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窒化アルミニウム

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窒化アルミニウム(ちっかアルミニウム, aluminum nitride, AlN)は、アルミニウムの窒化物であり、無色透明のセラミックスである。アルミナイトライドともいう。

概要 物質名, 識別情報 ...
窒化アルミニウム[1]
Aluminum Nitride powder
Aluminum Nitride powder
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.041.931 ウィキデータを編集
性質
AlN
モル質量 40.989 g/mol[2]
外観 白色から淡黄色の固体
密度 3.255 g/cm3[2]
融点 2,500 °C (4,530 °F; 2,770 K)[3]
加水分解 (粉末), 溶けない (単結晶)
溶解度 不溶性、塩基および酸の水溶液中で加水分解[4]
バンドギャップ 6.015 eV[5][6] (300 K, direct)
電子移動度 ~300 cm2/(V·s)
熱伝導率 321 W/(m·K)[7]
屈折率 (nD) 2.048[8](300 k, λ = 633 nm)
構造
ウルツ鉱
C6v4-P63mc
四面体
熱化学[9]
標準定圧モル比熱, Cp⦵ 30.1 J/(mol·K)
標準モルエントロピー S⦵ 20.2 J/(mol·K)
標準生成熱 (ΔfH⦵298)
−318.0 kJ/mol
−287.0 kJ/mol
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)経口・吸飲による有害性水生環境への有害性
Warning
H315, H319, H335, H373, H411
P260, P261, P264, P271, P280, P301+P330+P331, P302+P352, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P310, P312, P321, P332+P313, P337+P313, P362, P363, P403+P233, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 1: Exposure would cause irritation but only minor residual injury. E.g. turpentineFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
1
0
0
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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物理的性質

結晶構造はウルツ鉱構造(六方晶系)と閃亜鉛鉱構造(立方晶系)の2種類を取りうるが、前者がエネルギー的に安定である。ウルツ鉱構造の格子定数は、a軸が約 3.11 Å、c軸が約 4.98 Å である。

バンドギャップは約 6.3 eV と非常に大きく、絶縁体である。そのため窒化ガリウムを発光デバイスとして用いる際の障壁層として用いられる。

化学的性質

化学的には非常に安定した物質であり、一般的な酸(塩酸、硫酸、硝酸など)や塩基には溶けない。しかし、粉末状態の窒化アルミニウムは空気中の水と容易に反応して、

という反応を起こす。従って粉末は乾燥空気または高純度窒素ガス中で保管する必要がある。

アルミニウムは地金を新造する際に「電気の缶詰」といわれるほど多量の電気を消費するが、再生する場合には新造時の約 3% のエネルギーしか要さないためリサイクルの優等生と言われる。しかし、実際には融解時に空気中の窒素と反応して窒化アルミニウムとして一部が失われる。

この窒化物は融解時にるつぼの表面に浮かぶのでスカムとして捨てられるが、上記のように空気中の水分と徐々に反応してアンモニアを生じ、結晶性物質が残る。

用途

セラミックの中では熱伝導率が高く電気絶縁性が高いため、ヒートシンク部材として使われる。圧電素子やSAWフィルタや深紫外発光ダイオードの材料としても有望で開発が進められる[10][11]。

出典

関連項目

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