白痴 (1951年の映画)
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 白痴 | |
|---|---|
|
| |
| 監督 | 黒澤明 |
| 脚本 |
久板栄二郎 黒澤明 |
| 原作 | フョードル・ドストエフスキー |
| 製作 | 小出孝 |
| 出演者 |
森雅之 原節子 三船敏郎 久我美子 |
| 音楽 | 早坂文雄 |
| 撮影 | 生方敏夫 |
| 編集 | 杉原よ志 |
| 配給 | 松竹 |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 166分(現存版) |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
『白痴』(はくち)は、1951年に公開された日本映画である。監督は黒澤明。原作は19世紀のロシアを舞台としたドストエフスキーの小説 『白痴』で、本作では昭和20年代の札幌に舞台を置き換えている。当初の上映時間は265分だったが、製作した松竹の興行上の都合で166分にまで短縮された。
キャスト

カッコ内は原作に相当する登場人物。
- 那須妙子(ナスターシャ):原節子
- 亀田欽司(ムイシュキン公爵) : 森雅之
- 赤間伝吉(ロゴージン):三船敏郎
- 大野綾子 (アグラーヤ): 久我美子
- 大野(エパンチン将軍):志村喬
- 大野里子(リザヴェータ夫人):東山千栄子
- 大野範子(アレクサンドラ):文谷千代子
- 香山睦郎 (ガーニャ):千秋実
- 香山順平(イヴォルギン将軍):高堂国典
- 香山の母(イヴォルギン夫人):三好栄子
- 香山孝子(ワーリャ):千石規子
- 香山薫(コーリャ):井上大助
- 軽部(レーベジェフ):左卜全
- 東畑(トーツキイ):柳永二郎
- 赤間の母:明石光代
- その他:遠山文雄、横山準、仲摩篤美、手代木国男、小藤田正一、大杉陽一、泉啓子、秩父晴子
- 那須妙子の誕生パーティーに顔を出している女性:岸恵子(ノンクレジット)[2]
スタッフ
製作
公開
黒澤が完成させた当初は、上映時間が4時間25分もあり、前後編2部作になる予定だった[6]。しかし、松竹副社長の城戸四郎は試写を見たあとに撮影所長を叱りつけ、興行的に不利だとして短縮を命じた[6]。プロデューサーの小出孝は、これを黒澤に伝えることができず、自分の責任でカットすることも検討したというが、結局野村が黒澤に伝えた[4]。黒澤は渋々3時間2分に再編集したが、さらに短縮するよう要求された。激怒した黒澤は、山本嘉次郎宛ての手紙に「こんな切り方をする位だったら、フィルムを縦に切ってくれたらいい」と訴えたという[7]。この3時間2分版は、1951年5月23日から東京劇場で3日間だけ上映された[6][1]。しかし、同年6月1日に一般公開されたのは、松竹が再々編集した2時間46分版で、オリジナル版は現存していないとされている[6][1]。