田村聡
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山好きの父親と大学山岳部出身の伯父に影響され、13歳で登山を始める。学生時代から社会人山岳会「東京ろうあ者山の会」に所属し、ろう者としての登山技術を学び、山スキーの技術も磨いた。16歳で免許を取ったバイクではパリ・ダカールラリー参戦経験も持っており、HONDA XR400Rを駆るもリタイヤとなった[3]。またアルペンスキー競技では四年に一度のろう者の国際競技会であるデフリンピックにも日本代表として出場している。
1980年に重広恒夫・尾崎隆によるエベレストの北壁初登頂を報せる新聞記事を見て、「いつかはエベレストに登頂したい」と望みを抱く。2014年と2015年に挑戦するが、悪天候やネパール地震により撤退を余儀なくされた[4]。しかし2016年に三度目の挑戦でろう者初の登頂を果たした。
ろう学校・専門学校を卒業し会社勤めをしていたが、長期休暇を取るのが難しいことから退社。以降、家業の不動産業に従事しながらトレーニングに励んでいる[5]。
2017年1月、聴覚障碍者として社会貢献が著しい人物を表彰する櫻内義雄賞を受賞[6]。
2019年には日本ハング・パラグライディング連盟のPGクロスカントリー技能証(パイロットのXC証)を取得している[7]。
2021年、東京オリンピック ・パラリンピック競技大会組織委員会より東京パラリンピックの聖火ランナーに選出された。コロナ禍の終息と五輪の成功を祈念し、8月21日に走行予定であった[8]が、緊急事態宣言の延長を受けて公道走行によるリレーは中止(国立市、日野市、立川市、東大和市、国分寺市)。8月22日に行われた点火セレモニーに参加した[9]。