戦前の神戸有馬電気鉄道(現・神戸電鉄)では、自社線内の貨物列車に電動貨車デト1001形を使用していたが、休止された国鉄有馬線の代行として1943年(昭和18年)7月1日より連帯車扱貨物輸送を開始して以降は、国鉄との直通貨物列車が設定されるようになっていた[1]。
本形式は1947年(昭和22年)、国鉄直通認可を受けた初の自社発注貨車として製造された15t積み鋼製有蓋車で、国鉄ワム23000形をベースとしている[1]。
ワム23000形より全長が20mm長く、全幅が12mm狭いほか、自重が0.4t軽くなっているが、基本的には同仕様の同系車である。
神鉄線内の一般駅と国鉄各線をむすぶ貨物列車に使用されていたが、モータリゼーションの進行にともなって1963年(昭和38年)9月1日付で廃止された[1]。
国鉄直通貨物廃止後も、自社線内の貨物列車は湊川 - 有馬温泉間の鮮魚輸送列車のみ運行され、当形式は鮮魚輸送専用として使用されたが、これも自動車輸送の発達にともなって廃止された[2]。
| 車番 |
竣工 |
改造後の車番 |
| ワム621 |
1947年12月10日 |
トム621 |
| ワム622 |
1947年12月10日 |
トム622 |