白銀のカルと蒼空の女王

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ゲームジャンルアドベンチャー(PC)
学園諜報員アドベンチャー(PSP)
対応機種Windows 2000/XP/Vista/7 (PC)
PlayStation Portable
発売元工画堂スタジオ(PC)
サイバーフロント(PSP)
白銀のカルと蒼空の女王
ゲーム:白銀のカルと蒼空の女王
ゲームジャンル アドベンチャー(PC)
学園諜報員アドベンチャー(PSP)
対応機種 Windows 2000/XP/Vista/7 (PC)
PlayStation Portable
開発元 工画堂スタジオくまさんちーむ
発売元 工画堂スタジオ(PC)
サイバーフロント(PSP)
キャラクターデザイン 駒都えーじ/藤原々々/Ein/やすき
シナリオ 竹内なおゆき/西川真音
プレイ人数 1人
発売日 2010年6月25日(PC)
2011年10月13日(PSP)
テンプレート - ノート

白銀のカルと蒼空の女王』(しろがねのカルとそうくうのじょおう)は、工画堂スタジオより2010年6月25日に発売された一般向けPCゲーム

Deep-Blueシリーズ」第4弾として、他のシリーズ作品と世界観を共有している。同シリーズとしては初めて駒都えーじ以外にも原画担当が参加した。シナリオも竹内なおゆきの他に西川真音が担当する。

フルクラム帝国では今「帝都万博」を開催中。それに合わせて開催される、戦後初となる「第一回大陸諸国平和条約会議」を約一ヵ月後に控え、帝国の今後にとって非常に重要な時期にある帝都。しかし、それに合わせるかのように海軍高官の連続殺害事件が発生。事件に用いられたのは、帝国が集めた各国の軍事情報データベースのどこにも存在しない新型の高性能機動兵。それに加え、簡単に製造できない上に運搬も容易でない大型サイズになるはずの熱反応爆弾(通称:熱爆弾)を、携帯できるトランクサイズにまで小型化し所有するなど、従来の反帝国テロリストとは一線を画す強力な高度Eテク武装を誇る汚染者達。彼らを相手に対応が後手後手に回るパシアテ文明保存管理局。そしてそれら全てを裏から操る、謎の人間型Eウェポン「ガラクシア」の暗躍。全ては「ガラクシア計画」へと繋がる更なる脅威の始まりでしかなかった。

