硫酸アンチモン(III)

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硫酸アンチモン(III)
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
EC番号
  • 231-207-6
UNII
性質[1]
Sb2(SO4)3
モル質量 531.7078 g/mol
密度 3.94 g/cm3[2]
加水分解[2]
構造[2]
単斜晶系
P21/c
a = 13.12 Å, b = 4.75 Å, c = 17.55 Å
α = 90°, β = 126.3°, γ = 90°
881 Å3
危険性
NIOSH(米国の健康曝露限度):
TWA 0.5 mg/m3 (Sb)[3]
TWA 0.5 mg/m3 (Sb)[3]
安全データシート (SDS) MSDS
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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硫酸アンチモン(III)(りゅうさんアンチモン、英語: Antimony(III) sulfate)は、化学式Sb2(SO4)3で表される吸湿性の塩であり、アンチモンまたはアンチモン化合物を熱硫酸と反応させることで得られる。半導体ドープや、爆発物・花火の製造に用いられる[4]

硫酸アンチモン(III)の構造は、互いに結合したSbO6の八面体からなり、その頂点は硫酸イオンに結合している[2]

合成

硫酸アンチモン(III)は、1827年に初めて三酸化アンチモンと18モル濃度の硫酸を200 ℃で反応させることで合成された[2]

Sb
2
O
3
+ 3 H
2
SO
4
→ Sb
2
(SO
4
)
3
+ 3 H
2
O

硫酸の濃度が低いと塩基性アンチモン酸化物が生成され、高いとピロ硫酸アンチモンが生成されるため、濃度の設定が重要である。また、アンチモン単体と18モル濃度の硫酸を反応させることで得ることもできる[4]

2 Sb + 6 H
2
SO
4
→ Sb
2
(SO
4
)
3
+ 3 SO
2
+ 6 H
2
O

化学的性質

硫酸アンチモン(III)は潮解性を持ち、湿気や水によって加水分解し、様々な塩基性アンチモン酸化物や三酸化アンチモンを生成する。また、に可溶である[2][4][5]

利用

その溶解性のため、硫酸アンチモン(III)は半導体のドープに使われる[6]ほか、電気分解におけるアノードに用いられ、爆発物や花火の製造にも用いられる[4]

安全性

産出

脚注

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