涙の太陽
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概要
エミーは当時、横浜のアメリカンスクールに在学し、ラジオ関東の番組アシスタントを行う傍ら、湯川れい子に見出され、日本コロムビアの「CBS」レーベルからデビューした初号アーティストで知られる。
1965年(昭和40年)当時、日本コロムビアは米国コロムビア(現:米国ソニー・ミュージックエンタテインメント)と提携していたが、洋楽部門「CBS」の売れ行きが芳しくなく、てこ入れを行うためにブルーコメッツの楽曲「青い瞳」と共に企画・制作されたといわれている[1]。また、この当時の日本のレコード業界は依然として作詞・作曲家は専属契約制をとっており、フリーの作家は思いのほかリリースすることができず、「洋楽」扱いとして発売したという説もある。作詞は湯川が担当したが、クレジットはR.H.Rivers(「湯川」を「ホット・リバース」に直訳した「レイコ・ホット・リバース」の略[2])となっている。尤も、この楽曲が英語詞での発売となったのは、先述の通りこの当時のレコード会社に依然として根強く残る古い体質の影響だったといわれる。ブルーコメッツの「青い瞳」同様「せっかく洋楽レーベルから出すのに、なぜ日本語による歌詞で出すのか」というレコード会社からの疑義があり、英語詞に置き換えたという理由である[3]。一方、作曲は中島安敏が手掛けた。
バック演奏は架空の(この曲とエミーの次のシングル「夢みるマイ・ボーイ」だけで使われている実体のない)バンドであるスマッシュメンが担当し[4]、コーラスはフィリピンのグループが担当した[5]。
発売当初のシングル盤の価格は洋楽扱いだったため、370円と割高だった(当時の邦楽は330円。1ドルが360円の時代だったので、全体的に輸入盤が割高だった)が、ラジオでのプロモーションがよかったため、70万枚[6][7][8]を売り上げる大ヒットとなった。
収録曲
※ 両曲共に作詞:R. H. Rivers(湯川れい子)、作曲・編曲:中島安敏
- 涙の太陽 (Crying in a Storm)
- とどかぬ想い (Suddenly I'm Alone)
青山ミチ盤 (1965年)
1965年5月25日に発売され、エミー・ジャクソンと競作になった。
収録曲
- 涙の太陽 (2分39秒)
- 日本語詞:湯川れい子、作曲・編曲:中島安敏
- あこがれはいつも心に (3分38秒)
- 日本語詞:安井かずみ、作曲:P.Ciampi-G.Monaldi、編曲:中島安敏
- ※ジリオラ・チンクェッティの『Ho bisogno di vederti』の日本語カバー。
安西マリア盤 (1973年)
サンディー&ザ・サンセッツ盤 (1989年)
| 「涙の太陽」 | ||||
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| サンディー&ザ・サンセッツ の シングル | ||||
| B面 | CIPHER (Maybe Live Version) | |||
| リリース | ||||
| 規格 | 8センチCD | |||
| ジャンル | ポップス | |||
| レーベル | イーストワールド/東芝EMI | |||
| チャート最高順位 | ||||
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| サンディー&ザ・サンセッツ シングル 年表 | ||||
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サンディー&ザ・サンセッツの1989年のシングル。歌詞の内容はエミー・ジャクソン歌唱且つ、本来の英語版に準拠している。同年にリリースされたアルバム『ワン・ラブ』に収録された物は、フランス語バージョンで、タイトルも「Le Soleil En Pleur(涙の太陽)」となっている。
収録曲
田中美奈子盤 (1989年)
メロン記念日盤 (2004年)
その他カバー
収録作品は初出のもののみ記載する。
- 研ナオコ - 1973年、アルバム『女ごころ』。
- エンジェルス - 1989年、アルバム『東京天使』。
- Mi-Ke - 1991年、アルバム「懐かしのブルーライトヨコハマ ヨコスカ」英語版のカバー。
- 渚ようこ - 1996年、2ndミニアルバム『涙の太陽/アルバム第二集』。
- TAK MATSUMOTO(B'z) - 2003年、アルバム『THE HIT PARADE』。フィーチャリングボーカリストは愛内里菜、編曲は松本と徳永暁人。
- 渡辺美里 - 2005年、アルバム『うたの木 seasons “夏”』。
- テレサ・テン - 日本デビュー前(台湾時代)に中国語でカバー。
- 川本真琴 - 2005年、カネボウ化粧品「アリィー」CF曲。未CD化。
- リタ・チャオ - 1968年、香港で発売。
- 西田あい - 2015年、アルバム『あいの唄 〜Love Songs〜』。
- 香西咲 - 2015年、シングル『涙の太陽』。