烈海王
From Wikipedia, the free encyclopedia
担当声優
人物
香港出身。色黒で髪を辮髪に編んだ中国人。中国武術界における高位の称号「海王」(洋王の上で、最高位である海皇の下)を受け継ぐ中国拳法の達人である。その海王の中でも群を抜いて優秀な人物であり、修行した黒竜江省の白林寺では「魔拳」と呼ばれている。アニメ版オリジナルシナリオでは、海王認定は怒李庵(ドリアン)海王の推薦となっている。
身長176センチと、劇中に登場する格闘家と比べ特に大きな体格ではないが、バキが初めて烈の体を見た時、「どう造ったのか」と関心を寄せるほどの肉体の持ち主。己の拳足のみを用いて、巨大な黒曜石を直径約2mものほぼ真球にしてしまうほか、200坦(約1.8トン)の釣鐘を叩き壊すほどの功夫を持つ。劇中の登場人物の中でも、自己鍛錬や強敵との戦いに対する執念の度合いは屈指のレベルを有し、傍目には無謀な挑戦を持ちかけられても「わたしは一向に構わん!」と全てを受け入れる。
中国拳法の歴史に大きな誇りを持ち、当初は傲慢な態度でほかの格闘家を見下していたが、刃牙に敗れて以降は態度を改め温和な性格になった。自分が認めた相手には礼をもって尽くし、範馬刃牙や愚地克巳とは友情を育む。ただし、中国拳法への絶対的な矜持や、思ったことは躊躇わず主張するなど根の激しさは変わっておらず、自我が勝って空気を読まない言動も多々見られ、相手の逆鱗に触れることが多い。その反面、感謝されると照れたり満面の笑みを浮かべたりし、怒らせた相手にも非を認めればあっさりと頭を垂れる一面も見せている。
なお強者達の闘い編でカイザーと会話した際に「この世にはホンモノというだけの三流品がいくらでもあるのだよ」と説かれた際に「伝統だけを継承した粗悪武術が夥しく存在する」と同調し、如何に中国拳法だろうと「『本物』の武術」というだけの流派は評価しないという方針を示している。
『刃牙』シリーズの翻訳版が台湾で発売された際に当地の編集者から「中国系キャラを出さないか」と提案されたことが烈海王登場のきっかけ。台湾では「烈」という文字に強い美意識があると感じて調べたところ「激しい」「甚だしい」「道にはずれない」という意味があり、そこから烈海王のイメージができあがったという[2]。
ファイトスタイル
海王の名に恥じぬ高度な中国武術の技量は、刃牙をして「世界を探した所で、彼に勝ちうる人間など見つかるか分からない」と賞賛せしめるほどで、武器術にも長ける。水面を走るほどの超人的脚力は驚異である他、闘いにおいても過信や油断はせず不意打ちも辞さない。
主要技
- 転蓮華
- 相手に肩車のような体勢で組み付き、胡坐のように両足で首を固定しつつ回転し首を破壊する技。
- 見えない目潰し
- 「空気砲」とも称される。ガイアの「鼓膜破り」のように特殊な呼吸で大量の空気を吸い込んだ後、拳で圧縮しつつ鋭く相手の目に吹き付け視界を奪う。
- 寸勁
- 拳を相手の身体にほぼ密着させて叩き込む発勁。別名「1インチパンチ」。
- 驚愕の足技
- 手のように自在に動く足と足指を用いる技術。足指で相手を掴んで投げる、足指を握りこんで拳を作り打突する(足拳)など様々な技がある。このため、烈が功夫靴を脱ぐことはボクサーがグローブを外す行為に例えられる。
- 打顎六連撃
- 顎部のみに集中させた打撃の六連撃。これにより数千回の脳震盪が襲う。
- グルグルパンチ
- 対ピクル戦でまったく中国拳法が通用しなかったため、4000年の威厳を護るために「負けたのは自分であって中国拳法ではない」と取った苦肉の攻撃手段。両腕を回転させて標的を殴打する。当のピクルにはまったく効かなかった。
- 崩拳
- 中国拳法を代表する武器(中段突き)。ピクルに対して放ったが全力の頭突きに押し負けた。
- 無寸勁
- 「ノーインチパンチ」とも。僅かな隙間も開けず、完全密着した状態からの発勁。烈はこれでボクシンググローブを填めたままグローブを貫通させたり、元ヘビー級チャンピオンのアンドレイ・ワーレフを一撃で沈めた。その速さたるやカメラにも映らない。
- 武器術
- 作中では飛鏢、流星錘、七節棍、柳葉刀、九節鞭を使用している。イメージによれば槍も得手とのこと。
- 消力(シャオリー)
- 極限の脱力によって五体を羽毛と化す技術。郭海皇直伝であり、ある程度のレベルまでなら刃物による斬撃すらも無効化することが可能。