キャラクター

カル・ルスラン
声 - 茅原実里
主人公。名前の由来はアントーノフ An-124 ルスラーン
帝国ジュニアアカデミーの二年生。統一戦争で滅んだ小国「ルスラン」の姫君だが、国に伝わる「ルスラン流操機術」の術者でもある。普段淡々と振舞っているために一見クールな性格っぽいが、それは人付き合いが得意ではないから黙っているだけ。本当の姿は気合と根性の人で、色々と隙が多かったりヘタレだったり熱血だったりな部分もある。親しい人間はその本当の姿を知っている。国の復興を条件に、学生でありながらも古代パシアテ文明保存管理局(通称「ライブラリ」)の実行部隊に所属する。男が気後れするほどの美貌を誇る絶世の美女だが、その人付き合いの悪さから「観賞用美人」「無駄美人」などと周囲に呼ばれている。またファルツやユーネからは、容姿だけが優れていて他は凡庸と皮肉を言われ、あまりに目立ちすぎるため極秘捜査などの任務にも向いていない。色々と目立つため周囲から浮いているが、トアラやリエ(後にユーネやパシ研メンバーとも)とは親しくしている。特にトアラは勉強を教えてくれるというだけでなく事件絡みでも一緒に行動することが多く、リエにも秘密にしていることまで互いに知っている間柄。当人達は全く自覚していないが、傍から見ると二人だけの世界に入っていたり惚気と取られる発言をしていることがある。
ライブラリの任務の傍らに学生をやっているため勉強が遅れがちで、学業成績は常に落第の危機にあるほど悪い。トアラに勉強を教えてもらってかろうじて成績を維持する日々を送っており、エアナと並んでパシ研の「馬鹿の二大巨頭」と称される。成績の方は散々だが、代わりに高い戦闘能力を持つ。射撃戦は得意ではないものの、「Eスーツ」によるパワーアシストと近・中距離戦闘用のEテク仕掛けの装甲切断用大鉈「Eハチェット」を用いた格闘戦を得意とし、生身では手に余る相手の場合は国に代々受け継がれてきた有人型重機動兵「アルパー」を駆って戦う。特に機動兵の操縦に関しては卓越した才能を持っており、アルパーを自在に操って圧倒的な戦闘力を示す。
『白銀のカルと蒼空の女王』では、海軍高官の連続殺害事件を発端にした大規模テロの解決に奔走する。その過程で護衛対象になったエリンシエや、同僚となった特殊能力者のミルスキ、事件の背後で暗躍する人型Eウェポンのガラクシアらと絡んでいく。
エリンシエ・ヤースロップ
声 - 釘宮理恵
『白銀のカルと蒼空の女王』に登場するにあたり『蒼い空のネオスフィア』の元老院ルート(元老院の反乱により帝国海軍の介入を許し、女王位を禅譲して人質として帝国へとやってくるEND)をベースに、他ルートでの重要イベントを混合したものが正式設定となった。
『白銀のカルと蒼空の女王』では、帝国ジュニア・アカデミーへと留学してきた元女王として登場。彼女が帝国に連れてこられた根本原因は禁断のEテク「シナプシファイアー」の施術を受けたためだが、これは機密レベルの事情であるため、帝国への恭順の証にネオスフィアから人質に送られたという内容で関係各所には通達されている。帝都滞在の後見人はエイジ・ハンプデン。帝国に来てから髪型を変え、性格も変わっている。試験では学年首席であるアマネカと同点首位。アカデミーに来てから変貌した彼女の性格に関してはいくつもの報告例があり、引っ込み思案でおとなしい、舌禍事件は数知れずの毒舌家、大時代的な演説好きの雄弁家など、とても同一人物とは思えないものばかり。当初カルに対して行っていたわがままキャラもその一つで、このキャラの時はアカデミー内で因縁をつけて来た帝国至上主義者達をその頭脳で徹底的にやり込めていた。これらは自分の置かれた政治的状況や汚染者に狙われている立場を鑑みて、それらをくらませるために意図的に行っていたことで、どれが一番効果的かを試すため様々なキャラを演じていた。
記憶転写で受け継いだ膨大な知識の中には、統一戦争中の帝国とネオスフィアで交わされた密約に関する全ての資料、かつてガラクシア王国が健在だった頃に有事の備えとしてネオスフィアに嫁いできた王族の記憶などもあり、ガラクシア王族の記憶にはEプラントが停止した際の再起動キーが含まれていた。ガラクシアがエリンシエを狙っていた理由はこの再起動キーにあり、連中に誘拐された彼女は記憶走査のEユニットでこの情報を知られてしまう。その後、奪われたキーにより可能になった帝都への「ガラクシア落とし」を防ぐため、元敵国の女王という立場でありながら帝国最高機密であるビッグEの修理と戦闘指揮を請け負う。戦いが終わった後は、表沙汰に出来ないこの事実の隠蔽処理のため一生どこかの辺境国に軟禁されるだろう運命を受け入れていたが、ウィナプスやゲーブルを始めとした関係各位の配慮で事件にエリンシエが関わった事実が消滅したため、元の学生生活へと復帰できた。
