渡辺おさむ
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母親が製菓学校講師だったため、幼い頃からお菓子に囲まれて暮らしており、学校から帰ると母が作ってくれたお菓子が用意されていて、また誕生日などの記念日でも作ってくれたお菓子を食べられ、幸せな想い出となった[1]。美術大学に進学し、作品として何を作るか思案する段になって、自分の人生で一番身近な存在で 幸福な想い出と密接に結びついていたお菓子を作品とすることに思い至った[1]。
マカロンなどの洋菓子やさまざまなフルーツのフェイクを散りばめて、エンターテイメント性に富み、甘くて幸せなイメージを展開している。NHKをはじめとしたテレビへの出演、百貨店内やエステサロンを装飾するコラボレーション、アニメーションとのコラボレーション、など美術に疎遠になりがちな人々にも親しまれてきた。このような活動について本人はインタビューで「クリームが増殖する様に、自分の表現が様々な文化と結びつき世界に広がって行くというプロジェクトを、様々なメディアや企業とコラボレーションする事によって実現しています。」と語っている[2]。
作品
2000年より様々なものに、フェイククリームで装飾する自らの表現スタイルを「Fake Cream Art」と定義し、新しい芸術のジャンルとして活動している。美術史で扱われるような古典的作品を題材に、それに独自の新しいアートのアプローチを施すことにより、それまでとは違った価値観を見出だす作品群も生み出している。名画やギリシャ彫刻でにデコレーションするシリーズ〜Another legend〜や、真っ白なクリームで枯山水を表現された作品「KARESANSUI」シリーズ、世界遺産にデコレーションシリーズなどがある。[3]
経歴
- 山口県立華陵高等学校英語コース 卒業。
- 2003年東京造形大学デザイン学科卒業。
- 2007年長野県信濃美術館「五感でアート展」に於いて美術館デビュー。同年、MOCA(上海当代芸術館)「ECOxDESIGN展」にて海外美術館デビューを果たす。
2008年以降、北京での個展を皮切りに、上海、ミラノ、ベルギー、トルコ、香港と立て続けに海外で作品を発表。
2009年7月、国際的なアートトリエンナーレである大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレに選出される。さらに12月に行われるMOCA(上海当代芸術館)アニマミックスビエンナーレに選出される。2012年には大原美術館での個展 渡辺おさむOHARA-DECO 清須市はるひ美術館 渡辺おさむお菓子の美術館を開催。
賞
- 京都アートコンペ2001 審査員特別賞(2001年)
- 第19回ひとつぼ展 入選(2001年)
- ターナーアクリルアワード 審査員特別賞(2001年)
- アミューズアートジャム2007 倉本美津留賞(2007年)
- 山口県芸術文化振興奨励賞(2025年)
