聖アグネス (リベーラ)
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| ドイツ語: St. Agnes 英語: Saint Agnes | |
| 作者 | ホセ・デ・リベーラ |
|---|---|
| 製作年 | 1641年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 203.5 cm × 154 cm (80.1 in × 61 in) |
| 所蔵 | アルテ・マイスター絵画館、ドレスデン |
『聖アグネス』(せいアグネス、独: St. Agnes、英: Saint Agnes)は、スペイン・バロック期の巨匠ホセ・デ・リベーラが1635–1640年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。画面下部右側に「Jusepe de Ribera español .F. 1641 (スペイン人フセぺ・デ・リベーラ 1641年制作)」という画家の署名と制作年が記されている[1]。作品は1752年に購入されて以来[1]、ドレスデンのアルテ・マイスター絵画館に所蔵されている[1][2]。
画面に描かれている聖アグネスは敬虔なキリスト教徒で、処女でいることを誓っていた。彼女は13歳の時に結婚することになったものの、断固拒否したため[1]、全裸で売春宿に送られる。しかし、彼女の髪が瞬く間に伸びて身体を覆い、さらに天使が現れて白い衣を与えた[1][3]。アグネスを襲おうとした男も、突然の死を遂げる。その後、火刑に処された際にも火が彼女を避ける奇跡が起きたが、最後は斬首されて[1] (または喉を裂かれて[3]) 殉教した。「アグネス」という名前がラテン語の「子羊」という語と韻が近いことから、彼女のアトリビュート (人物を特定する事物) は子羊となっている[3]。
リベーラは宗教的情熱を強烈な明暗のコントラストで表したが、本作は穏やかな表現となっている[2]。聖アグネスの愛らしく個性的な顔から、モデルは画家の娘ではないかという推測もなされている。ドイツの美術史家アウグスト・L・マイヤーは、この作品にリベーラ中期の明暗表現の絶頂を認めた[2]。