アーサー・グリフェン
『白銀のカルと蒼空の女王』では、一連の海軍高官襲撃事件で彼も狙われたため、なんらかの関わりがあるとライブラリに目を付けられていた。またクロウサー准将からも関係者として名が挙げられていた。戦時中からの後ろ暗い秘密の証拠を握るガラクシアによって脅迫されており、彼女らの材料となるEマテリアル鋼などを強制的に供給させられていた。他にも財閥の新規プロジェクトとして、海軍と共同でネオスフィア王国に空中艦隊の補給港を建設するという計画を推進していたが、それは表向きの話で、ガラクシア王国の残骸(正確にはそれに含まれる赤いオリハルコン)を回収する中継基地建設プロジェクトというのが真実の姿だった。物語後半では、帝国海軍内のガラクシアに関する一連の不祥事を隠蔽するため、全ての責任を被せられて保安警察へと売られる。切羽詰ったグリフェンは、女王時代のエリンシエとの政治絡みで生まれた縁を頼ったり、ライブラリへ自分が知る限りの全ての情報提供をすることで政府に掛け合ってもらう取引を行い、なんとか潰されることを防いだ。
第一宰相
『白銀のカルと蒼空の女王』では、海軍高官連続殺害事件を発端にした反帝テロへの対応をウィナプスと協議する。皇帝から勅命でエリンシエの処遇を一任されており、ウィナプスに彼女の護衛に最適な人材の派遣を依頼した。
スベンスカ・クレメンツ
ヤクトファルク隊とも名前の由来はスベンスカ ヤクトファルク。帝国外相を務めるこの国の重鎮。大陸諸国平和条約会議の立案者で、次期宰相との呼び声も高い切れ者。帝国人も移民も異端も、全ての人間が平等に扱われる世界を造りたいという理想を持つ。ミルスキの実の父親だが、娘を遠ざけた自分にはもう父親の資格が無いと考えている。しかしミルスキの事は常に案じており、資格を失った自分の代わりに娘を守ってくれる存在を欲して、特製Eウェポン「フェア・アプシエイター」を開発させた。また居場所となるヤクトファルク隊も設立した。彼の本心はフェア・アプシエイターに残留しており、それをマインド・リンクで読み取ったミルスキは確執を乗り越えることができた。
クロウサー准将
海軍高官襲撃事件にライブラリ機関が介入するのを快く思わない海軍の中で、事件解決のためにライブラリと協調して捜査を行おうとした一派の一員。一派を代表してライブラリとの連絡係になっている。戦争時は諜報活動で名を馳せていた人物だが、現在は海軍のスポークスマンをしている。ライブラリに移譲されたヤクトファルク隊に、海軍からの指令を伝えるパイプ役でもある。リーンネ家と親交があり、幼いミルスキとよく会っていた。
海軍内におけるガラクシアの最大の協力者。戦争中に参謀としてビッグEに搭乗し、負傷したゲーブル艦長に代わり全責任を負ってガラクシア王国の破壊を決断。主砲の発射ボタンを押したという過去がある。戦争を長引かせない(=これ以上犠牲を増やさない)為の決断であり、この功績により英雄となって准将にまで昇進したが、これほどのことをしてまで成した戦後世界の在り様を見たとき、帝国の支配は正しいのかと苦悩するようになり、それが裏切りの原因となった。
エリンシエルートでは、協力者の海軍兵達と共にイリー・アイランドの海軍整備基地を乗っ取って蜂起。だがガラクシア落とし発動中に不用意に電波を発したため、それを誘導ビーコンと間違われて残骸を落とされ、そのまま基地と運命を共にした。
ミルスキルートでは、自分と殺された海軍将校達がガラクシアを完成させた事を語る。その際にガラクシアのオリハルコンに自分の血を混ぜ、魂(意思)を受け継がせていた。クロウサーは人間が人間に支配されてはならないという信念を持っており、帝国が造り世界に与えた今の仮初の平和が壊され、与えられるのではなく勝ち取る平和が訪れるのを望んでいた。だが人が造ったものを人が壊しても意味は無いと考え、人ではないガラクシアが壊すならばと手を貸していた。最後は、カルやミルスキ達に別の未来を託し、自らの願い「美しく歪んだ機械に殺されること」を果たして地下Eプラント内のガラクシアと共に逝った。
