水中溶接 From Wikipedia, the free encyclopedia 水中溶接の様子 水中溶接(すいちゅうようせつ、英語: Underwater welding)は水中で行う溶接法である。 水中溶接は波力発電プラント、海上空港、メガフロートなどの大型浮体構造物や海底パイプラインなどの建造、保守に欠かせない技術である。 一般的に水中は暗く視界が良くない。溶接時のスパッタやスラグが水を濁らせ気泡を発生させ、気泡の表面でアークの光が乱反射されるため作業中はさらに視認性が悪くなる。その特性からボイラー溶接や高圧溶接、高所溶接に匹敵する高度な熟練技術を要する。 水中溶接の種類 湿式法と乾式法に分けられ、乾式法はさらに大気圧法と高圧法がある。 湿式溶接法 防水被覆した溶接棒を使用し、ダイビング器具を着用し直接潜って溶接(被覆アーク溶接)する。経済的であるが作業者の安全性に大きく問題がある。 乾式溶接法 溶接箇所を容器で完全に覆い、その中に気体を満たし気中で溶接する。地上と殆ど同じ条件での溶接が可能になり、歪み、ひび割れの原因となる急速冷却も必要としない。しかしコスト面や作業の安定性に欠ける。 大気圧下溶接 船から大型容器(囲い堰)を吊り降ろし溶接箇所を囲んで内部の水を排除する。水深に関係なく大気中と同一に制御される。作業者はダイビング装備を必要としない。しかし水圧に耐えられる十分な強度の容器が必要とされ、作業者の危険度は高い。単純な構造物にしか適用できないなどの欠点もある。 高圧下溶接 船から釣鐘状の容器(チャンバー)を降下し、水を排除した上でその水深に相当する高圧ガス雰囲気の下で溶接を行う。この溶接はさらにハビタット溶接(Habitat welding)とドライチャンバ(Dry chamber welding)に分類される。 参考文献 『自動水中溶接の知能化に向けた検討』 小川洋司 日本機械学会第11回機械材料・材料加工技術講演会論文 2003-10-17 『超大型浮体構造物の建造における水中溶接』 松下久雄(三井造船船舶技術開発部) 日本造船学会誌第813号 1997-3 『水中溶接技術の現状 鐵と鋼』 日本鐡鋼協會々誌 69(2), 187-195, 1983-02-01 関連項目 潜水 潜水士免許 この項目は、工学・技術に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:技術と産業)。表示編集 表話編歴溶接アーク溶接 原子状水素溶接 (Athydo/AHW)(英語版) エレクトロガスアーク溶接 (EGW)(英語版) フラッシュ溶接(英語版) 薬芯入りアーク溶接 (FCAW)(英語版) ガスメタルアーク溶接 (Microwire/MIG/GMAW) ガスタングステンアーク溶接 (Heliarc/TIG/GTAW) プラズマアーク溶接 (PAW)(英語版) 被覆アーク溶接 (Stick/MMA/SMAW) サブマージアーク溶接 (SAW) 炭酸ガスアーク溶接 その他の溶接方法 電気抵抗溶接 (ERW) 電子ビーム溶接 (EBW) エレクトロスラグ溶接 (ESW)(英語版) テルミット溶接 鍛接 摩擦圧接 爆発圧接 摩擦攪拌接合 (FSW) 摩擦スタッド接合(英語版) レーザービーム溶接 (LBW) レーザー・アークハイブリッド溶接(英語版) 磁気パルス溶接(英語版) 酸素アセチレン溶接 (OAW) スポット溶接 (RSW) 超音波接合 アップセット溶接(英語版) シーム溶接 半自動アーク溶接 水中溶接 装置・資材 電極 溶加材(英語版) 保護面 溶接電源 溶接ロボット シールドガス (英語版) 関連用語 熱影響部 電気性眼炎 残留応力 溶接性(英語版) 溶接法の一覧(英語版) カテゴリ コモンズ Related Articles