社会的地位
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社会的地位(しゃかいてきちい)とは、社会の中に確立された、人々の名誉や威信を伴う位置。
近代社会では、職業が地位の主な規定要因と考えられている。前近代社会では、地位の格差は幅広かった。インドのカースト制度や日本の江戸時代の身分制度のように、時には社会的地位は、極めて固定的で階級や身分に基づいている。社会学では、社会階層構造や社会階級構造の中に、いくつかの社会的地位が存在すると考える。社会階級は、資本家、中間層、労働者の主に3つの地位(あるいは階級集団)からなる。社会階層は、多次元的かつ連続的に測定することが普通である。何らかの社会的資源を多く持つほど社会的地位が高いとされる。
社会的地位が変化することを社会移動(しゃかいいどう)、社会的移動(しゃかいてきいどう)、階層移動という。とくに親子で社会的地位(具体的には職業)が異なることを「世代間社会移動」、本人の学卒後の初職と現職などが異なることを「世代内社会移動」(職業キャリアの変化)という。日本は一度就職すると、その職を続ける人が多く、仕事をやめて大学などに入り資格を取って別の職につく人は少ない。このため世代内社会移動は少ない社会といわれる。また転職は少ないとも言われるが、実際には中小企業勤務者は勤務先を変えることは多い。ただ勤務先が変わっても本人の仕事内容が変わらない場合は社会移動とはいわない。