江戸走り

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江戸走り(えどばしり)は、21世紀に大場克則が考案・提唱した走法。派生形の横走りはそのコミカルさもあって2025年に主に若年層でブームになった[1]

江戸走りの横走り

走法

一般的な走法との比較

特徴として、次のような点が挙げられる。

  • 基本的に手足を左右同時に出し、外旋・内旋を切り替えて走る[2]
  • 地面を後ろへ蹴って進むというより、意識的に脱力した前傾姿勢による重心の前移動で進む[2]。このように「筋力で頑張らない」ことで疲れにくいという[2]
  • 着地はでなく、四足動物の多くがそうであるように足指の付け根(中足趾節関節)で行なう[2]。これよりへの負担を減らせるという[2]
  • 歩幅は狭くする[3]

派生形の横走りは、肘を曲げて横方向へ移動してゆく[4]理学療法士によると、この横走りは中臀筋などの股関節外転筋群を鍛えて体幹を安定させ高齢者の転倒防止に有用と考えられているという[1]

経緯

製品開発の研究職を務めるなどしていた大場は45歳まで殆ど運動経験が無く、ストレス解消のために始めたのがマラソンだった[2]。そして2013年に友人に誘われて100キロマラソンに出場した際、65キロ地点で膝を傷めてリタイアしたことを無念に思い、長距離走に適した走法の研究を始めた[2]。大場は江戸時代古武術の本に飛脚忍者が一日あたり100キロは走ったとあるのに興味を惹かれ[5]国会図書館に通って浮世絵や古文書をあたり、それらの断片的な情報から試行錯誤の末[2]、独自に考案したのが「江戸走り」である[4]

反響

大場は友人がショート動画の講座をしていたのをきっかけに、江戸走りのショート動画を公開したところ、2024年の秋ごろから爆発的に話題となった[2]

特に横走りは SNS で若年層を中心に大きな反響を呼び、様々な「江戸走り動画」が投稿され、TikTok などでの総再生回数は2025年12月時点で2億7000万回を超えた[2]。同月にはJC・JK流行語大賞2025のBeReal部門で1位となった[2]。フランスの強豪サッカーチームであるパリ・サンジェルマンは江戸走りを意識した TikTok 動画を投稿した[2]

脚注

参考文献

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