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看護

医療および健康的な生活の衛生や保健による支援 From Wikipedia, the free encyclopedia

看護(かんご、英: Nursing)は、個人や家族、地域社会が最大限の健康を取り戻し、できる限り質の高い生活ができることを目的とした支援的活動。狭義には免許交付を受けた看護職による実践的な活動を指す概念である[1]。

名称Nurse
職域看護・医療
就業分野病院・診療所・ラボ
概要 看護師, 基本情報 ...
看護師
乳児を抱える英国の看護師(2006年)
乳児を抱える英国看護師
基本情報
名称Nurse
職種コ・メディカル
職域看護・医療
詳細情報
就業分野病院・診療所・ラボ
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フローレンス・ナイチンゲールは現代看護の基礎を作った。フローレンスがクリミア戦争に従軍するまで、看護師の制服は作られてこなかった。看護の理論と教育はフローレンスにより初めて定義された

概要

看護の使命は、尊厳を保持しつつ健康や幸福を願う人間の普遍的な欲求に応え、人々が生涯にわたり健康な生活を実現することに貢献することとにあると考えられている[1]。看護の機能として、具体的には看護職が直接的に人々の保護や支援を行う日常生活の支援や、医師の指示に基づいて医療処置を実施する診療の補助があり、さらに相談、指導、調整が挙げられる[1]。

なお、看護ケアという場合は、個人、家族、集団、地域社会を対象として、健康の回復・増進・維持のために看護職が直接働きかけることをいう[1]。

国際看護師協会(ICN: International Council of Nurses)[注 1]の『ICN看護師の倫理綱領(2021年版)』前文では、看護の本質として、文化的権利、生存と選択の権利、尊厳を保つ権利、敬意のこもった対応を受ける権利といった人権を尊重することと定めている[1]。

歴史

専門職としての看護あるいは学問としての看護の始まりは、近代看護の創始者として知られるフローレンス・ナイチンゲールが1859年に『看護覚え書き』を著し、翌1860年に聖トマス病院にナイチンゲール看護婦訓練学校を開設したときとされる[1]。以後、欧米諸国では看護は専門職として発展し、特に米国では学士課程及び大学院修士・博士課程教育が急速に広まっていった[1]。その後、看護師によって看護理論に関する著書が続々と出されるなど看護研究も盛んになり、1952年には看護研究専門誌『Nursing Research』が発刊された[1]。

看護職が対象者に働きかける行為で看護業務の中心となるものを看護実践というが、これには看護理論のほか1980年代に広まった看護過程の概念が大きな影響を与えた[1]。

看護職

看護職とは、保健師、助産師、看護師、准看護師のいずれかもしくは複数の免許を持つ者のことである[1]。また、看護職員という場合は、これらの免許を持つ者のうち、実際に看護の職務に従事する者をいう[1]。なお、看護要員とは看護を行うために必要な人員のことをいい、これには保健師、助産師、看護師、准看護師のほか、看護師の指示の下で看護補助業務を行う看護補助者を含む[1]。

看護師

戴帽式

看護師は疾病者や褥婦(じょくふ、=出産後の女性)などの療養上の世話または診療の補助などをすることを業とする人のことである[2]。看護師は、医師・歯科医師の指示のもとに、検査・治療・処置・与薬などの治療活動における患者援助にたずさわり、また様々なケア(患者の身の回りの世話をはじめとして生活へのさまざまな援助)にたずさわっている[3]。コ・メディカルに分類される。看護師を育成する教育は看護教育である。

組織

職能団体として以下が存在する。

男女比

男性看護師(1943年)

多くの国において、看護は女性が多数を占める職業である[4]。2011年の調査では、米国の全看護師の91%が女性で、9%が男性であった。雇用機会均等法に関わらず、女性のほうが多数であるが、男性看護師は平均的により多くの賃金を受け取っており、男性看護師は年間平均60,700ドル、女性看護師は年間平均51,100ドルであった[5]。 米国においては麻酔看護師(Certified Registered Nurse Anesthetist)の男女比が最も均等に近く、全体の41%を男性看護師が占めた[5]。このような男女比率は差はあれど、多くの国で見られる。特筆的な例外は、フランス領土アフリカベナン、ブルキナファソ、カメルーン、チャド、コンゴ、コートジボワール、コンゴ民主共和国、ジブチ、ギニア、ガボン、マリ、モーリタニア、ニジェール、ルワンダ、セネガル、トーゴであり、これらは男性看護師のほうが女性よりも多い[6]。欧州ではスペイン、ポルトガル、チェコスロバキアが、男性比率20%越えである[6]。米国では1980年代から2000年代にかけて、男性の登録看護師(RN)の数は倍増した[7]。

制服

看護師ら(米国、1930年ころ)

かつては、ナースキャップ、衣裳、靴、靴下、ストッキングなどは、すべて白色のものを着用することが多かったため、「白衣の天使」と呼ばれた[要出典][8]。

しかし、2002年の看護婦から看護師への改称とほぼ同時期に、ナースキャップの使用を取りやめ、白以外の衣装、黒や紺のハイソックス、膝サポーター(ファッション用)も着用する医療機関も増えてきた。施設によっては、緊張を緩和させるために、小児病棟で子供に人気のキャラクター柄や、手術室などで花柄などの服を着ている場合もある。このため、看護師=白衣の天使[要出典][8]という概念は薄れつつある。

また、ナースキャップはのり付けされているため、のりを栄養としてMRSAなど菌が繁殖しやすく、院内感染を防ぐために、勤務中の看護師にナースキャップを着用させる医療機関は無くなった[9]。

各国の看護職

日本

看護職は、保健師、助産師、看護師、准看護師のいずれかもしくは複数の免許を持つ者のことである[1]。

英国

英国の看護の基本資格には看護師(Registered Nurse:RN)と助産師(MidWife)がある[10]。

英国にて法的な認可看護師となるには、看護助産師審議会(en:Nursing and Midwifery Council、NMC)の認証を受けなければならない。1997年のthe Nurses, Midwives and Health Visitors Act法により、認可看護師("Registered Nurse")資格はこの審議会の規制を通過した者のみが使用できる[11][12]。

米国

米国の看護資格には、Registered Nurse(RN)、Licensed Practical Nurse(LPN)、Licensed Vocational Nurse(LVN)、Advanced Practice  Registered Nurse(APRN)がある[13]。このうち基本資格はRNであり、このRNとLPN/LVNが免許資格である[13]。APRNは各種のスペシャリストの認定資格である[13]。

フィリピン

フィリピンでは、医師が看護師の資格を取り海外で出稼ぎすることもある[14]。

看護の発展に寄与した人物

看護師を扱った作品(小説、漫画、映像作品)

主人公が看護師である作品に絞る

TVドラマ

漫画

映画

小説

脚注

関連項目

外部リンク

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