ゲーブル大佐
捜査で海軍将校クラブに赴いたカルに、部下の特殊部隊員との一騎討ちを持ちかけた男。クラブでは常に酔っており、女と見れば見境無く口説く。クロウサー准将に移譲される前の、ヤクトファルク隊と海軍とのパイプ役。ガラクシア王国からの移民の身元引受人もしており、彼らの素性を隠す工作を行っていた。
一連のガラクシア事件において、海軍内部の内偵を行っていた責任者。こちらが本業で、海軍大佐の身分の方が副業だった。海軍将校クラブに頻繁に通っていたのも内偵任務のため。クラブで殺された情報部所属の人間は、彼が紹介して潜り込ませていた。
ミルスキルートでは、事件解決後に過去を少しだけミルスキに語る。自分が戦時中のビッグE艦長であり、戦闘で負傷した自分に代わってクロウサーがガラクシア破壊の決断を下したことが、彼の人生を狂わせてしまったと気にかけていた。またクロウサーの望みを果たしてくれたことに礼を述べた。
エリンシエルートでは、地上での任務が一段落したためビッグEの艦長に復帰。ビッグE修理のため、極秘にエリンシエを伴ってネオスフィア王国へと赴く。換装予定の電算装置によって起こりうる問題を予測していたウィナプスより、あらかじめ「全てを女王に託せ」との指示を受けており、帝都を守るためエリンシエに指揮権を委譲した。その後は、事件調査委員に対してビッグE全乗組員と共にエリンシエのことを知らぬ存ぜぬで通し、受けた恩を返した。
アルパー
カルの髪色と同じ銀のたてがみを持つ。統一戦争中、帝国との戦いで伝説的な戦果を残し、今でも語り継がれるルスラン機動騎士団所属の超重機動兵最後の1体。自律型機動兵全盛の今では失われたコンセプトである有人型機動兵(自律意識こそ持たないが、自動モードである程度の行動は可能)で、旧時代の遺物、イカれた特攻機などと呼ばれることもある。しかし、機体性能とカルの操縦技術が相まって、よほど高性能な重機動兵でもなければ相手にならないほどの戦闘力を発揮する。操縦には王国に伝わる「ルスラン流操機術」とそれを習得できる才能が必要で、訓練したからといって誰でも動かせるわけではない。現在はライブラリの管理下に置かれており、操縦者のカルが所持する万能懐中時計を天に掲げて名を呼ぶことで、通信を受けたビッグEより射出されて空から降りてくる。戦闘用ゴーレムの中でも非常にスマートで洗練されたデザインをしており、ライブラリ整備班からこれほど美しい機体はちょっと無いと言われている。
ルスラン王国に代々受け継がれて来たオリジナルEウェポンで、かつては複数体存在し各機体ごとにマスクの造形が異なっていたらしい。装甲には、軽量なのに非常に強靭なキングドラゴンの外殻が使用されているため、華奢な見た目からは想像できないほどの堅牢さを誇る。だが目視で操縦するためコクピットには装甲が無く、胸部左右にある筒状の空間停滞フィールド発生装置「Eディフレクター」で剥き出しになった搭乗者を防御する。Eディフレクターは片方ずつ約5秒間発生可能だが、両方使い切ったらチャージ完了までしばらく発生させられなくなる。王竜の素材は装甲に用いられている外殻だけではなく、打突に用いられる腕や足の甲、腕部・脚部の大型クローにも爪や骨の加工物が使用されている。製造当時は駆動系にも竜の体組織が用いられていたが、時の流れによる腐食は免れず、現在は通常のゴーレムに使われている機械式関節の発展型に換装されている。
戦闘時は人型だが、長距離移動時には竜を模った巡航形態に変形して空を飛ぶ(ビッグEから射出されるときもこの形態)。巡航形態では、Eハチェットを端子にしたコントローラブル・ケーブルを手綱に、背に立って操縦する。この形態はあくまで長距離移動用であるため戦闘能力はない。巡航形態時の四枚の滑空翼は空間停滞力場の発生膜で出来ており、機動兵形態時には折りたたまれて肩部に収納される。一応機動兵形態でも飛行は可能だが、気球程度の機動力しかないためあまり役には立たない。
近接格闘戦を重視しており、殴る蹴るが戦い方の基本。四肢の複雑な関節機能と軽量なボディは、まるで人間さながらの動作を可能にしており、格闘技全般の動作はもとより宙返りのような曲芸じみた動きまでできる。掌から破砕ボルトを射出する打突兵器「ペネトレイション・スピクルム」が必殺技だが、他にもサイドアーマー(巡航形態時には尻尾)は多節剣になり、左右の胸上には200発装填の30ミリ・メガドグラノフを搭載、腕部と脚部にも格闘用大型クローと多数の武装を持つ。頭部には同時に六個のターゲットを捕捉できるロックオン機能も搭載されている。
