渡辺玄英
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現代のサブカルチャーの「弱い、呟きのコトバ」を用いた詩集『海の上のコンビニ』(2000年)で注目される。
詩集『火曜日になったら戦争に行く』(2005年)は〈セカイ系詩〉として現代詩の外部でも話題になり[1]、吉本隆明に「『無』の状態から意味論的に脱出しようという意図が感じられる[2]」と評価される。
佐々木敦は、詩集『けるけるとケータイが鳴く』(2008年)を「「ゼロ年代」の絶望から這い出ようとする希望と、その希望を食い破る絶望の両方を」感じると評している[3]。
2020年、コロナ禍を主題にした一連の詩が朝日新聞(9月25日)「天声人語」に取り上げられる。
高橋睦郎から「新しい言葉の自覚した使い手の最も尖鋭なひとり[4]」と評される。
この他の詩集に『現代詩文庫 渡辺玄英詩集』(2016年)や『星の(半減期 』(2019)等がある。
北川透、山本哲也、花田俊典らとの同人誌『九』(1996- 2000)に参加。
柴田千晶、岩佐なを、北大路翼と同人誌『erection』(2002- )に参加。
北川透、松本秀文、石松佳らと同人誌『鯨々』(2019- )に参加し、編集を担当。
詩と短歌の同人誌『ざんぼあ』(2025- )に参加。
2011年から福岡県高等学校文化連盟文芸部門(詩)の選と講評、講師。
2013年から山口県高等学校文化連盟文芸部門(詩)の選と講評、講師。
2015年から日本現代詩歌文学館振興会 評議員
著作他
詩集
- 『水道管のうえに犬は眠らない』(書肆山田) 1991
- 『液晶の人』(梓書院) 1997
- 『海の上のコンビニ』(思潮社) 2000
- 『火曜日になったら戦争に行く』(思潮社) 2005
- 『けるけるとケータイが鳴く』(思潮社) 2008
- 『破れた世界と啼くカナリア』(思潮社) 2011
- 『渡辺玄英詩集』(思潮社、現代詩文庫) 2016
- 『星の(半減期』(思潮社) 2019
- 『しろいうさぎを狩る者たち』(思潮社)2024
共著詩集
- 『空気の日記』(書肆侃々房)2022
共同翻訳詩集
- 『夏の旅』(思潮社) 2000
- 『黎明の縁』(思潮社)2003
共著論集
- 『女流文学の潮流』(笠間書院)2013
- 『文学の力 時代と向き合う作家たち』(笠間書院)2014
その他
- 『ポエムの虎 2003秋吉台現代詩セミナー』(海鳥社)2004
主な連載
- 「詩学」誌 詩誌月評 2003年4月~2004年3月
- 「毎日新聞(西部)」紙 機会詩の隔月連載「ゆらぎの現在形」2006年3月~2008年5月
- 「現代詩手帖」誌 詩誌月評 2009年1月~12月
- 「現代詩手帖」誌 詩書月評 2010年1月~12月
- 「現代詩手帖」誌 投稿選 2011年6月~2012年5月
- 「読売新聞(西部)」紙 詩時評 2013年2月~2020年11月
出演その他
- RKB毎日放送 「開店ウメ子食堂」(2012年~2016年)、「こだわりハーフタイム」(2016年~2019年)ゲスト出演。
- 日韓詩人交流会(2015年11月3日~5日 会場 : 韓國外國語大學校、啓明大学校他)
- ふじのくにせかい演劇祭2022『星座へ』[回遊型演劇]コンセプト:ブレット・ベイリー/日本版キュレーション:大岡淳 日程:2022年5月6-8日 会場:日本平の森
- 日中詩人会議『詩と遠方』2022年12月16-18日(於 北九州市)
脚注
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出典
- ↑ 「クイック・ジャパン」vol.64(太田出版 2006年2月)22p 「ゲーム・アニメ・現代詩 ─ 渡辺玄英の消えてゆく世界」(文/山田和正)。影響関係の指摘にゲーム『Cross CHANNEL』(フライングシャイン/2003年)、アニメ『機動戦士ガンダム』(富野由悠季)、アニメ『攻殻機動隊』『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(押井守)、ライトノベル作家うえお久光、上遠野浩平など
- ↑ 吉本隆明『日本語のゆくえ』(光文社 2008年)214-216p
- ↑ 佐々木敦『文学拡張マニュアル』(青土社 2009年)267-271p 278-281p
- ↑ 高橋睦郎「解体する世界・解体する言葉」(『海の上のコンビニ』解説 4p 2000年)