福永壮志
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学生時代、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』に強い衝撃を受け、映画にのめり込むようになる[2]。
高校三年生の終わり頃に海外留学を目標に定める。北海道伊達緑丘高等学校卒業後[3]、英語の勉強がとても苦手だったため秋田県雄和町(現・秋田市)が誘致していたミネソタ州立大学秋田校(2003年閉校)で約1年間英語を学ぶ。その後、当時のミネソタ州立大学秋田校に存在していた提携校への留学編入制度を利用しミネソタ州の大学に2年間在籍。映画を学ぶためにニューヨークへ移り、2007年にニューヨーク市立大学ブルックリン校の映画学部を卒業[4][2]。
2015年、長編映画デビュー作『リベリアの白い血』(原題:Out of My Hand)が第65回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品[5]、ロサンゼルス映画祭で最高賞にあたるU.S. Best Fiction Award[6]、サンディエゴ・アジアン映画祭で新人監督賞を受賞。
2016年、『リベリアの白い血』がインディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞にノミネート。映画監督のエイヴァ・デュヴァーネイの配給会社ARRAYによりアメリカで上映、配信される[7]。翌年夏に日本で劇場公開[8]。
カンヌ国際映画祭が新人監督を対象にしたプログラム「シネフォンダシオン・レジデンス」[9]に参加。パリに滞在して長編二作目の脚本執筆に取り組む。
2020年、下倉幹人を起用した長編映画二作目の『アイヌモシㇼ』が、トライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門で審査員特別賞、メキシコのグアナファト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。
2022年、山田杏奈、森山未來を起用した長編映画三作目の『山女』が東京国際映画祭のメイン・コンペティション部門に正式出品。カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭や香港国際映画祭等で上映後、2023年に劇場公開。TAMA映画賞で最優秀新進監督賞を受賞。
2024年、初のドキュメンタリー映画『アイヌプリ』が釜山国際映画祭に正式出品。同年冬に日本で劇場公開。
ハリウッド製作のドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』シーズン1の第7話、『TOKYO VICE』シーズン2の第5話、第6話の監督を務める。
『SHOGUN 将軍』は第76回エミー賞で、非英語ドラマとして初となる作品賞受賞をはじめ史上最多18部門で受賞し、第82回ゴールデングローブ賞で作品賞を含む4部門で受賞した。
2025年、アンソニー・マッキーとジェイミー・ドーナン主演で、2026年公開予定のApple TVドラマ『12 12 12』[10]の第5話と第6話を監督する。『SHOGUN 将軍』シーズン2での続投が発表される[11]。
主な監督作品
映画
- 『リベリアの白い血』(2015年)[13]
- 『アイヌモシㇼ』(2020年)[14]
- 『シルマシ』(短編)(MIRRORLIAR FILMS Season4)(2022年)[15][16]
- 『山女』(2023年)[17]
- 『Tale of Cows』(短編)(2024年)
- 『アイヌプリ』(ドキュメンタリー)(2024年)[18]
テレビドラマ
- 『TOKYO VICE』(2024年) シーズン2 第5話「百鬼夜行」、第6話「寸進尺退」
- 『SHOGUN 将軍』(2024年) シーズン1 第7話「線香一本の時」