ファルツ
声 - 大塚明夫
名前の由来はファルツ航空機製造会社。ルスラン王家に忠誠を誓う家臣団の一人で、現在は執事のような役割を担っている。かつてはルスラン機動騎士団所属の騎士で、屈指の使い手だった。今は年齢の問題でもうアルパーを駆ることができない。カルに「ルスラン流操機術」を教えた存在で、対人戦では彼女以上に高い戦闘能力を誇る。カルと共にライブラリに所属しており、彼女のエージェントとしてのパートナーでもある。普段、人前などでは慇懃な態度を取っているが、カルや親しい者の前では下品な本性を隠さない。国の復興のため色々と動いており、カルの成績が上がらないことや、気まぐれな行動にいつも苛立っている。そのため帝国ジュニア・アカデミーに在籍してまで勉強するのは時間の無駄と考えており、どうあってもアカデミーに通いたがるカルにいつも嫌味を言う。普段は主への皮肉ばかり口にしてあまり忠実には見えないが、主のカルのためになら死ねる・非情になれるという一面があり、敵から彼女を逃がすため捨て石になろうとしたり、主を傷つけた敵をわざと苦しめて殺したこともあるほか、カルが突入した建物が爆発炎上した時は即座に殉死しようとした。
プラウラ
声 - 神田朱未
名前の由来はグラマン EA-6 プラウラー。ルスラン王国重臣の娘で、カルの幼少時から身の回りの世話をしている姉のような存在。カルのことが大好きで、彼女をかわいがるために全力を注ぐ。いずれは生まれるカルの子供にも、同様に仕えて可愛がるというのが将来の夢。抜群の美貌とスタイルを誇り、優しそうな微笑を常に浮かべているが、見た目に反して腹黒で倫理観にも乏しく、トアラとカルの性的行為を妄想することもままある。外見からは戦士には見えないが、カル以上に高い戦闘能力を持ち射撃戦の名手(カルの主観では、自分の三倍強いという評価)。だが才能がないため「ルスラン流操機術」は習得できず、アルパーを操縦することはできない。普段は家事専門だが、カルとファルツだけで戦力が足りない場合には彼女にも動員がかかる。ドグラノフに並々ならぬ思い入れがあり、頬刷りをして悦に入る性癖がある。またサド気があり、身体の一部を切り落とすなどの容赦の無い拷問を嬉々として行い、敵に対して惨たらしい結末を齎す(もたらす)。カルを守るためなら周囲の被害を考慮しないこともある。所持する大量の武器運搬用に「マローダー」という名の機動ウェポンコンテナ(自律型ゴーレムの一種)を所有しており、完全武装が必要となる際には共に行動する。
オルター・ウィナプス
声 - 山本兼平
フルクラム帝国勲四等男爵、元合同参謀本部情報部長、帝国軍予備役少将、外務省常任次官兼パシアテ文明保存管理局副局長と多数の肩書きを持つ切れ者。46年前に弁護士資格を習得しており、少しの間弁護士活動をしていたこともある。皇帝エグザシオの懐刀とも言われている。副局長という肩書きだが、皇帝陛下直属のこの組織は局長=皇帝となるため、組織運営を行うウィナプスが実質的なトップとなる。カルは厳格な祖父を思わせるこの老人のことを非常に苦手としており、とにかく頭が上がらない。カルにはいつも厳しいことばかり言って容赦なく任務を命じるが、それでも大事にはしている。トアラが帝国に来て以来、彼のことも色々と気に掛け便宜を図っている。次世代を担う若者達に大きな期待を寄せており、彼らが自分達の信じる正義の元に平和な世界を築き上げるのを願っている。
『白銀のカルと蒼空の女王』では、ネオスフィアからの移民女性ミセス・オナリが起こした殺人事件の裁判で、学生弁護人として法廷に立ったトアラにプロの弁護士の立場から直接知恵と力を貸し、誘拐されたカル達の捜索にトアラが同行を申し出た時にも特別に許可を出した。エリンシエルートでは、自分の要請でエリンシエがビッグEの指揮を執ったことで、帝国における彼女の立場がさらに悪い方向へと追い込まれることを理解しており、それを防ぐためこの事件に関する全ての公式関係資料から彼女の名前を削除していた。
ベル
