神鏡
神道における鏡
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意義
神鏡の歴史
神鏡の発祥は中国に遡ると言われる。中国では日本以上に多数の古代神鏡が出土されており、日本で一番古いと言われる「青龍三年銘方格規矩四神鏡」が西暦235年とされるものであるのに比して、中国で最古とされる神鏡は「葉脈文鏡」であり、紀元前1600年~770年と日本と桁違いに古い。また、『魏志倭人伝』によると邪馬台国の女王・卑弥呼が魏に遣いを送り、魏から銅鏡百枚を下賜されたとあることからも、日本の神鏡文化は中国からの文化輸入であると考えられる。
なお、朝鮮においても神鏡は多数出土される。
兵庫県井石神社の神鏡は、新羅から帰化した天日槍が伝来したと伝える。一方、宮内省は、1895年(明治28年)以降創立の官国幣社に対し、御霊代は神鏡とする旨の通達をした[1]。
神鏡の種類
- 葉脈文鏡
- 中国王朝の内、殷(いん)・周代のものであり、紀元前1600年~紀元前770年と世界最古の神鏡である。現在でも21面しか発見されておらず、銅鏡は簡素なものであるが、日本の土器によくある葉脈文や平行線文などの幾何学文様が見られる。
- 素面鏡
- 春秋戦国時代の、紀元前770年~紀元前220年の神鏡。外見は名前の通り素朴で平板なものであるが、薄くて軽い為に技術の向上が見られる。
- 青龍三年銘方格規矩四神鏡
- 日本最古の神鏡。この神鏡の銘にある「青龍3年」が、中国の魏の年号で西暦235年に当たり、『魏志倭人伝』で邪馬台国の女王・卑弥呼が魏に遣いを送ったのが景初3年(239年)のことであり、帰国したのが正始元年(240年)であるので、その中にこの鏡が含まれていた可能性が指摘されている。
- 漢龍虎鏡
- 3世紀後漢晩期の神鏡。中央に龍と虎の文様が睨み合っている為にこう呼ばれる。
- 三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじゅうきょう/さんかくぶちしんじゅうきょう)
- 青銅で出来、断面が突出して三角形を成しており、且つ神獣の文様が刻まれている為にこう呼ばれる。日本でのみ出土されるが、神獣鏡は中国や朝鮮でも多数出土されており、三角縁である点が日本固有の特徴である。
- 日本で作られたものなのか、中国で作られたものなのか判然としておらず、卑弥呼が魏の皇帝から下賜された銅鏡百枚の内に含まれるのではないかと言われているが、邪馬台国の時代の3世紀の遺跡・墓からは全く出土しないで、4世紀の古墳時代の遺跡のみから出土されている。
