は当初「あの人はメスと名の付くものは猫の子一匹寄せ付けない」とおきんが言ったようにストイックだが、その実、不器用ながら優しく接することも多く、純情な性格の裏返しだったようだ。
最終回で、仕置人グループは解散。鉄たちと別れ、江戸を離れた。
再登場(必殺スペシャル)
その後は消息不明だったが、必殺スペシャル『仕事人大集合』で長崎にいたことが判明する。セクンデ一味に捕らわれ、拷問に掛けられた三味線屋の勇次(中条きよし)を救出したことをきっかけに仕事人グループとともにセクンデ一味との最終決戦に参加。死の淵に立っていた仕事人たちに大きな貢献を果たした。この時にはかつての熱血漢は影を潜め、飄々とした性格となっていた。なお、主水との再会シーンは無かった。仕事を終えて、おりく(山田五十鈴)と勇次の二人に別れを告げ、オランダの商船に潜り込み、バタヴィア共和国へ密航の旅に出る。
その後は『仕事人アヘン戦争へ行く』で帰国して香港へ行こうとする仕事人たちを付け狙う異人集団を撃退して危機を救った[6]。
演者と役柄について
脚注
- ↑ 事実上の第1話。
- ↑ 後者はバンク フィルムによる登場のみ。
- ↑ 必殺シリーズ ファンクラブ とらの会会長の山田誠二著による『必殺シリーズ完全大百科』(1995年、データハウス)による解説では琉球王朝の独立運動に加わり捕らえられ、佐渡送りになった際に鉄や主水と知り合ったことになったとされているが、第21話「生木をさかれ生地獄」では「お前は佐渡を知らない」と鉄に言われていたため、真偽は不明である。
- ↑ 他説では、棺桶の留め金を外す道具ともいわれている。『別冊テレビジョンドラマ 必殺ポスター全集』(1985年、放送映画出版)より。
- ↑ 政も手製の手甲で、刀を受け止めたことがある。
- ↑ 出番は短く、『仕事人大集合』の流用である。
- ↑ 詳細は必殺シリーズ#中村主水の主人公問題を参照。
- ↑ 『必殺仕置人』で共演した野川由美子(『助け人走る』、『暗闇仕留人』にも)、三島ゆり子(『暗闇仕留人』にも)の他、『必殺仕掛人』の緒形拳、中村玉緒(『必殺仕置屋稼業』)にも)。『助け人走る』の田村高廣、中谷一郎。『暗闇仕留人』の石坂浩二。『必殺必中仕事屋稼業』の草笛光子、大塚吾郎。なお、ほとんどの俳優は過去作品とは別キャラクターだったが、緒方は針医者、大塚は岡っ引きで、後者はオネエ言葉であり、唯一オリジナルと同一を思わせる役になっていた。
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