名前の由来はベル・エアクラフト。ウィナプスの秘書官。作中では滅多に名前で呼ばれることがない。秘書として上司のあらゆるサポートを行い、その中にはビッグEオペレーターとしての仕事も含まれる。
クインキャノン
声 - 山本兼平の二役と思われるがスタッフロールに記載なし
ライブラリのベテラン捜査官。優秀だが完璧主義者で、捜査情報は確証を掴むまで同僚はおろか上にも中々報告してこない。危険な任務でパートナーを守る余裕はないからと、単独行動を身上としている。戦時中に頭部と両腕に瀕死の重傷を負い、その後遺症で軽い記憶障害を患っているため人名や電話番号を覚えるのが苦手。そのためメモ魔となっており、手帳にはびっしりと情報が書き込まれている。また失った両腕はライブラリ専用の高度Eテクによる神経接続型特殊義手となっている。右目も、プロスペロ製の視神経と直結して考えただけで撮影できる、アイ・カメラという高性能写真機を仕込んだ特別製の義眼。カルとはほとんど面識がなく、彼女を捜査官としては半人前以下の子供扱いするが、こと汚染者との戦闘に関してだけはその力を認めていた。海軍高官の連続殺害事件の捜査中、完成したガラクシアによって狩られ、首を捻じ切られて殺された。その際に、狩りに勝利した証として頭部を持ち去られた。
ミルスキ・リーンネ
声 - 福井裕佳梨
名前の由来はVL ミルスキ。海軍からライブラリ機関に転属になった、パーセプターで構成される特殊部隊「ヤクトファルク隊」の隊長。海軍所属時の階級は大尉で、10歳の頃にヤクトファルク隊に配属されている。パーセプターでは非常に珍しい女性体であるため、全部隊員の中で一人だけ能力の強さが突出している。常に所持している拳骨杖は、特製Eウェポン「フェア・アプシエイター」で、自律型Eユニットのため自分の意思を持つ。持ち主を守るため自動で防御フィールドを展開したり、能力コントロールをサポートするのがこの杖の役目。彼女のプラズマ・カノンは、杖のサポートで指向性を与えて更に威力を向上させているため、他の隊員のようなエネルギー塊とは違い、ほとんどビーム状に見える。
パーセプターだった母親から形質を受け継いだ。帝国の名門貴族リーンネ家の令嬢だが、今の父親は義父で実の父親はスベンスカ・クレメンツ。リーンネ家とクロウサー准将には親交があり、幼い頃良く遊んでもらっていたため面識がある。部隊はマインド・リンクで各員の意思を交わしあい、戦闘中は終始無言にもかかわらず一糸乱れぬ統率力を持って敵を殲滅するが、ミルスキは過去の出来事による精神的な問題からマインド・リンクを閉ざしているため、通常時には会話による指示を出す。戦闘時等どうしても必要な時は、マインド・リンク能力を増幅する新型デバイスを用いて行う。色々と気を張っているため言動や態度が刺々しいが、本来は優しくて素直で少々迂闊なドジっ子気質の持ち主。社会から差別されるパーセプターの地位向上と、正しい認識の啓蒙が目標。彼女だけのジンクスとして、食事による能力増幅というものがある。カレーはマインド・リンク、プリンはプラズマ・カノン、チャーハンは総合的な力といった具合に、料理の種類と能力増幅が結びついている。そのため、これから何かあるという時は対象の料理を大量に食べる。
エリンシエのルートでは殆ど何も語られないが、ミルスキのルートではクロウサー准将の裏切りと彼の抱えていた苦悩を知る。戦いが終わった後は、父スベンスカの本心を知ったことで仲直りし、無意識的に閉ざしていたマインド・リンク能力を取り戻した。そして事件の最後の幕を引くべく東の丘へ赴き、そこで農業を行っていたガラクシア最後の生き残りと会話を交わした。
ユーネ・グロースタ
声 - 宮崎羽衣
ノベル『白銀のカル Cal&Toara』より登場。名前の由来はグロスター・エアクラフト。帝国ジュニアアカデミー第二学年の学年委員長を務める。成績は中の上くらい。同じクラスのカルが落第すれば、将来生徒会長を目指している自分の評価にも響くからといつも絡んでくるが、実際は世話好きで人が好いだけのツンデレ。怒れるユーネ・グロースタと渾名され、一年の頃からいつも何かに憤っていて口が悪く皮肉っぽいが、それでもなぜか人に嫌われない雰囲気を持つ。トアラやリエとも絡むことが多く、次第にカルの友人の一人となる。身も心も徹底的に庶民で、金持ち相手や金の掛かった高級空間では、緊張のあまりしどろもどろになる。
『白銀のカルと蒼空の女王』では、休学中のリエにカルの面倒を見てくれと頼まれている。
