洋上のロマンス
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| 洋上のロマンス | |
|---|---|
| Romance on the High Seas | |
| 監督 | マイケル・カーティス |
| 製作 | アレックス・ゴットリーブ |
| 出演者 |
ジャック・カーソン ジャニス・ペイジ ドン・デフォア ドリス・デイ |
| 音楽 |
ジューリー・スタイン作曲 サミー・カーン作詞 レイ・ハインドフ編曲、指揮 |
| 撮影 | エルウッド・ブリデル, 全米撮影監督協会 |
| 編集 | ルディ・ファー |
| 製作会社 | マイケル・カーティス・プロダクションズ |
| 配給 | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 99分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $2,000,000[2] or $2,532,000[3] |
| 興行収入 | $2,100,000 (US rentals)[4] or $3,225,000[3] |
『洋上のロマンス』 (ようじょうのロマンス、Romance on the High Seas[5]) は、1948年のアメリカ合衆国のミュージカル・ロマンティック・コメディ映画。
マイケル・カーティスが監督し、ジャック・カーソン、ジャニス・ペイジ、ドン・デフォア、ドリス・デイが主演した。デイにとって本作が映画デビュー作となった[1]。アカデミー賞においてジューリー・スタイン作曲、サミー・カーン作詞の楽曲『It's Magic』がアカデミー歌曲賞に、レイ・ハインドフがアカデミー作曲賞にノミネートされた。

エルヴィラ・ケント(ジャニス・ペイジ)と夫のマイケル(ドン・デフォア)は互いの浮気を疑う。結婚記念日にエルヴィラはリオデジャネイロ行きのクルーズを予約するが、マイケルは急な仕事で行けないかもしれないと語る。エルヴィラは1人で出掛ける振りをして、旅行会社で出会った歌手のジョージア・ギャレット(ドリス・デイ)を自分の名で船に乗せる。こっそりついて行ったエルヴィラは、マイケルが実際は乗船することを期待する。しかしマイケルは、エルヴィラが1人で出掛けたことを疑い、私立探偵ピーター・ヴァージル(ジャック・カーソン)を雇い、自分のことを監視していないか調べてもらう。
ピーターは業務の一環で乗船し、ジョージアと知り合う。ジョージアはエルヴィラの指示通りにピーターを含む周りの人々全てにエルヴィラを名乗る。ジョージアとピーターは互いに惹かれ合って次第に恋に落ち、問題が生じる。
中継地の1つでジョージアの友人オスカー・フェイラー(オスカー・レヴァント)が乗船する。オスカーはジョージアに片思いしている。ピーターは2人の様子を見て、オスカーがエルヴィラの不倫相手と思い込む。
リオのホテルにて全員が勢ぞろいし混乱する。真実が明らかになり、全てが丸く収まる。
キャスト
- ピーター・ヴァージル:ジャック・カーソン
- エルヴィラ・ケント:ジャニス・ペイジ
- マイケル・ケント:ドン・デフォア
- ジョージア・ギャレット:ドリス・デイ
- オスカー・フェイラー:オスカー・レヴァント
- アンクル・ラズロ:S・Z・サコール
- ピニオ:フォーチュニオ・ボナノヴァ
- 船上の医師:エリック・ブロア
- リオのホテル・クラーク:フランクリン・パンボーン
- ミス・メドウィック:レスリー・ブルックス
- 旅行会社社員:ウィリアム・ベイクウェル
- 酔っ払い:ジョン・バークス
- 特別出演
サンバ・キングス
エイヴォン・ロング
ペイジ・カヴァナー・トリオ
サー・ランスロット
- クレジット無し (出演順)
- 旅行会社社員:ジョン・アルヴィン
- カメラマン:ウィートン・チャンバーズ
- 車販売員:ダグラス・ケネディ
- 船のボーイ長:トリス・コフィン
- 電話オペレーター:サンドラ・グールド
- ラジオ・オペレーター:グラディ・サットン
- スチュワーデス:バーバラ・ベイツ
楽曲
- Put 'em in a Box, Tie 'em with a Ribbon, and Throw 'em in the Deep Blue Sea – ドリス・デイ、ペイジ・カヴァナー・トリオ
- It's Magic – ドリス・デイ
- It's You or No One – ドリス・デイ
- I'm in Love – ドリス・デイ
- The Tourist Trade – エイヴォン・ロング
- Run, Run, Run – ジャック・カーソン
- She's a Latin from Manhattan – ドリス・デイ
- Romance on the High Seas – サンバ・キングス
- Brazilian Rhapsody (aka Cuban Rhapsody) – オスカー・レヴァント
制作
当初ベティ・ハットンが主演する予定であったが、妊娠のため不可能となった。すでに活躍していたジュディ・ガーランドやジェーン・パウエルが候補に挙がった。監督のマイケル・カーティスはバンドのヴォーカリストで女優になる気のないドリス・デイにオーディションを受けるよう説得した。デイは再婚相手のミュージシャンのジョージ・ウェイドラーと離婚したばかりで情緒不安定になっており、オーディションで「エンブレイサブル・ユー」を歌いながら涙を流した。カーティスは歌唱力と新鮮な美しさでデイを採用し、主役のジョージア・ギャレット役に配役した。配役の変更やジャニス・ペイジの配役の遅れがあったにもかかわらず、興行収入において成功した。
ハットンの降板に際し、カーティスはジョージア役に、美しさ、歌い踊れること、全てを兼ね備えて輝きを放っていることを求めた。何十人もの女性たちがカーティスの要求にかなわず、最後にドリス・デイがカーティスに紹介された。カーティスはデイこそがその女性であるとして即決した[6]。デイはマイケル・カーティス・プロダクションズと週500ドルの独占契約を結んだ[7]。
ベテラン脚本家のI・A・L・ダイアモンドは1948年当時まだ駆け出しで、本作では台詞の追加執筆を務めた。これまでユニバーサル・インターナショナルで低予算ミステリーを執筆し、ワーナー・ブラザースに移籍した。1946年、コメディ映画『王子と運ちゃん』を執筆し、本作主演のジャック・カーソンが出演していた。ダイアモンドはキャリアを確立するまで約10年を要し、ついにビリー・ワイルダー監督と出会った。以降長年に亘り共に作品を制作するようになった[8]。
興行収入
ワーナー・ブラザースの記録によると、アメリカ国内で$2,200,000 、国外で$1,025,000の興行収入があった[3]。