オーギ・カットラス
声 - 大塚明夫
トアラ・ラボアキン
声 - 友永朱音
『白銀のカルと蒼空の女王』では、事件解決に知恵を貸したり試験を前に窮地に陥るカルを支えるといった従来の立ち位置に加え、エリンシエに気に入られて連れ回されたことでカルの相手があまり出来なくなり、彼女の嫉妬を引き出す。
ハッピーフィッシュ
言葉を教えておけばメモ帳代わりにもなるため、クインキャノンの飼っていたハッピーフィッシュは捜査の手掛かりになった。
ガラクシア
声 - 今井麻美
計画名とも名前の由来はガラクシア計画。「ガラクシア・システム」が正式名称。「帝都争乱事件」において、頻発する一連のテロを裏から操る黒幕。ガラクシア王国の決戦兵器として開発され、国と同じ名を冠されている。人格は残忍で、狩りと称して殺したクインキャノンの首を戯れに奪った。ライブラリでは正体不明の彼女のことを当初「ペケ子」という通称で呼んでいた。自分達で計画立案し、自分達だけでメンテナンスと兵器生産を行い、さらに計画推進の為に必要な根回しまで行うという恐るべき兵器で、その目的は「ガラクシア計画」を推進して帝国への復讐を成すこと。計画の推進にあたり、まず手始めに移民者を中心とした反帝国広域テロネットワークを構築。準備が整うまでの手駒を作り、海軍内に協力者も作り出していた。また自分達で帝都地下の未探索Eプラントに手を加えて、完全自動化された無人の生産・整備工場を造っていた。
ガラクシアは「ガラクシア機構」という軍団を形成しており、いくつもあるバリエーションの全てが同じ名で呼ばれる。中でも「リーダーシステム」たる赤いガラクシアは、華奢な見た目に反する高い戦闘能力と、妙に人間臭く高い思考能力を持ち、並の兵士や機動兵程度ではたったの一体ですら倒すことができない。計画達成の為の作戦立案や全体指揮もこのタイプが行う。分身の青タイプは、赤タイプに比べると機械的な思考で戦闘能力も劣り、主に前線での戦闘指揮が役目。チビガラクシアにも増殖元によって赤と青が存在し、本体の随伴兵やバックアップとしてサポートする。Eマテリアル素子の集合体である身体は高い修復能力を持ち、中途半端な攻撃は全く通用しない。他に物質変換能力を使って腕を武器にしたり、身体を爆弾に変化させて自爆、高度なハッキング能力を使ってビッグEへのクラッキングも行った。
エリンシエルートでは、海軍戦史資料センターから奪った当時のビッグE運行データよりガラクシア王国の空間座標を特定し、ビッグEを無力化してガラクシア4号で空の残骸に辿り着く。その後、計画の最終段階である「ガラクシア落とし」を発動。残骸を帝都に直接落とすことで、帝国中枢の壊滅を画策する。しかし、カルによって地上部隊によるビーコン波誘導が阻止されたことで、空にいるガラクシア達は各残骸に直接取り付いて落下をコントロールする作戦を実行。それを阻止すべく駆けつけたエリンシエ指揮下のビッグEと最終決戦を行う。これに敗れて最後の一体となったガラクシアは、ビッグEの甲板へ降り立ち全乗員に対して戦いに勝利したことへの賛辞を述べ、今後この世界をどう導いて行くのか?という敗者から勝者への問いかけを発した後に自爆した。
ミルスキルートでは、ビッグEの機能が計画の最終段階直前で回復したため、ガラクシア4号は撃墜されガラクシア落としは未然に阻止される。だがガラクシアは、潰えた計画に代わる第二の計画を発動。自分達の工場だった地下Eプラントに仕掛けておいた熱爆弾で、帝都の破壊を実行しようとする。しかし、協力者であったクロウサーは爆弾を仕掛けてなどおらず、全ての計画が潰えたガラクシアは准将と共に自爆した。事件が終わった後、最後に残されていた戦闘能力の無い分体は帝都の東の丘でチビガラクシア達と一緒に農業をしており、そこを訪れたミルスキと会話を交わした。会話途中でEDに入るためその結末は描かれておらず、破壊された、破壊されずにおかれた、どちらとも取れる終わり方となっている。
アマネカ・マッハバスター
声 - 神田朱未
『白銀のカルと蒼空の女王』ではオーギと共にゲスト出演し、主にカルとトアラの二人の雰囲気を茶化してからかう役所。

設定・用語

詳細はDeep-Blueシリーズを参照。

スタッフ

主題歌

関連作品

外部リンク

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